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「誰でも実践できます」Google出身『IT批評家』が明かす…将来の“金銭不安”を減らす【逆転のハック】とは

  • 2026.5.10
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(C)限界突破ライフハック

ポッドキャスト番組『限界突破ライフハック』は、毎朝3時45分起き・元ゴールドマン・サックス証券の投資部門の日本共同統括で実業家の田中渓さん(43歳)と、アル株式会社代表取締役の実業家で、ガジェット使い倒し系のけんすうさん(44歳)がMCを務める、日常生活の“ハック”を語る番組。真似するためのライフハックではなく、「なぜそこまでやるのか」という思考の過程をなぞることで、日々の生活に活かせるヒントを届けます。

4月13日の配信回では、ゲストにIT批評家・尾原和啓さんが登場。マッキンゼー、Google、楽天など転職を15回経験し、現在はバリとシンガポールの2拠点生活をしながら年間100フライトで世界を飛び回るという、ぶっ飛んだ経歴の持ち主です。

そんな尾原さんが、世間の常識とは少し違った「お金の使い方」について語りました。

将来の不安には「稼ぐ」より「生活コストを下げる」という逆転の発想

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※Google Geminiにて作成(イメージ)

話題は、「信用とお金の関係」から「マネタイズ」へ。田中さんが「日々生活していくためには、マネタイズしなきゃいけないって疑問が出てくると思うんですけど、どうしたらいいんですか?」と質問。インターネット時代最強の資産は「信用」だとわかってはいても、毎日の暮らしにやっぱりお金は必要。そこをどう考えるべきか、という問題ですね。

田中さんの問いかけに、尾原さんは意外な答えを口にしました。

「皆、将来が不安だから今すぐに信用を金銭価値に交換したくなってしまう。そういう時、多くの人がすぐにお金を稼ぐ方向に行くんですけど、僕のハックは“生きるコストを下げる”ことなんです」

あまりお金を使わずに生きていけるようにしておけば、未来に対する不安がなくなる。不安がなくなれば、目先のお金にガツガツしなくて済む…こんな逆転の発想で、尾原さんは日々を生きているのだそうです。

ある"ホームレス"の生き方が、最強のハックだった

この「稼がなくても生きていける」生き方を体現している人物として、尾原さんが紹介したのが、ホームレス小谷さん。「自分の1日を50円で売る」というユニークなスタイルで暮らしている方です。

50円という超低価格で小谷さんの時間を買った方たちの多くが「さすがに申し訳ない」と感じて、「お家でご飯食べてきな」「うちで泊まってきな」と食事や寝場所を提供してくれるため、生活が成り立つとのこと。

さらに小谷さんは、50円の仕事でも真剣に取り組み、相手の話を心から楽しそうに笑うのだそう。そんな人柄に惹かれて、気づけばロンドンや韓国まで連れて行ってもらっているのだとか。

ホームレスという職業は、本来なら一番未来が予測しにくい不安な立場のはず。でも小谷さんは、さまざまな国を飛び回りながら色々な人にご飯をごちそうになり、ますます楽しく笑えるようになっていく。結果的に「彼と話すと福が寄ってくる」と言われる存在になっているそうです。

稼ぐ力を鍛えるのではなく、稼がなくても生きていける状態に自分をチューニングする。これこそが、尾原さんが目指している生き方なのですね。

「生きるコストを下げる」上で大切なのは「期待値マネジメント」

「稼がなくても生きていける」ようにする上で大切なのは「期待値マネジメント」だと尾原さんは語ります。期待値を事前に上げすぎてしまうと、現実がそれと違ったときガッカリしてしまいますよね。だから、「期待しすぎない」ことが大切だ…というわけです。

尾原さんは、この「期待値マネジメント」を家族に対しても実践。娘さんには「今はこうして大学生活を送ることができているけれど、この年齢になったらお金は渡さない。自活するんだよ」と日々話しているのだそうです。確かに、ある程度裕福な家に育ったとしても、「自分のお金だけで暮らす」ことを常に意識していれば、生活水準を上げすぎてしまうことはなさそうです。

また尾原さんの奥様も、家族旅行では豪華ホテルに泊まる一方、1人旅ではカプセルホテルに泊まっているのだそう。

こうして、「ある程度生活水準を下げても楽しめる!」ということを感覚的に理解しておくことで、”生きるコストを下げる”ことに対する抵抗感を下げられるのですね。

けんすうさんもこの話には納得。「収入を増やすのは才能がいるけど、生活コストを下げるのは誰でも実践できますしね」と共感していました。

大阪商人の教え「生き銭に惜しむな、死に銭一銭も使うな」

尾原さんが大切にしているのが、大阪の商売人の基本の心得だという「生き銭に惜しむな、死に銭一銭も使うな」という言葉。使う意味のあるお金はバンバン使うべき。でも「本当にそれ、使う意味ある?」というお金は1円も使うな、という教えです。

では、尾原さん流の生き銭とは具体的にどんなお金なのでしょうか。

尾原さんは、例として自分の着ているジャケットを挙げました。尾原さんの身につけているジャケットは大島紬という伝統的な織物。普段はファストファッションでコーディネートを組んでいる尾原さんですが、ジャケットにはあえてお金をかけているのだそう。「職人さんがいなくなってきているから、応援の気持ちで買う」のだと語ります。

そして尾原さんはもう1つ、「娘のネイル」も例として挙げました。留学中の娘さんは食費は切り詰めているのに、ネイルにはお金をかけているのだとか。その理由は「パソコンでタイピングする時に一番視界に入るのが人差し指。ここが映えていると気分が上がる」から。尾原さんは「機嫌がコスパよく上がるなら、それはいい投資」と、娘さんの選択を肯定していました。

尾原流「バンバン使うべきお金」とは?

尾原さんは、「新しいインターフェースをもたらすデバイス」に関しても「無思考で買う」と断言。新しい技術について理解を深めるためには、実際に使ってみるしかない。だから、そのためのお金は惜しまないのだそうです。

さらに尾原さんは「シンギュラリティ系のカンファレンス」についても「糸目をつけずに投資する」と語ります。参加費だけで450万円かかるそうですが、「大金を払う覚悟のある人しか来ないから、そこで出会える人は本当にかけがえのない存在になる」のだとか。

単なる情報収集ではなく、世界との繋がりを作る投資…こう考えると、450万円という参加費も、納得の「生き銭」ですね。

お金の使い方は、「生き方」そのもの

「稼ぐ力を鍛える」より「生活コストを下げる」。そして、使うべきお金にはバンバン使い、使う意味のないお金は1円も使わない…尾原さんの話を聞いていると、お金の使い方とは結局、「何を大切にして生きたいか」の表れなのだなと感じさせられますね。

自分にとっての「生き銭」と「死に銭」とは何なのか?改めて見つめ直してみたくなる配信でした。


限界突破ライフハック
#14 【【信用は複利で回る】「お金がお金を稼ぐより効率のいい投資がある」14カ国を渡り歩いた男の資産形成が常識と真逆だった【限界突破ライフハック】

[配信日時]2026年4月13日
[出演者]田中渓 、けんすう、尾原和啓
[番組URL]https://pody.jp/player/ngpcDWPy6otqtyr7XYmx/kMzGpiDrHdYDFSPgvOZn

(C)限界突破ライフハック