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鼻腔ガンを乗り越え、次は夫の心臓病…絶えぬ試練を「かわいい漫画」に変換する作者の覚悟

  • 2026.4.14
危ない夫の心臓1-1
危ない夫の心臓1-1

心臓に病を抱えた夫との日々を描いた漫画「危ない夫の心臓」が、SNSを中心に話題を集めている。かわいい画風でありながら、切実な当時の心境や病状をわかりやすく伝える本作。読者からは励ましやねぎらいのほか、同じ病を患う人からの共感の声が絶えない。Instagramやブログで作品を発表する作者のやよいかめさん(@yayoi_kame)に、創作の裏側を聞いた。

危ない夫の心臓1-2
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危ない夫の心臓1-3
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危ない夫の心臓1-4
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※本作は著者の闘病体験を描いたコミックエッセイです。紹介している病状や治療の経過には個人差があり、医学的な見解を代弁するものではありません。気がかりな症状がある場合は、必ず専門の医療機関にご相談ください。

転勤族という環境から生まれた「コミックエッセイスト」としての歩み

やよいかめさんは現在、コミックエッセイやイラスト、コラムを中心に活動している。大阪芸術大学の陶芸コースを卒業した経歴を持ち、本来は陶芸を最も得意とするが、結婚後の生活環境が創作スタイルを変えた。「夫の仕事で転勤族になったことで、窯や作業場の維持が困難になりました。だからこそ、今できることを一番得意なものにしていこうと、漫画を描き始めました」と語る。

SNSやブログという、場所を選ばず世界へ発信できるツールは、彼女にとって大きな支えとなった。現在は執筆活動のほか、福島県での絵画教室講師や、青年海外協力隊での経験を活かしたJICA(国際協力機構)経由の出前講座など、幅広く活動を展開している。

「誰かの命を助けるお手伝い」自身のガン体験から続く、発信の使命感

漫画を描く大きな転換点となったのは、自身の闘病を描いた「鼻腔ガンになった話」だ。「子育て中は忙しすぎて、病院へ行くのが後回しになりがちだ。手遅れになるケースを少しでも減らしたい」という思いから描き始めた。その反響は想像以上で、Instagramのメッセージには「漫画をきっかけに受診したらガンが見つかった」という報告が数十件も寄せられたという。「私でも人の命を助けるお手伝いができる」という確信が、現在の「危ない夫の心臓」を描く原動力となった。

本作で描かれる夫の病状は「心房細動」。心臓が不規則に収縮することで心不全を引き起こし、食欲不振や倦怠感に襲われていた。当時は引っ越しを10日後に控えており、途方に暮れる状況だったが、現在は病気と上手く付き合いながら旅行やイベントを楽しんでいるという。「遊園地のアトラクションに制限が出るのは寂しい」と漏らしつつも、日々の生活に寄り添う姿勢は変わらない。

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