1. トップ
  2. エピソード
  3. 「自分がやる」と言った課長の仕事をなぜ私が怒られるのか→理不尽な叱責に残った葛藤

「自分がやる」と言った課長の仕事をなぜ私が怒られるのか→理不尽な叱責に残った葛藤

  • 2026.5.23

課長が「自分がやる」と言った日

チームで進めていたある業務について、担当の割り振りを話し合う場があった。

複数の案件を抱えていた時期で、誰がどれを受け持つか整理が必要だった。

そのとき、直属の課長が口を開いた。

「自分がやる」

はっきりとした口調だった。

課長が自分から申し出たのだから、あとは任せるだけだと思った。

課長は普段から忙しそうにしていたので、少し意外だった。

でも本人が言うなら任せるのが筋だと思い、その業務は課長に引き継ぐことになった。

打ち合わせの場でも特に異論は出ず、その日はそれで終わった。

その後、私はほかの案件に集中していた。

課長がどこまで進めているかは確認していなかったが、自分が担当するとはっきり言っていたから、当然こなしてくれているものだと信じていた。

途中で一度声をかけようかとも考えたが、相手は上司なのでかえって失礼かと思い直した。

ところが、締め切り近くになって問題が起きた。

なぜ私が怒られるのか

上の管理職から、その業務が一切進んでいないという指摘が入った。

誰がやるはずだったのか確認が始まり、話が私のところに来た。

「なんでやっていないんだ」

直属の課長が、私に向かって言った。

一瞬、何を言われているのか理解できなかった。

その業務は課長が「自分がやる」と言ったはずだ。

なぜ私が叱責されているのか、頭の中が真っ白になった。

課長は忘れっぽいところがある。

それはチーム全員が知っていることだった。

でも、自分で引き受けた業務をこなしていないまま、部下の私を責める展開は予想していなかった。

経緯を説明すれば分かってもらえると思ったが、その場では言い出せなかった。

反論したら話がこじれると思ったし、上の管理職も同席している場で声を上げるのは難しかった。

ただ頭を下げて、その場を収めるしかなかった。

後から課長に確認しようかとも思ったが、結局そのままにしてしまった。

叱責されたことへの怒りというより、理由も聞かれずに責任を押しつけられた感覚が、じわじわと胸の中に広がっていった。

課長は普段から物忘れが多いことをみんなが知っている。だからこそ、自分が申し出た仕事くらいは覚えていてほしかった。

自分がやると言ったのは課長だ。それだけは確かだった。でも、その事実を主張できなかった自分も含めて、もやもやとした気持ちは今もまだ消えていない。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる