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「自分に何かあった時に猫がどうなるか心配」恋愛感情一切なしで猫のために結婚【著者インタビュー】

  • 2026.5.10

【漫画】本編を読む

2匹の猫と暮らす40歳独身の安達珠子。ある日インフルエンザで倒れたことをきっかけに「自分にもしものことがあったら飼い猫たちはどうなるのか?」という不安に駆られ、婚活を決意する。しかし性欲がなく、子どもも欲しくない珠子を理解してくれる人はなかなか現れない。そんな中、保護猫施設のボランティアを一緒にしている男性・篠田雅が同じことを考えていることを知り、勢いでプロポーズしてしまう珠子。意外なことに雅からの返事はOK。猫好き同士の交際0日婚が始まるが……。

自身も猫を飼っているマンガ家・たけみゆき氏が友人から聞いた話を基に描いたという『ねこ婚 猫のための交際ゼロ日婚』(KADOKAWA)。猫マンガとしての魅力がたっぷりなのはもちろん、「猫のため」という利害から始まる恋愛抜きの結婚生活を描くことで、これまでの家族の形にしばられず、誰かと一緒に生きることの魅力を描いた作品だ。

たけさんにマンガのことから結婚生活を維持する秘訣、猫を飼う覚悟など、さまざまなお話を伺った。

――本作の猫のために交際0日婚する、というストーリーは友人の実体験からきていると伺いました。

たけみゆきさん(以下、たけ):そうなんです。初めにその話を聞いた時は「そんな出会い方というか、結婚の仕方があるんだ!」と、びっくりしました。相手の方も猫を飼っていて「将来心配だね〜」と話していて……すごくタイミングが良かったというか。「出会いって、本当に予期せぬところにあるものなんだな」と思いました。

――本作の二人は交際0日婚をするわけですが、交際0日婚についてはどんなイメージがありましたか?

たけ:実は、私の別の友人のご両親も交際0日婚をされているんです。高校生の時にその話を聞いて「すごいなぁ」と驚いた記憶があります。世間的には「相手のこともよく知らないで結婚して、すぐ別れるんじゃないの?」という意見もあると思うのですが、私も割とスピード結婚をしていまして。私の場合、交際から2ヶ月ほどで結婚を決めました。作中で珠子と雅が借金や宗教について話し合うシーンがあるのですが、そこはまさに実体験なんですよ。

結婚しようと決めてから、「後々不都合があるといけないから、今のうちに話しておこう」と思って。「子どもは何人欲しいか」「授からなかったら不妊治療はしたいか」「これまでの学歴」「歴代の彼氏・彼女」などについて、すべてさらけ出してすり合わせました。

――交際2ヶ月で結婚を決めた決め手はなんだったんですか?

たけ:勢いですね(笑)。結婚を決めてから実際に入籍するまでは10ヶ月くらいあったんですが、その期間にめちゃくちゃ喧嘩しました。ただ、その喧嘩のおかげですり合わせられた価値観や暮らし方もありましたね。のろけになってしまうのですが、私の夫は基本的には真面目に働くし、家事もしっかりしてくれる人なんですよ。なので、最終的には「こんなに素敵な人がまだ独身でいてくれて良かったな」と噛み締めながら、結婚に至りました。

取材・文=原智香

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