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相手を「コミュ力低い」とバッサリ…結婚できない年収800万・39歳の美人が捨てられない「選ぶ側」の視点

  • 2026.4.5
高収入、高学歴で見た目も良いのに結婚できない人の共通点とは?(画像はイメージ)
高収入、高学歴で見た目も良いのに結婚できない人の共通点とは?(画像はイメージ)

婚活市場では、高学歴で見た目も良く、仕事も高収入で安定している人がいます。周囲から見れば、“結婚できない理由が見当たらない“ように思えるかもしれません。しかし、婚活してもなぜか成婚に至らない人たちがいます。

結婚相談所を運営する仲人である筆者が、今回は、婚活現場で実際によく見られる「好条件なのに結婚が決まらない」3つの典型例を紹介し、成婚に至らない理由を掘り下げます。

彼らに共通しているのは、条件の問題ではなく、ご自身が婚活市場でどのような立ち位置にいるのか、それを冷静に把握していないことです。これが成婚を難しくしていたのです。

高学歴・高年収・美人ほど結婚が難しい理由

39歳のあさよさん(仮名)は、有名女子大を卒業後、大手企業に就職。年収は800万円を超えていて、見た目も美人です。服装もおしゃれで、華やかな雰囲気を持ち合わせていました。

会社の仕事ぶりも評価されていて、後輩女性社員からは憧れられる存在でもありました。

入会面談の時に、あさよさんはこう言いました。

「学生時代から33歳くらいまでは、いくつかの恋愛も経験して、その中の2人からは、結婚も申し込まれました。でも、仕事が楽しくて結婚する気になれなかったのです」

20代の頃は、一つの恋愛が終わっても、すぐに次の恋愛が始まり、常に交際相手がいたそうです。まさに仕事も恋愛も充実した日々でした。

ところが、33歳の頃、4年付き合っていた彼との恋を終えてからは、それまでとは様子が変わってきたといいます。

「素敵だなと思う男性は、すでに結婚していたり、結婚を視野に入れて真剣交際している彼女がいたりしました。一方で、声を掛けてくるのは40代、50代の既婚男性が増えて、自分の結婚が少しずつ遠のいてしまっているのを肌で感じるようになったのです」

気付けば39歳。40歳という年齢がすぐそこに見えてきて、慌てて真剣に婚活することにしたというのです。

ところが、活動は思うように進みませんでした。その理由の一つは、過去の恋人と目の前に現れた婚活男性を見比べて、厳しい評価を下すところにありました。

あさよさんは、お断りの理由を次のように述べました。

「お見合いで仕事の愚痴を聞くなんて、思ってもみませんでした。結婚相手として尊敬できないタイプです」

「条件は悪くないけれど、会話が一問一答。こんなコミュニケーション能力のない人とは、仮交際に入ったとしても、関係性を深めていくことができない気がします」

「初デートで食事するお店を私に丸投げしてきました。これまで女性とお付き合いしたことがないのでしょうか」

そうしてお見合いを終えてお断りすることが多く、たとえ仮交際に入ったとしても、1、2度会うと、「悪い人ではないけれど何かが違う」「ピンとこない」と、前に進めないでいました。

婚活で成婚が決まるのはどんな時か。それは、“選ぶこと”と“選ばれること”がイコールになった時です。

しかし、あさよさんの場合、無意識のうちに、「選ばれる側」ではなく「選ぶ側」に立ち続けていて、お相手をバッサリと切り落としていくのです。

過去のモテ経験は、年を重ねるにつれて、現在の婚活市場における現実的な評価との間に大きなギャップを生むことになります。

過去の栄光は手放し、現在の自分が婚活市場ではどのような立ち位置にいるのか、アップデートをする必要があるのです。

過去の恋人のように好きになれる人、また過去の恋人を超える人を探すのではなく、「この人となら、人生を一緒に構築できる」、そんな育てていける関係に着目しないと、これから成婚していくことは難しいでしょう。

“子どもが欲しい”が、絶対条件

45歳のたけるさん(仮名)は、年収900万円の会社員です。身だしなみも整い、穏やかな性格で女性との会話も自然にリードできる、コミュニケーション能力の高い男性でした。お見合いから仮交際に進むことも多かったのですが、活動開始から4年以上たっても、交際が長続きしません。

その理由は、一つの譲れないこだわりにありました。

「子どもが欲しいので、できれば30代半ばまでの女性がいいです」

活動開始当初は41歳で、30代半ばの女性ともお見合いが組めました。ところが、45歳になってからは、30代半ばの女性とお見合いすることが厳しくなっていきました。

アラフォー女性とはなんとかお見合いが組めるものの、「子どもを望んでいる」ということを全面に打ち出すと、前に進んでいた関係がギクシャクし出します。

アラフォー女性にとって、「子どもが絶対条件!」という前提は大きな重圧になりがちです。「年齢的に、それがプレッシャーになる」「妊活しても授かるかどうか分からない。もし叶わなかったら、そこで夫婦の関係性が崩れてしまいそうで不安」と感じる人が多く見られました。

それでも彼はこう言うのです。

「条件的には自分は悪くないと思うので、結婚できる女性に出会えるまで頑張って活動をします」

会社では実績ある中堅社員ですから、確かに条件は悪くありません。ただ社会的評価と婚活市場の評価は必ずしも一致しません。ここに婚活の難しさがあるのです。

彼もまた“選ばれること”を考えてはいなく、“選ぶ側”に立って婚活をしていました。「子どもが欲しい」という理想を完全に手放さなくても良いと思いますが、“絶対条件”として掲げるのではなく、自分の婚活市場での立ち位置を把握した上で、理想や条件を広げて、調整していくことが大切なのです。

「1人でも生きていける」50代、自立女性の婚活

55歳のみわさん(仮名)は、初婚の公務員です。大学を卒業して以来、地道に働き、堅実に貯蓄と資産形成を続けてきました。住宅ローンの支払いを終えた2LDKの分譲マンションに住み、「老後資金への不安はほとんどないです」と胸を張ります。

「生活には困らないのだけれど、このまま1人で生きていく人生は味気ない」と思うこともあるそうで、それが婚活を始めた理由でした。

そんな中で活動をスタートしたのですが、ご自身がしっかりと自立できているだけに、お見合いした男性のほとんどが、頼りなく映ってしまうようでした。

同世代男性が将来設計について曖昧な話をすると、みわさんは思わず見合いの席で助言を始めてしまいます。

「老後資金は、早く準備した方がいいですよ」

「そんな曖昧で計画性のない考え方では、老後が不安ではないですか?」

「NISAやiDeCoをやっていない? 今からでも始めた方が良いのでは? あと、貯金の目標額は決めておいた方が安心ですよ」

「収入だけじゃなくて、支出の管理も大事ですよね」

本人に悪気はありません。むしろ誠実さから出る言葉でした。しかし男性側には“評価されている”“指導されている”ように伝わってしまうのです。

恋愛し、共に生活を築いていくパートナーではなく、手厳しいファイナンシャルプランナーと話しているような気持ちになってしまうのでした。

結果として、「しっかりした方だが気を遣う」「自分では不相応」「一緒に結婚生活をしていくイメージが湧かなかった」という理由で、お見合いをお断りされたり、仮交際に入っても、1、2度会うと交際終了になったりすることが続いていました。

長く自立して生きてきた人ほど、自分の価値観や生き方に確信を持っています。それは大きな強みなのですが、結婚相手に選ばれるのは、「正しさ」や「正論」を振りかざすよりも、居心地の良さや思いやりを感じさせる柔らかな雰囲気の女性です。

今回の3人は、年収や見た目などで不足している部分はありません。しかし、「結婚したい」と相手に思わせる人間的な魅力が欠けている点が共通していたのです。

婚活は、“良い条件の人を探すこと”ではありません。“関係性を築ける相手を見つけること”なのです。

結婚できる人とできない人の差は、スペックではありません。向き合った相手の変化に合わせて、自分の結婚観をうまく調整できるかどうか。その柔軟さこそが、成婚していく鍵になっていくのです。

仲人・ライター 鎌田れい

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