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<入学式でまさかの再会>私をいじめていた同級生が、ママ友に!? 謝罪されても受け入れなかったワケ

  • 2026.4.6

娘の小学校の入学式で、保護者席に座っていた女性と目が合ったA子さん。
それは、中学時代に自分をいじめていた同級生・B美でした。
まるで昔のことなどなかったかのように話しかけてくるB美。
戸惑うA子さんでしたが、そこへ娘が駆け寄ってきて――。
娘の無邪気な一言で、B美の表情が変わります。
過去の記憶と向き合うことになったA子さんが、最後にB美へ伝えた言葉とは――。

画像: <入学式でまさかの再会>私をいじめていた同級生が、ママ友に!? 謝罪されても受け入れなかったワケ

娘の入学式で、最悪の再会

あれは、娘の小学校入学式の日のこと。

保護者席で、ある女性と目が合った瞬間、晴れやかだった私の気持ちは一変し、思わず息をのみました。
「B美……?」

思い出したくない過去が一気にフラッシュバックし、蘇ります。
目の前にいる女性は、中学時代、私をいじめていたB美だったのです。

当時の私は、地味で大人しいタイプ。
クラスの中心にいたB美から、からかわれたり、陰口を言われたりして、学校に行くのが本当に辛かったことを、今でも覚えています。

そんな環境から逃げたかった私は、あえて家から遠い学校に進学し、高校卒業後、そのまま地元を離れました。

嫌な思い出しかない田舎から抜け出して、新しい場所で今日まで生きてきたのです。
それなのに、まさかこんなところでB美と再会するなんて。
こともあろうに、娘の入学式の日に――。

なぜ、話しかけてくるの?

式典が終わり、保護者は校舎の外で子どもたちを待つことになりました。

夫と並んで娘を待っていると、B美がこちらへ歩いてきます。
「もしかして……A子じゃない?」

――どうしてわざわざ話しかけてくるのよ。
心がザワザワし、逃げ出したい気持ちになりました。

けれど私はもう、何も言えなかった中学生ではありません。
大切な娘の母親なんです。

「久しぶりね」
平静を装って返事をすると、B美はパッと笑いました。
「やっぱり! 本当、偶然だね! うちの子も同じクラスなんだよ」

「え?」
まるで昔のことなどなかったかのような態度に、私はひどく戸惑いました。
もしかしてこの人、自分が昔どれだけひどいことをしたか忘れてしまったの? それとも覚えているのに、平気な顔をしているの?
どちらにしても、強い怒りを覚えます。

そのとき、大きなランドセルを背負った娘が、駆け寄ってきました。
「ママー!」

娘の純真な一言に、元いじめっ子の彼女は……

「あら可愛いわね! こんにちは♪」
「こんにちは」

笑顔で話しかけてきたB美に、娘は挨拶を返すと、私を見上げました。
「ママのお友達?」

すると、即座にB美が答えました。
「そうよ。中学生のとき同じクラスだったの」

「そうなんだ! だったらおばちゃんも、優しい人なんだね♪」
娘は、嬉しそうに笑います。
「だってママは、とっても優しいもん。私もママみたいに、お友達に親切にできるよ! 学校では、みんな仲良く助け合うんだよね」

その瞬間、B美の顔が、明らかにひきつったのがわかりました。
「そ、そうね……」

――やっぱり、B美は覚えているんだ。
そう確信しながら、私は娘に言いました。
「そうよ。あなたもお友達には思いやりをもちましょうね」

B美は、複雑な表情を浮かべています。

謝罪なんて聞きたくない

「じゃあ、私たちはそろそろ」
そう言ってその場を離れようとすると、B美が呼び止めてきました。

「待って! その……あのときは――」

私は、そんな彼女の言葉を遮ります。
「あなたは母として、胸を張って子どもに正しいことを教えられる?」

B美は黙り込みました。
「もし、自分の子どもが同じことをしたら? あるいは、されたら? あなたはどうする?」
それだけ言って、私は彼女に背を向けました。

許すことはできなかったけれど

「許す」という選択をとるべきだったのかもしれません。
でも、私にはそれができませんでした。

もし自分の子どもが同じ目にあったら、どれだけ胸が痛むのか。
親になったからこそ、余計に許せなかったのかもしれません。

でも、今のB美にも、それを想像することはできたのでしょう。
だからこそ、謝ろうとしてきたのだと思います。

彼女の謝罪を聞き入れることはできませんでしたが、私ももう当時のことは忘れようと決めました。
これからの自分の人生、前を向いて、家族と自分のために生きていこう。

満開の桜を見上げながら、私は娘の手を握って歩き出したのでした。

【体験者:30代女性・兼業主婦、回答時期:2026年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。

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