1. トップ
  2. おでかけ
  3. 大人気! 大阪・石切神社の参道で愛される“緑のうどん” 創業75年の老舗には文化庁が推進する「食の文化財」100年フードも!

大人気! 大阪・石切神社の参道で愛される“緑のうどん” 創業75年の老舗には文化庁が推進する「食の文化財」100年フードも!

  • 2026.5.18

街のおいしい店に潜入し、店主の人柄からにじみ出る人気の秘密を発見するシリーズ「実録!人情食堂」。今回は、東大阪市の“いしきりさん”のお膝元にある、ちょっと珍しいうどんが名物の老舗を取材しました。

©ABCテレビ
©ABCテレビ

近鉄けいはんな線・新石切駅から歩いてすぐ。病気平癒のご利益で知られ、“いしきりさん”として親しまれる石切劒箭神社の参道商店街にある「大和屋」は創業75年。120席を誇る広い店内には中庭もあり、参拝に訪れる多くの人が足を運ぶ人気のお店です。

©ABCテレビ

名物メニューは「よもぎうどん」。よもぎを練り込んだ緑色の麺に、かまぼこや油揚げ、わかめ、山菜、そして大きなよもぎの天ぷらをのせた一品です。冷たいざるうどん「よもぎざる」もあり、ほのかに広がるよもぎの香りが人気です。

©ABCテレビ

3代目店主の中澄史雄さん(51)によれば、よもぎうどんが生まれたのは40年ほど前。もともとは甘味のよもぎ団子を売っていましたが、石切神社の参拝客には病を患った人や健康に気を使う人も多く、「甘いものが食べられない」という声も。そこで、よもぎを練り込んだうどんを考案したのが始まりだそう。

©ABCテレビ
©ABCテレビ

よもぎうどんに並ぶもうひとつの名物が「石切のおでん」。こちらは文化庁が推進する「食の文化財」100年フードにも認定されているメニューで、関東風の味付けが特徴。一番人気の具はホクホクでやわらかい“じゃがいも”です。

©ABCテレビ

【動画】じゃがいもは北海道・富良野産。今では「大和屋」のおでんに欠かせないこだわりの食材との出会いは、ある「間違い」がきっかけだった!?

©ABCテレビ
©ABCテレビ

しかし、断トツの人気メニューはやはりよもぎうどん。お客さんの9割が注文するお店の看板です。しかし、当初は「うどんって白じゃないの?」と抵抗を示すお客さんがほとんどだったとか。そこで、参拝客に試食してもらうなど地道な努力を続けるうち、よもぎうどんのおいしさが少しずつ浸透していったといいます。

「大和屋」の開店は午前9時。中澄さんは30分前に出勤して仕込みを始めます。まずは、うどんとおでんのベースとなるだしを取り、おでんの大根の下ごしらえへ。大根は一度に10〜12本、100切れほどを炊きますが、お客さんの多い週末には、これが一日でなくなってしまいます。

©ABCテレビ
©ABCテレビ

お店がオープンすると大忙しになる厨房は、中澄さんの母・かほるさん(74)ら家族総出で支えます。店頭でよもぎの天ぷらを揚げているのは伯母の筒井悦子さん(77)。高校生のころから店を手伝っているそうで、天ぷらを揚げる手さばきは熟練の技。1日になんと200枚も揚げるそうです。

©ABCテレビ

厨房では中澄さんの長男で4代目の雄斗さん(24)がよもぎうどんを茹でる作業に取りかかっていました。大鍋で一度に茹でるのはなんと27人前。一度茹でてから冷やしておき、すぐに使えるようにしているとか。よもぎうどんの注文は、週末なら200〜300人前になることもあり、準備していないと追いつきません。

©ABCテレビ

午前11時になると、お昼を食べにやってくるお客さんが続々と。いしきりさんへの参拝の帰りに、よもぎうどんとおでんを食べるのが「毎年の恒例行事」という女性や、よもぎは苦手だけど、よもぎうどんだけは「食べられる」という女の子など、店内にはおいしい笑顔があふれます。

「お客さまに『ここに来たら必ず開いている』と安心してもらえるようなお店づくりができたら」と中澄さん。「売れるのが当たり前と思わず、コツコツとがんばってほしい」と息子の雄斗さんにお店の未来を託します。

©ABCテレビ

名物のよもぎうどんでお客さんを笑顔にする「大和屋」。店主家族の愛情がいっぱいの、とっても素敵な人情食堂でした。

「実録!人情食堂」は、4月13日(月)放送の『newsおかえり』(ABCテレビ 毎週月曜〜金曜午後3:40〜)で紹介しました。

『newsおかえり』YouTubeチャンネルで配信中

元記事で読む
の記事をもっとみる