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「右ヒザを曲げたまま」は間違い?バックスイングの正解は?

  • 2026.4.11

プレー中・練習でも使うゴルフ用語。みなさんは正しく使えていますか?

今回は、バックスイングについて、解説します。

用語08|バックスイングでは右ヒザを曲げてキープ

〇右ヒザの位置、高さと向きをそのままキープすることで右へシフトしてくるウエイトを受け止められる。そのうえで、肩の回転を深くしていける柔軟性のある人ならば「バックスイングで右ヒザキープ」は有効なワードになる

バックスイングで右ヒザが伸びていかないように我慢していませんか?

→バックスイングで右ヒザを曲げたままや前に向けたままキープしようとすると、回転が阻害されます。回転しながら少し伸びていくのがナチュラルです。

バックスイングで「右ヒザを曲げたままキープ」という教えがあります。曲げた状態を保つことで、ヒザの動きが小さく抑えられ、「下半身(=上半身が回転するための土台)が安定する」、だからスイングも安定して結果がよくなるという考えだと思います。

しかし、ヒザを固定することで回転量は小さくなります。ヒザを曲げたまま大きなトップをつくろうとすると、またどこかでそれを補う違う動きを加えるしかありません。逆に、「右ヒザ(右脚)は伸ばしていく」という教え方もありました。腰を回せば肩ももっと回せて大きなトップがつくれるとか、どこかを止めたりせず体にとって自然だからケガも防げるといわれています。

しかし現実的には、右脚は楽になるとしても左脚に負担がかかります。それだけでなく、右股関節に乗せられなくなったり、体重が逆に左に乗ったりします。捻転するのは上半身で、下半身は上半身についていくように動かされていきます。

上半身がひねられれば、腰も回り、ヒザも伸ばされていくのがナチュラルです。感覚的には、意識して「伸ばしていく」というよりも、結果として「伸ばされる」のほうがいいと思います。下半身と上半身の連動の妨げとなるだけでなく、右ヒザを曲げておくことはウエイトシフトにも影響を与え、右腰は回っていくにつれて位置が高くなっていきます。

これは、前傾して回しているためです。しかし、右ヒザを曲げたままにすると、右腰は高くなっていきません。右腰を高くするには、右脚はそのぶん伸びて長くなっていく、つまりヒザが伸びていかなければならないはずなのです。トップで右腰が高くなっていることは、ウエイトシフトを適切に行なうための大切な前提となります。

「右ヒザを曲げたまま」は間違い?バックスイングの正解は?
止める

右ヒザをキープすることで、上半身の回転が小さく抑えられてしまうと、トップを十分な大きさまで上げていこうとして、あとでつじつまを合わせきれなくなるような動きを加えてしまいがち

「右ヒザを曲げたまま」は間違い?バックスイングの正解は?
伸ばす

ヒザを積極的に伸ばしていき、腰の回転量を稼ごうとすると、右股関節に体重を乗せられず、力がたまらなくなる

用語09|バックスイングでは右足に体重を乗せる

右脚が斜めの状態を保ち、右脚内側でウエイトを受け止めて回転すると、股関節の位置も回転する。その位置で上下の動きの効率よい連動を引き出してくれる

バックスイングで右足の真上に体を乗せようとしてない?

→バックスイングで軸をキープして回転すれば、自ずとウエイトは右にシフトします。右脚が斜めの状態を保ち、右脚の内側でそのウエイトを受け止め、右股関節に体重を乗せることが大切です。

「バックスイングで右足に体重を乗せていこう」という教えがあります。トップでは右足の上に体重が乗った状態にしよう、といわれたりもします。しかし、右足の上に体重を乗せるという言葉を、右足の真上まで重心を動かすと考えると、やりすぎになってしまいます。

上半身が右足の上よりもっと右、体の外側まで動いてしまうと体重移動しすぎで、ダウンスイングでボールのところまで戻ってくるのが難しくなります。右脚は地面から斜めの状態であること。そのほうが回転によって股関節に体重を乗せやすくなりますし、ダウンスイングにスムーズに入っていけます。

アドレスで、足幅はある程度広げています。つまり、両脚はハの字になっているはずです。このハの字の間で動きをつくっていくことが大切です。昔から、「右脚内側で右に動いてきた重さを受け止める」という教え方もありました。これを言葉どおりに行なえば、右脚は斜めの角度を残した、ハの字の状態を保つことになります。

ハの字とはすなわち、両脚を使って立っているということであり、両脚の力を使え、力をためやすく、出しやすくなります。

両脚に挟まれたスタンス内側の円錐のような形軸をイメージ。その軸のなかでウエイトが左右に動く。バックスイングでは右脚内側でウエイトを受け止める意識をもつといい

アドレスで構えるときに、脚はハの字になっている。地面から受け取る反力をうまく上半身の回転につなげていくためには、そのハの字の状態をキープし、股関節を適切なポジションに置くことがカギとなる

右足の真上に右腰を乗せて「右足に体重を乗せる」と、股関節は単に横にスライドするだけとなり、下半身の動きと上半身の動きを効率よく連動させられなくなる

いかがでしたか? ぜひ、解説を参考にして、練習してみてください。

解説=奥嶋誠昭
●おくしま・ともあき/1980年生まれ。ツアーコーチ。アメリカの最先端スイング解析システム「GEARS」を日本で最初に導入。ゴルフスイングを科学的かつ客観的に分析するノウハウを『ザ・リアル・スイング』(小社刊)に著して一躍注目された。
アマチュアからプロまで幅広く指導し、稲見萌寧、木下稜介らのコーチとしても活躍。主宰する「ザ・リアル・スイング・ゴルフスタジオ」(横浜市)を拠点に活動する。

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写真=高橋淳司

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