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ゴールドマン・サックス“元投資系トップ”(43歳)が激白…ネットで情報収集する時の【大きな落し穴】とは

  • 2026.6.2
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(C)限界突破ライフハック

ポッドキャスト番組『限界突破ライフハック』は、毎朝3時45分起き・元ゴールドマン・サックス証券の投資部門の日本共同統括で実業家の田中渓さん(43歳)と、アル株式会社代表取締役の実業家で、ガジェット使い倒し系のけんすうさん(44歳)がMCを務める、日常生活の“ハック”を語る番組。真似するためのライフハックではなく、「なぜそこまでやるのか」という思考の過程をなぞることで、日々の生活に活かせるヒントを届けます。

2026年3月1日の配信回のテーマは「情報収集」。金融業界の投資家として活躍してきた田中さんと、IT起業家として最先端の情報を扱うけんすうさん。情報感度の高い2人は、ただ「正しい情報」を集めるだけでなく、「自分の視野の偏り」を意識的に壊そうとするタイプです。いったい、どんな方法で視野が偏るのを防いでいるのでしょうか?

視野を狭めないために…“フィルターバブル”を壊すための雑食読み

便利なネット時代。気になる情報をサッと検索できる一方で、大きな落とし穴があります。それが「フィルターバブル」と呼ばれる現象です。

簡単に言うと、ネット上では自分の興味に合った情報ばかりが集まってくる仕組みになっているため、同じような考え方ばかりに触れてしまう…ということ。気づかないうちに、視野がどんどん狭くなってしまうのですね。

そんなフィルターバブル対策として、田中さんとけんすうさんが実践しているのが「紙の雑誌を買って“雑食読み”する」こと。少し意外な方法ですが、これがなかなか効くのだそう。

雑誌は、編集者が「読者にこういう情報を届けたい」と考えて、いろいろなジャンル・内容の記事をランダムに詰め込んでくれています。だから、自分では絶対に検索しないような話題にも自然と触れることができるのです。

「ネットを通じて自分から取りに行く情報」だけだと、どうしても偏ってしまう…。だからこそ、誰かが用意してくれた“雑食メニュー”を浴びる時間が大切、というわけですね。

イスラエル問題で気づいた“情報の偏り”…あえて「逆側」のnoteを購読する

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Google Geminiにて作成(イメージ)

フィルターバブルの怖さを、けんすうさんが実感した出来事があるそうです。それが、イスラエル・パレスチナ問題のニュースを追っていた時のこと。

日本語で発信される情報を見ていると、自然と「イスラエル側はひどい」という見方になりがちだと、けんすうさん。でも、それは日本のメディアの伝え方によって作られた、ひとつの視点に過ぎないのですね。

そこでけんすうさんが実践したのが、ちょっと驚きの行動。なんと、「パレスチナは最低だ」と強くイスラエル側に立った視点で書かれている記事を選んで購読したのだそう!

普段の自分なら絶対に手に取らないような、逆側の視点に立った情報。これを意識的に取り入れることで、「自分がいかに偏った情報だけを見ていたか」に気づけたといいます。「西側の見方ではない見方を取り入れないと、すごく偏るなと思いました」とけんすうさん。

確かに、人間は無意識のうちに「自分は中立な意見を持っている」「自分はフラットだ」と思い込んでしまうものです。実はそうではないのかもしれない…ということに、情報収集を通じて自分で気づくことが大切なのですね。

「独裁者の気持ちが分かるようになった」けんすうが語る、視点転換の面白さ

視点を変えるための情報収集について、けんすうさんがもう1つ熱く語っていたのが、最近読んだ『独裁者の倒し方』という本の話。

独裁者と聞くと、「なんでこんなひどいことをするんだろう?最低だな」と思ってしまいがちですよね。けれどけんすうさんは、この本を読んで「独裁者側の気持ちがめちゃくちゃ分かるようになった」というのです!

この本は、世界中の2,300人もの独裁者を研究した一冊。読んでみて気づいたのは、独裁者の挙動が「彼らの立場で考えると、極めて合理的な生存戦略になっている」ということでした。

ちょっとでも油断したら殺されてしまう、家族まで消されてしまうかもしれない…。そんな恐怖の中にいると、ほとんどの人が「ああいう挙動」になってしまうのだそう。「2,300人のうち1,600人くらいはこの傾向が出る」というデータに、けんすうさんも考えるところがあったようです。

「最低だな」「普通じゃない!」で終わらせず、相手の立場に立って考えてみる。そうすると、世界の見え方がまったく違ってくる…。視点を変えることの面白さが、ぎゅっと詰まったエピソードです。

トロッコ問題に「どうでもいい」と答えるサイコパス…究極の“異質な視点”

「独裁者の延長じゃないですけど」と田中さんが紹介したのが、今読んでいるというサイコパスについての本。

サイコパスというと「映画に出てくるクレイジーな犯罪者」のようなイメージがありますが、実はそんなことはなく、20人に1人くらいの割合で存在しているのだとか。

田中さんは、共感性が欠如しており、かつ頭の回転がはやい「サイコパス経営者」の事例を話してくれました。

とあるサイコパス経営者は、「会社を意図的に壊して売り抜ける」という技を駆使してお金を儲けていたのだそう。リストラや粉飾決算を組み合わせ、会社が一時的に儲かっているように見せかけて高値で売却。その後の従業員のことなど、まったく気にしないやり方で自分ばかりが得をしていたのだとか。

普通の感覚では、罪悪感で動けなくなりそうですが…他人の気持ちに共感できないからこそ、こんなことが平気でできるのかもしれませんね。

田中さんはもう1つ、有名な「トロッコ問題」に関する話を紹介してくれました。

「トロッコ問題」とは、暴走している電車を止めるために、1人を犠牲にして5人を救うかどうか、という思考実験。普通の人なら「1人を犠牲にする方が合理的かも…」「でもなぁ…」と悩むはず。

ところが、サイコパスにこの問題をぶつけると、「どっちでもいい」と答えたのだそう!「自分に利益がなければ、どっちが死んでもどうでもいい」というのです。

そもそも「考えない」「関心がない」という発想。共感性をベースに考える”普通の人”にはなかなか出てこない思考です。究極の”異質な視点”と言えるでしょう。

「最低だな」で終わらせない、世界の見え方を立体的にするヒント

紙の雑誌で雑食読みをする、逆側の視点に立った記事を読む、独裁者やサイコパスの本を手に取る…。どれも「自分が見ている世界は、たくさんの視点のひとつに過ぎない」と教えてくれる行動ですね。

いきなり独裁者やサイコパスの本を読むのは、少しハードルが高いかもしれません。でも、「自分が普段絶対に読まないジャンルの雑誌を1冊買ってみる」「自分と意見が違う人のSNSをあえてフォローしてみる」など、できることはたくさんあります。

「最低だな」で切り捨てず、「どうしてそう考えるんだろう?」と一歩踏み込んでみることで、新しい世界が見えてくるのかもしれません。


限界突破ライフハック
#8 「情報通になりたければニュースを見るな」GS出身の投資家とIT起業家が実践する"逆張り"情報収集術とは【限界突破ライフハック】

[配信日時]2026年3月1日
[出演者]田中渓 、けんすう
[番組URL]https://pody.jp/player/ngpcDWPy6otqtyr7XYmx/S2WpHKpxSdqcuvCq2rWK

(C)限界突破ライフハック

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