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「電子マネーだよ!」怒鳴る客→見た目で判断不能なレジ事情。結局1番損しているのは客だった【作者に聞く】

  • 2026.5.19

コロナ禍を経て急速に普及したキャッシュレス決済。クレジットカード、電子マネー、スマホ決済、さらにはポイント利用……。選択肢が増えて便利になった一方で、レジの現場では未曾有の混乱が起きている。2026年5月現在、サービス業従事者から「これ、私だ」と悲痛な共感が寄せられているのが、狸谷(@akatsuki405)さんの漫画『チェッカー鳥海さん、レジまでお願いします』だ。

今回紹介するエピソード「余計な補足」では、電子マネー決済を巡るトラブルが描かれる。客が提示したカードに対し、レジの設定を切り替えたチェッカー。しかし、客は電子マネーと言いながらクレジットカードの挿入口にカードを突っ込もうとし、さらには「一括で」「ポイント使って」と、次々に矛盾する決済方法を口にする。一体どれで払いたいのか――混乱を極めるレジ。現場では今、こうした「決済方法の混同」によるトラブルが多発している。

「見てわからないの!?」と怒鳴る客

画像提供:狸谷(@akatsuki405)
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「お支払い方法は?」という店員の問いかけに対し、「見てわかんない? 電子マネーだよ!」と怒鳴る客。しかし、狸谷さんは「電子マネーといっても、会社によってレジの操作方法が違う」と、現場の苦労を明かす。最近では1枚のカードにクレジット、電子マネー、ポイント機能が凝縮されているものも多く、店員が外見だけで判断するのは不可能なのだ。

客側からすれば「全部同じカードのこと」という認識かもしれないが、レジ側ではそれぞれ異なるボタン操作が必要になる。さらに、最近では「かざすだけ」のクレジット決済も普及しており、操作の複雑化に拍車をかけている。店員の話を聞かずに自分のルールで押し通そうとする姿勢が、結果として「一番急いでいるはずの客」の時間を奪うという皮肉な結果を招いている。

「現金一択のときは楽だった……」

読者からは「いろいろありすぎて自分も混乱する」「店員さんの話を聞いてほしい」といった声が続々と届いている。狸谷さんは、複雑化する決済事情について「悪気はないのだろうけれど、たまにこのようなことが起きる」と冷静に分析する。しかし、確認のたびに決済方法を変えてくる客の対応に、スタッフが疲弊しているのは事実だ。

スマートに会計を済ませるコツは、非常にシンプルだ。「電子マネーのiDで」「クレジットのタッチ決済で」と具体的に伝え、わからないときは素直に店員の指示に従うこと。狸谷さんの描く『チェッカー鳥海さん、レジまでお願いします』は、便利さの裏側で懸命に働くチェッカーたちの叫びを代弁するとともに、私たち利用者のマナーを鋭く問い直している。

■取材協力:狸谷(@akatsuki405)

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