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すべてを失った男が女性に!? チョ・ジョンソクが圧巻の演技で魅せる人生リスタートコメディ

  • 2026.4.6
すべてを失った男が女性に!? チョ・ジョンソクが圧巻の演技で魅せる人生リスタートコメディ
『PILOT -人生のリフライト-』 (C)2024 LOTTE ENTERTAINMENT, SOLAIRE PARTNERS LLC, SHOTCAKE Corp.,MOVIEROCK Inc., All Rights Reserved.

どん底の男が選んだ、まさかの再出発とは?『PILOT -人生のリフライト-』

2024年、韓国で観客動員数470万人を超える異例のメガヒットを記録し、主演のチョ・ジョンソクが第61回百想芸術大賞において映画部門の最優秀男性演技賞に輝いた話題作『PILOT -人生のリフライト-』が公開中だ。

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主人公は、パイロットのハン・ジョンウ(チョ・ジョンソク)。空軍士官学校を主席で卒業後、韓国航空の機長として活躍し、テレビ番組にも出演するなど、まさに順風満帆な人生を送っていた。

しかし、とある飲み会での上司によるセクハラ発言が告発され、その場に居合わせたジョンウも巻き添えで解雇。さらに妻から離婚を切り出され、彼の人生は一気に“急降下”していく。

航空業界のブラックリストに載ってしまい、再就職もままならない状況に追い込まれたジョンウ。そんななか、韓国航空の関連会社ハン・エアが「女性のみを採用する」という方針を打ち出していることを知る。絶体絶命の彼は、美容系YouTuberの妹の協力と名前を借り、“女性”ハン・ジョンミとして生きることを決意する。

意外にも花柄ワンピが似合う

正直なところ、いくら目がくりっとして可愛らしい顔立ちとはいえ、筋肉質な体格のジョンウが女性になりすますのは無理があるのでは……と思っていた。しかし、変身後の姿を見て、その不安は一瞬で吹き飛ぶ。驚くほど可憐で、ふんわりとした花柄ワンピースさえ見事に着こなしてしまうのだ。

メイクや衣装の力もさることながら、何より驚かされたのは女性としての話し方や身のこなし。ふとした瞬間に“ジョンウ”と“ジョンミ”を自在に行き来するその演技力は本作の注目ポイントであり、チョ・ジョンソクの受賞も大いに頷ける。

女性として生きてみてわかった理不尽な現実

こうして副操縦士としてハン・エアに就職したジョンウ、いや、ジョンミ。しかし、これまで男性社会の中で“うまく”立ち回ってきた彼にとって、女性として生きる世界はまるで別物だった。

フライト中にも機長から口説かれ(しかも相手は士官学校時代の後輩)、クラブではしつこくナンパされる。さらには面接時に結婚や妊娠の予定まで問われるなど、理不尽な現実に直面していく。

そんな中で出会うのが、クールな同期・スルギ。彼女を“お姉さん”と慕いながら、まだまだ男性社会である職場で“シスターフッド”的な関係を築いていく2人の姿も、本作の大きな見どころだ。スルギを演じるのは、第45回青龍映画賞新人女優賞にノミネートされたイ・ジュミョン。確かな存在感で物語に厚みを与えている。

また、ジョンウの妹で美容系YouTuberのハン・ジョンミ役には、アイドルグループSecret出身のハン・ソナ。本作ではコメディエンヌとしての才能を発揮し、兄との軽妙な掛け合いで笑いを生み出している。

航空業界の舞台裏を描く面白さや、ヒューマンドラマとしての完成度の高さはもちろん、本作が際立っているのは「視点の変化」がもたらす気づきだ。性別が変わるだけで、世界の見え方はここまで違うのか、と筆者もところどころでハッとさせられた。笑いの中で、大切なことに気づかされる一本だ。(文:ヤスミン/ライター)。

・ワンピース姿などその他の場面写真はこちら

『PILOT -人生のリフライト-』は、2026年4月3日より公開中。

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