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【成瀬】恩田川の桜、見上げて眺める幸せな風景があるはず

  • 2026.4.1

都心の混雑を避けてちょっと花見の気分をと思ったならここもアリだろう。

住所では町田市だが、田園都市線の長津田で乗り換えて一駅、JR横浜線の成瀬(なるせ)駅で降りたところにある。「恩田川の桜」で検索すると見事な桜並木の写真が出てくるが、その現場へ行ってみました、というリポートです。

恩田川の両岸が桜並木になっている

「高瀬橋」付近を目指せ

その週の週末に「桜まつり」が開かれるというので出かけたが、訪ねた日はご覧のようにまだほとんど咲いていない。しかし、桜の木は川の両岸に並び、護岸から川に向けて垂れる枝の太さから、咲けば見事な姿であろうと想像できる。

恩田川の桜並木まで成瀬駅から歩いて最短の場所は徒歩10分ほどだが、圧巻は「高瀬橋」のあたりであろう。ただしそこまでの距離はそこそこあるので、満開のタイミングで花見をしながら駅を起点に歩くと運動量はちょっとしたハイキング並みになる。ネット情報によるとこの並木は2キロから3キロあるというので、時節柄飲み物の持参は必須と思う。

写真上)高瀬橋 下)高瀬橋から見る
出典:リビング田園都市Web
風景を切り抜くと、どこかの観光地のようだ

川面に下りられるんです!

この”景勝地”の優れたところは、川まで下りられるということだろう。

川沿いの桜の名所は各地に存在するが、川を両岸から覆うように咲く満開の花を川面から眺められる場所というのはそう多くない。それゆえ、咲いた風景を想像するとこれは絶対に来たい気持ちにさせられる。

満開の後の桜吹雪はもっと見ものに違いない。

ここから川へ下りる
出典:リビング田園都市Web
素敵な場所だが、天気の異変を感じたら避難を

川へは容易に下りられるように階段が備えられてある。取材で訪ねた日は幼稚園児くらいの子どもが親同伴で川岸に下りていた。

ただし「川」ではあるので、大雨などの際は増水で事故に遭う可能性もなくはない。源流は町田市内にあり、ダムにつながっているということではないとのことだが、異常な降雨時はすぐに退避を心がけてほしい。ちなみに、川に下りる階段のそばに防災情報の通知設備がある。

なお、「高瀬橋」といっても地図アプリでは探しにくい場合もあると思うので、この記事の末尾に高瀬橋の位置を貼っておきます。

歩道沿いの公園にトイレ

桜並木の続く川沿いには両側に歩道がある。途中にベンチもいくつかある。桜は見たところ古木という感じがする。

散策で気になるのはトイレだが、途中に整備されたトイレが公園内にある。歩道に案内表示がある。表示によると夜間は使えないらしい。

歩道の途中に表示されたトイレ案内図
途中にある公園。ここのトイレが夕方まで使える

余談だが、オーディオが趣味の人の中には「成瀬」という地名にピンとくる人もいるかもしれない。今はヘッドホン、かつてはレコードプレーヤーのカートリッジやアームで知られた「オーディオテクニカ」の本社があるからだ。社史を拝見すると1965年にここに移転なので、当時はさぞかし何もない土地だったのだろうと想像する。その本社の建物が実はこの歩道のすぐそばにあると取材途中で気づき、かつてオーディオマニアだった私はニヤリとした。だが、見学はできないそうだ。

周辺の話

JR成瀬駅から北口に出て、交番を見ながら右へ折れ、バスが通る道を左に進めば、冒頭で述べたように10分ほどで川を跨ぐ橋に至る。恩田川が見える地点までの最短距離はこれだが、途中に坂を越えることになるので、やや健脚が求められる。

そこから上流に向けて歩くとちょっとしたハイキングだが、高瀬橋に至るまでに公園があるうちの、これは最初に見かける場所。高台で、実は城があったらしい。最近は城跡を訪ねるのが静かに人気と聞いているので、写真も載せておきます。

公園の桜はこの日はまだ咲いていなかった。新緑にもなっていないが、樹木の構成から夏は蝉の声で賑やかになりそうな雰囲気である。住宅街の中の公園でありながら趣があり、気に入った。

写真上)公園に立つ、城址を示す石碑
高台の公園、都会にはない趣で夏が楽しみ
駅から直接向かう場合は日高屋の前を通り過ぎたところで左折する

道順について補足しておくと、高瀬橋へ直接向かう場合は住宅地の中を通ることになる。駅前を過ぎると途中にカフェとかはないので、飲み物やちょっとした食べ物は駅前で調達するか持参した方がいい。

成瀬駅を出たら、スーパーのローゼン、日高屋食堂の方向へ進み、突き当たりの信号を左折してしばらく歩くことになる。サイゼリヤを右に見ながら過ぎて十字路に差し掛かったら右折してさらに歩くが、その先は道が入り組んでいるのでスマホの地図アプリを参照しながら高瀬橋を目指してほしい。

駅を降りてしばらく歩くと比較的きれいな住宅街となっていることに気づくだろう。駅ができたのも1978年(昭和54年)なので、首都圏内の街としては新しい部類だ。それゆえか、駅を降りた時に時代の経過を感じるような建物は見当たらない。

このブログでは締切日の関係とその後の天候が芳しくなく、桜の咲いている風景を見せられなかったが、記事が公開されている頃は見事な風景となっているであろう。日本各地の美しい風景をYouTubeで紹介していこうとしている私も、可能であれば桜吹雪のころに訪ね、撮影して動画で公開しようと思っている。

このレポートは2026年3月23日に現地取材しました。 (取材と執筆 : 旅人カメラ)

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