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「忙しすぎて手が回らないんで手伝ってください」と頼んでくるも、自身はスマホをいじっている同僚。だが、上司にミスを追及された結果

  • 2026.5.25
「忙しすぎて手が回らないんで手伝ってください」と頼んでくるも、自身はスマホをいじっている同僚。だが、上司にミスを追及された結果

毎日のように回ってくる「お願い」

私が席を構えていたフロアには、とにかく仕事を人に押し付けてくる同僚がいました。

年齢もキャリアも私と近い、同期入社の女性です。

朝、自分のメールを開く前から、彼女は決まってこう言いに来るんです。

「忙しすぎて手が回らないんで手伝ってください」

そう前置きしながら、自分の担当だったはずの書類を私のデスクにそっと置いていく。

「ごめん、これだけお願い」が口癖でした。その流れが、もう何ヶ月も続いていたんです。

受け取ったあと、用事のついでに彼女のデスクの後ろを通ると、スマートフォンを触っていることが何度もありました。

給湯室では片手にスマホ、片手にカップ。

ランチが妙に長い日も少なくありません。本当に手が回っていないのか、誰も口には出さないけれど、フロアの全員が薄々気づいていました。

(この人、押し付けてるだけだ)

毎日のように積もるモヤモヤを抱えながら、それでも仕事は止められない。黙って引き取って、自分の手で片づける日々が続いていたんです。

上司の前で何も説明できなかった日

転機は、ある月曜の午後でした。

彼女がそのまま抱えていた案件で、取引先からのクレームが入ったんです。

直属の課長が彼女のデスクに歩み寄り、フロア全体に聞こえる声で状況説明を求めました。

普段なら、ここで「忙しくて」が出てくるはずでした。けれど、その日は違ったんです。経緯を聞かれた彼女は、自分が何を進めて何が止まっているのか、ほとんど答えられませんでした。

「で、結局どこまで動いてるの」

課長の問いに対して、彼女の声は途切れ途切れになり、最後はほとんど黙り込んでしまった。

フロアの空気が、しんと固まったのを覚えています。

結局、その案件は周りのフォローで何とか着地しました。私も、別の同僚も、自分の作業を一旦止めて駆けつけた一人です。

その一件のあと、課長は業務の振り分けを見直しました。

誰がどの案件を本当に動かしているのか、リストにして可視化したんです。彼女が誰かに「お願い」する前に、課長が一本入る運用になりました。

あれ以降、彼女が私のデスクへ書類を置きに来ることはなくなりました。

「ごめん、これだけ」と言いに来ても、私が答える前に課長の方を一瞬見るようになったんです。それだけで、職場の空気はずいぶん軽くなりました。

本来、誰かを裁けるような立場ではありません。それでも、長く積もったモヤモヤが、誰かの号令ではなく自業自得のかたちで片づいた一日。

密かに胸のつかえが取れる瞬間ではあったんです。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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