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「百人で食べたいな♪ 富士山の上でおにぎりを」という友人に対し… 文学的なオチを堪能せよ!【書評】

  • 2026.5.22

【漫画】本編を読む

『文学的なオチが癖になる 雪のヤドカリ4コマ劇場』は、漫画家・イラストレーターの雪のヤドカリさん(@yukinohotel)が描く4コマ漫画だ。

連載タイトルの「文学的なオチってどういうこと?」と思われている読者の方もいるかもしれない。なので、個人的に面白かった作品を例に「文学的」の意味合いを、私なりに定義してみる。――「何かが自分の中でハマって、知性のある笑いをもたらされた」といった感じだろう。

100人の人と富士山でおにぎりを食べたいと話す(おそらく)友人同士のふたり。

「じゃああと98人誘うから 次の日曜日富士山に登ろう!」

「人脈すご」

……というシュールな会話がなされる。

簡素かつ趣のある絵の印象のせいもあってか、ぶっとんだ会話を淡々としているこの最初の2コマもちょっと面白い。

しかし結局、「98人誘ったんだけど、97人に断られちゃった」とのこと。

98人に声を掛けたけれど(それだけでもスゴイが)、OKをもらえたのは1人だけだったらしい。これだけでは尻すぼみになる予感……なのだが、その来てくれる人というのが、なんと。

その正体を知った時、友人がまたしても「人脈すご」と淡々と返すのも面白い。

2コマ目の「人脈すご」と4コマ目の「人脈すご」、同じセリフを重ねているのも作家センスを感じて好きだ(伝われ……!!)。

その他にも「なんかこの文学的オチ、刺さる」作品があるので、あなたにも「なんかハマった知性笑い」の1作を見つけてほしい。

文=雨野裾

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