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境界の「間」を見つめる2冊の作品集

  • 2026.5.26

Ayaka Endo

境界の「間」を見つめる2冊の作品集

Ayaka Endo
Top Photo:「Pneuma」

写真家 遠藤文香による作品集「Pneuma」と「Ayaka Endo: Kanoko」の2冊が発売。あわせて、「Pneuma」の刊行を記念する展覧会がNONLECTURE books/artsにて5月29日(金)まで、「Ayaka Endo: Kanoko」の刊行を記念する展覧会がPOETIC SCAPEにて6月28日(日)まで開催されている。

「Pneuma」
「Pneuma」

1994年に生まれ、現在はロンドンを拠点にアート、ファッション、商業写真など分野を横断して活躍する写真家 遠藤文香。

東京藝術大学・大学院にて学んだのち、主に動物や自然を対象に、それらと人間との間に古くから培われてきた感覚や秩序に関心を寄せて制作を行っている。

「Pneuma」
「Pneuma」

「Pneuma」で写されたのは、手綱も蹄鉄も持たず、自由を与えられた本来の姿で生きる馬たち。
タイトルは古代ギリシャ語で「気息」や「霊魂」を意味する。
岩手県・遠野を舞台に、遠藤は言語化される以前の原始的な感覚を頼りにしながら、自らの身体を世界へと拡張させるようにシャッターを切った。

悠久の時が積み重なった風景と、「今、この一瞬」が激しく交差する瞬間。
実体と幻想、可視と不可視の「間」に存在する生命の震えが、写真家独自の色彩感覚と構図で描き出される。

「Pneuma」
「Pneuma」

「Ayaka Endo: Kanoko」は、日本の小説と写真を1冊の本の中で拮抗させてきたシリーズの第6作。
人間関係の機微や食を通じた愛情を描いた岡本かの子の著書「鮨」に、遠藤の写真を加え、編集・造本された。

常に流動的な作品群は、自然と人為、触れることと介入すること、その境界を揺らしながら気配を残していく。

「Ayaka Endo: Kanoko」

カテゴリーの狭間で捉えられた一瞬。
世界の神秘を眼差し続ける写真家の、それぞれの表現の形を確かめて。



NONLECTURE BOOKS/ARTS
03-6455-1377



【Ayaka Endo “Pneuma”】
DATE:5月29日(金)まで開催中
TIME:11:00am~9:00pm
PLACE:NONLECTURE books/arts
ADDRESS:東京都渋谷区宇田川町16-9 渋谷ゼロゲートビル 地下1階
ADMISSION FREE
WEBSITE:x.gd/RpoNF

【“Pneuma” by Ayaka Endo】
PRICE:¥5,500
AVAILABLE TO BUY FROM:roshinbooks.com/pneuma.html

【Ayaka Endo “Kanoko”】
DATE:6月28日(日)まで開催中
※月曜、火曜、祝日定休
TIME:1:00pm~6:00pm
PLACE:POETIC SCAPE
ADDRESS:目黒区中目黒4-4-10 1階
ADMISSION FREE
WEBSITE:poetic-scape.com/exhibition/1098/

【“Ayaka Endo: Kanoko” by Ayaka Endo】
PRICE:¥7,920

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