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「最高級黒毛和牛はレアよ!」妊娠中の私に生焼けステーキを出す義母。焼き直しをお願いしたら態度が一変…夫の対応は?

  • 2026.5.23

第一子を妊娠中で、食事の成分や衛生面に人一倍気を遣っていた頃のことです。義実家での夕食会に招待されたのですが、そこで出された「あるご馳走」を巡って、ヒヤリとするトラブルを経験しました。

火の通っていないステーキ……

義実家に到着すると、義母が「妊娠のお祝いよ!」と、奮発して最高級の黒毛和牛を用意して待っていてくれました。出てきたのは、見るからに質の良さそうな厚切りのステーキ。お祝いの気持ちはとても嬉しかったのですが、切り分けられたお肉を見て、私は少し戸惑ってしまいました。

「黒毛和牛みたいな良いお肉は、レアが一番美味しいのよ。さあ、冷めないうちにどうぞ!」

そう言って義母が出してくれたのは、中心部がまだかなり赤く、生焼けの状態のステーキだったのです。妊娠中は、食中毒やトキソプラズマ感染のリスクがあるため、お肉は中までしっかり加熱して食べる必要があります。

せっかくの好意を無下にするのは心苦しかったのですが、お腹の赤ちゃんを守るためには妥協できません。私は勇気を出して、できるだけ角が立たないように義母へ声をかけました。

やんわり断ると、義母の態度が一変!

「お義母さん、ありがとうございます。ただ、妊娠中なのでもう少しだけ中まで焼いていただけますか?」すると、さっきまで笑顔だった義母の顔色が一変。「えっ……」と顔をしかめ、不満げな口調でこう言ってきたのです。

「ちょっと焼くだけでも、せっかくの高級肉が硬くなって台無しになっちゃうわよ! せっかく美味しいお肉を奮発したのに……」

悪気はないのでしょうが、私の体のことよりも「肉の焼き加減」を優先させようとする態度に、私はどうしていいかわからなくなってしまいました。私が困り果てていると、それまで黙っていた夫がスッと立ち上がり、私のお皿を手に取りました。

「母さん、気持ちはありがたいけど、今はお腹の赤ちゃんの健康が最優先だから。俺がしっかりウェルダンに焼いてくるよ」

そう言って、夫は嫌な顔ひとつせずにキッチンへ向かい、私のお肉を中までしっかり焼き直してくれたのです。夫がハッキリと間に入ってくれたおかげで、私は無理をして生肉を食べずに済みました。その後の食卓にはどうしても少し気まずい空気が漂ってしまいましたが、お腹の赤ちゃんを守れたという安心感の方がずっと大きかったです。

その後も、夫が何かと間に入って「妊娠中の食事ルール」などの情報を義母へ伝えてくれたことで、義母は少しずつ理解してくれたようです。無事に出産した報告をした際、義母から「次は一緒に美味しいものを食べに行きましょうね」とやさしい言葉をかけてくれました。

妊娠中のデリケートな時期だからこそ、自分の意思をしっかり伝える勇気と、いざというときに味方になってくれる夫の存在のありがたさを深く実感した出来事でした。

◇ ◇ ◇

妊娠中に生肉や加熱が不十分なお肉を食べると、「トキソプラズマ」という寄生虫に感染するリスクがあります。母体が初めて感染すると、胎盤を通じてお腹の赤ちゃんにも感染する可能性があり、流産や死産、赤ちゃんの脳や視力の障害、発達遅れなど深刻な影響を引き起こす危険性があります。

トキソプラズマは十分に加熱することで死滅するため、妊娠中はお肉の種類を問わず、中心部の色が変わるまでしっかり火を通すことが重要です。レアステーキや生ハムなどの半生肉は避け、赤ちゃんと自分の体を守る食事を心がけましょう。

著者:平真矢/30代女性/4歳の娘を育てる母。趣味はドラマ鑑賞とショッピング。

イラスト:きょこ

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)

ベビーカレンダー編集部

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