1. トップ
  2. ファッション
  3. 伝統の技をまとう大人の浴衣|朝香沙都子さん・安達絵里子さん・池田由紀子さん・山崎陽子さんの装い

伝統の技をまとう大人の浴衣|朝香沙都子さん・安達絵里子さん・池田由紀子さん・山崎陽子さんの装い

  • 2026.5.24
Hearst Owned

日本の夏の風物詩と言えば浴衣。生地の素材や染織技法によって、TPOに合わせた着こなしを楽しむことができます。朝香沙都子さん・安達絵里子さん・池田由紀子さん・山崎陽子さんの浴衣の着こなしを、一部の染織技法とともにまとめてご紹介します。

朝香沙都子さん

着物としても重宝する“雪花絞り”と浴衣の王道“長板中形”

写真提供=朝香沙都子
写真提供=朝香沙都子

部屋着や、旅先での寛ぎ着として季節を問わず浴衣を着用されるという着物コラムニストの朝香さん。板締め絞りの一種である雪花(せっか)絞り、そして、江戸時代から続く伝統的な技法である長板中形の白と紺のコントラストが美しい浴衣のコーディネートを披露くださいました。

安達絵里子さん

お気に入りの籠染めと両面染の男ものの浴衣

写真提供=安達絵里子
写真提供=安達絵里子

「基本的に浴衣は家庭着」と語る着物エディターの安達さん。いちばん重宝していたのは、有松絞りのものだったそう。ほかに、上の写真でお召しの長板中形や絹紅梅、籠染め、男ものの両面染の反物などお気に入りの浴衣について語ります。後に大学生となった息子さんが反物を仕立て、ついに浴衣デビューを果たします!

池田由紀子さん

夏は涼しく!味わいのある縞と山道模様の浴衣

写真提供=時代布と時代衣裳池田
写真提供=時代布と時代衣裳池田

アンティーク着物店主、また、着物デザイナーでもある池田さんのモットーは「肌温度で着るものを決める」こと。浴衣は「盛夏の普段着」としながらも、状況に応じ柔軟な着こなしを提案。涼やかさを感じる縞模様の縫い締め絞りや、爽快さを感じるお気に入りの山道模様を杢目(もくめ)絞りで表した浴衣でご登場くださいました。

山崎陽子さん

着物デビューのきっかけとなった浴衣

写真提供=山崎陽子

仕事関係で浴衣を着て興味を抱き、着物デビューに至ったと話すのは、着物著述家の山崎陽子さん。写真は、自身のインスタグラムで特に反響の大きかった有松絞の浴衣スタイル。自分らしさを大切にした着物のおしゃれを楽しむ山崎さんにお話を伺います。

浴衣の染織技法

今回ご登場いただいた皆様の浴衣にも使われている、伝統の染織技法をご紹介します。

長板中形と東京・本染ゆかた、東京本染注染、草加本染ゆかた

「野口染物店」制作の長板中形の浴衣着尺。2点共/竺仙 撮影=中村 淳
草加本染ゆかた。奥は注染で染めた浴衣。手前は長板中形の綿絽の浴衣。 撮影=長谷川 桂

デジタル連載「日本全国 染織レッドリストを追う」より、東京と埼玉で現在も作られている浴衣を紹介します。伝統技法には、江戸時代から続く両面糊置きの藍染“長板中形”や、明治時代に考案された“注染”があります。東京・本染ゆかたは、2023年“東京本染注染”の名称で、経済産業大臣が指定する伝統的工芸品に指定されています。また、埼玉県草加市周辺で染められている「草加本染ゆかた」は、県の伝統的手工芸品に指定されているものです。

◯着物にまつわるお便りを毎月お届け。

元記事で読む
の記事をもっとみる