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このままじゃ熟年離婚まっしぐら?! 子育て中の共働き夫婦が【老後】について話し合った結果

  • 2026.5.25

共働きで子育てをしていると、毎日はまるで戦場のように慌ただしく過ぎていきます。気づけば夫婦の会話が減り、すれ違いばかりになっているという方もいるのではないでしょうか。今回は、筆者の友人の体験談をお届けします。

画像: このままじゃ熟年離婚まっしぐら?! 子育て中の共働き夫婦が【老後】について話し合った結果

すれ違う日常の中で

我が家はフルタイム共働き。
仕事と家事に追われ、朝から晩まで息つく間もなく一日が終わっていきます。

疲れ切った夜に交わす夫婦の会話は、

「なんで今それやるの?」
「こっちだって疲れてるんだよ!」

そんな棘のあるものばかり。

山積みの家事と思い通りにいかない育児に、いつも険悪な空気が流れていました。
気づけば、相手のいいところよりも“できていないこと”ばかり目につくようになっていたのです。

このまま子どもが自立したら、私たちには何が残るのだろう?
他人事だと思っていた「熟年離婚」という言葉が、急に自分の未来に重なった気がしました。

夫の意外な本音

ある夜、重い沈黙の中で、私は半ば投げやりに問いかけました。

「ねぇ、老後ってどうするつもり?」

常に効率と刺激を求める仕事人間の夫のことです。
きっと「便利なタワマンに住んで、ジムに通ったり遊び歩いたりしたい」と、都会的でアクティブな未来を語るのだろうと思っていました。

しかし、夫から返ってきたのは意外な答えでした。

「……俺は、静かな場所で、ただ美味いコーヒーを毎日飲めたら幸せだな」

思いがけない一致

思わず言葉を失いました。
それは、私自身が心に描いていた「老後の夢」そのものだったからです。

いつかは都会の喧騒を離れ、自然の中で時計を気にせず暮らしたい。
季節のうつろいを感じながら、のんびりしたい。

これまで、仕事や家族のために、効率や便利さを最優先して走ってきたけれど、私たちが本当に求めていた安らぎは、驚くほど似通っていたようです。

「……なんだ、同じこと考えてたんだ」
思わず苦笑しながら言うと、夫も表情を緩ませました。

その日を楽しみに

今も相変わらず毎日は慌ただしく、夫との衝突が消えたわけではありません。

けれど、あの日以来「同じ場所を目指している」という安心感が生まれました。
そう思えるだけで、今の忙しさも少しだけ意味のあるものに感じられます。

いつか子どもが巣立ち、「パパとママ」という役割を手放して、ただの夫婦に戻る日。
そのとき、隣にいるのがこの人でもいいかもしれない……そう思えたことが、何よりの変化でした。

私たちは敵同士ではなく、同じゴールを目指す「同志」。
それだけで、明日もなんとかやっていけそうだと思えた出来事でした。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2026年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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