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読めそうで読めない!「逼塞」はなんと読む?→気になる正解は?【漢字クイズ】

  • 2026.5.13

人生というのは、山あり谷ありです。いつも良いことばかりではなく、時として大きなピンチがやってくることもあります。それを乗り越えてこそ人生の面白みがあるというものですが、できるだけそういった状況に陥らないようにしたいというのが本音ですよね。

さて今回は、そんなピンチの時に用いる「逼塞」という言葉をご紹介します。みなさんは正しく読むことができますか?

問題

「逼塞」はなんと読む?
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行き場を失った状態を表す

「逼塞」の正しい読み方は「ひっそく」です。

この熟語を構成する漢字に注目すると、「逼」は「近付く」や「迫る」、「塞」は「ふさぐ」や「とざす」といった意味を持ちます。この二字が組み合わさることで、行き場を失った状態や閉ざされた状況を表しているのです。

そのため、「逼塞」は「八方塞がりでどうしようもなくなること」、「落ちぶれて世間から身を隠して暮らすこと」というような意味で用いられます。

江戸時代の刑罰

実は、江戸時代に武士や僧侶に科した刑罰を指す言葉としても「逼塞」は使われていました。それは、自宅や寺社の門を閉じて昼間の出入りを禁じた謹慎刑でした。夜間に人目につかないよう出入りすることは許されていたそうですが、罪の軽重によって30日・50日という日数の違いもあったようです。

また、「閉門」や「遠慮」など、さまざまな謹慎刑が存在していたそうです。「逼塞」は「閉門」よりも軽く、「遠慮」よりは重いものと位置付けられていたそうですよ。


参考文献:明鏡国語辞典

 

 

 

文(編集):そこさん

元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします!