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友人「結婚するから受付お願い」私の式は理由も言わず欠席したくせに→数年後の依頼に静かに断った朝

  • 2026.5.26

大学のゼミ仲間が断った招待状

結婚式の招待状を出してしばらくした頃、大学のゼミで一緒だった友人から返事が届いた。年に数回は会って近況を話す仲だった。返事を開いて、思わず二度読みした。

欠席、という文字があった。

その後、連絡アプリでメッセージが届いた。

「本当は行きたかったんだけど」

「ごめんね」

理由は書いていなかった。聞くのも野暮かと思い、こちらから尋ねることはしなかった。でも少し引っかかった。なぜか、よりも、なぜ言ってくれないのか、という気持ちだった。

式が終わってからも友人との縁が切れたわけではなく、年に数回の食事は続いた。お祝いの品も後日送ってくれたし、いやな言い方をされたわけでも全くない。そのことがかえって、モヤモヤに輪郭を与えにくくしていた。

ただ、食事のたびにどこかでふと思い出した。あの欠席の理由を聞けなかったこと、そして聞こうとしなかった自分のこと。どちらも消えきれずに残っていた。

数年後に届いた「受付もお願いしたい」

結婚から数年が経った秋、友人から連絡があった。自分も結婚することになったという報告だった。素直にうれしかった。おめでとう、と返信した。

すぐに続けて、式への出席をお願いしたいというメッセージが届いた。さらに少し間を置いて、もう一通届いた。

「結婚するから受付お願い」

文面はそれだけではなく、丁寧な前置きもあった。強要するような言い方でも、当然のような書き方でもなかった。

それでも、私の中で何かが静止した。

(私のときは来てくれなかったのに)

理由を言わずに断ったのと、理由なく人に頼むのは、同じ距離感の話なのだろうか。そうは思えなかった。

不公平、という言葉は少し強い気がした。でも釣り合いが取れない、という感覚は正直にあった。お祝いしたいという気持ちは本物で、それと式への出席は切り分けて考えてもいいと思った。

お祝いの気持ちは本物だった

少し時間を置いて、返事を書いた。当日は別の予定が入っているので出席が難しい、ただお祝いの気持ちは変わらないから、落ち着いた頃に改めて会わせてほしい。そう伝えた。

友人からは「わかった、またね」と短い返信が来た。責めるでも残念がるでもない、いつもの口調だった。

翌日の朝、コーヒーを淹れながらその返信を何度か読み返した。悪い人では全くない。それは知っている。ただ、受付を頼む前に少しだけ考えてほしかった、という気持ちだけが静かに残った。

これが何かの答えになるわけではないけれど、自分の気持ちに正直でいられた、とは思っている。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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