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伏流水が湧き出る箱根湯本の名瀑庭園

  • 2026.4.7

神奈川県には、江戸時代より創建された神社と共に、目を見張るほどの景色が堪能できる場所があります。

今回は、神奈川県箱根町の素敵な観光スポットを紹介しましょう。

玉簾の瀧―神奈川県箱根町

伏流水が湧き出る箱根湯本の名瀑庭園
天成園は、もともとは小田原藩主稲葉氏の別邸。大正12年の関東大震災で滝の周辺が山崩れして埋まってしまったが、昭和になって掘り起こされた。60余年前に温泉宿として開業。現在の姿に全面改修されて庭園が整備されたのは、平成21年12月のこと

朝晩の冷え込みが厳しくなってきた。報道では箱根駅伝の予選会が中継され、師走が迫っていることを実感させられる。本選で劇的な駆け引きが見られるのが800メートル超の標高差を一気に駆け上がる5区だ。小田原市から芦ノ湖までの20.8キロ。

箱根湯本駅を通過すると早川沿いの急坂がはじまる。その道とは別に、駅を過ぎて左手の須雲川沿いをたどると、奥湯本の温泉街に至る。旧東海道の面影が残る街道。現在は「滝通り」として整備され、見どころが散在する。

その中心的な名所が玉簾の瀧。急峻な崖の上から、伏流水が幾筋にも分かれて岩肌を伝う。箱根路は旅人にとり難所で、この湧水が活力の源となった。弱アルカリ性のやわらかな清水。4代将軍徳川家綱の文治政治を担った老中稲葉正則が、第二代小田原藩主として治めた邸内にあり、玉簾神社も創建された。

現在は天成園という宿の庭園として、広く観光客にも開放されている。

玉簾神社。江戸時代に小田原藩主稲葉氏の邸内社として創建された。主祭神は箱根大神。相殿に九頭竜大神、水波能売神、稲荷大神、恵比寿神が祀られている。明治43年には、のちの昭和天皇(当時9歳)も行幸された

園内にあるもうひとつの滝「飛烟(ひえん)の瀧」。水しぶきが煙のようにたなびく。稲葉氏の別荘として建てられた「飛烟閣」は、のちにホテルの別館として利用され将棋の名人戦や与謝野晶子などの文人が訪れた

箱根神社内にある九頭竜神社と同様、御神水でお金を清める銭洗いのカゴが設けられている。九頭竜大神は「箱根権現御手洗の池」と称された「芦ノ湖」の守護神。商売繁盛や良縁成就の神として信仰されている

DATA

玉簾の瀧(箱根湯本温泉 天成園)
所在地●神奈川県足柄下郡箱根町湯本682
日帰り温泉利用時間●10:00~翌朝9:00
日帰り温泉一般入館料●大人2730円、小学生1320円、3歳以上990円(庭園の観覧は無料/夜風呂、朝風呂、2時間利用の場合の割安な特別価格や、深夜24時以降の深夜割増料金あり)
アクセス●小田原厚木道路・山崎ICより国道1号経由、5. 5km。クルマで8分
https://www.tenseien.co.jp/lg.jp/

最寄りのゴルフ場

小田原湯本カントリークラブ
所在地:神奈川県足柄下郡箱根町湯本390-37
アクセス:箱根湯本温泉天成園まで県道732号、湯場滝通り経由、3.1km。クルマで7分

いかがでしたか? 箱根町に行かれた際は、ぜひ庭園で心を癒してください。

写真・文=長岡 努

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