1. トップ
  2. 「NHK様どうか…」「一生のお願い」放送から8年、絶えない“切望の声”…「ドラマ史に残る名作」野木亜紀子が魅せた“至極の完成度”

「NHK様どうか…」「一生のお願い」放送から8年、絶えない“切望の声”…「ドラマ史に残る名作」野木亜紀子が魅せた“至極の完成度”

  • 2026.5.5

歴史を彩る壮大な絵巻から、日々の暮らしに寄り添う温かな人間ドラマまで。NHKのドラマでは、卓越した制作技術と心に深く響く脚本によって、世代を超えて語り継がれる傑作がこれまでも数多く誕生してきました。今回は、そんな“NHKの名作ドラマ”5選をセレクトしました。

本記事では第3弾として、ドラマ『フェイクニュース あるいはどこか遠くの戦争の話』(NHK総合)をご紹介します。ネット上の何気ない投稿が社会を狂わせ、取り返しのつかない事態へと加速していく現代の恐怖とは―。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“NHKの名作ドラマ”『フェイクニュース あるいはどこか遠くの戦争の話』

undefined
映画「ファーストラヴ」完成報告イベント 北川景子   (C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『フェイクニュース あるいはどこか遠くの戦争の話』(NHK総合)
  • 放送期間:2018年10月20日~10月27日(全2回)

あらすじ

誰もが個人で情報を発信できるようになった現代、物語はある中年男性がSNSに投稿したささいなつぶやきから始まります。その投稿をきっかけに、人々の感情は激しく揺さぶられ、事態は誰もが予想しなかった方向へと急速に拡大していきます。

ネットメディアの記者として働く東雲樹(北川景子)は、情報の荒波の中で真実を追い求め、たったひとりで奮闘します。フェイクニュースが氾濫し、虚偽が溢れかえる世界で、樹は確かな事実を掴み取り、正しく伝えることができるのでしょうか―。

「自分たちに強く刺さるドラマ」現代人に刺さる鋭すぎるストーリー※ネタバレあり

ヒットメーカー・野木亜紀子さんが脚本を手掛け、2018年10月に前後編の全2話で放送されたNHKドラマ『フェイクニュース あるいはどこか遠くの戦争の話』。ネットメディアの記者・東雲樹(北川景子)が、SNS上の小さなしがみつきから始まった騒動を追うなかで、国家をも揺るがす巨大なフェイクニュースの渦に巻き込まれていく社会派エンターテインメントです。情報の真偽よりも“バズること”や“敵を叩くこと”が優先される現代のネット社会の危うさを、あまりにも鋭く、かつスピーディーに描き切った本作。放送直後からSNS上では「ドラマ史に残る名作」「自分たちに強く刺さるドラマ」「もはや寓話じゃなくなってる恐るべし作品」といった、その先見性とリアルさに戦慄する声が上がりました。

本作の大きな魅力は、視聴者を一瞬たりとも飽きさせない、二転三転するストーリー展開にあります。ドラマ『アンナチュラル』や『MIU404』などでも観られた骨太な人間ドラマと、細かな伏線回収、そしてラストに待ち受ける驚愕の真実は本作でも健在。野木脚本ならではの鳥肌が立つような展開の連続に、ネット上では「どんでん返しの連続!」「ストーリー展開やばい」「衝撃的で引き込まれた」といった興奮のコメントが相次ぎました。

そんな物語のクライマックス、新井浩文さん演じる編集長の宇佐美寛治が放った一言は、多くの視聴者の心を震わせました。

本当に賢い人間は社会の崩壊なんて願わねぇんだよ出典:ドラマ『フェイクニュース あるいはどこか遠くの戦争の話』(2018年10月27日放送)

今は誰もがニュースを疑い、何が本当か分からなくなっている時代。そのなかで、あえて嘘の情報を発信して人々を弄ぶのは愚かな人間がすることだと言えます。なぜなら、誤った情報は善悪の基準を曖昧にして無意味な争いを生み、その争いによって現在の自分自身の恵まれた環境をも壊しかねない行為だからです。宇佐美の愚か者に対する怒り混じりの発言に対し、SNS上では「なんという至言」「惚れる…」「最高にかっこよかった」といった熱い反応が寄せられ、エンタメの枠を超えた教訓として視聴者の心に深く記憶に刻まれました。

「演技力凄かった!」重厚なテーマに説得力をもたらした北川景子の熱演

本作で主演を務めた北川景子さんは、数々のヒット作で圧倒的な存在感を放ってきた日本を代表する俳優です。最近では、映画『ナイトフラワー』で華やかなオーラを削ぎ落とした感情むき出しの演技が高く評価され、「第49回日本アカデミー賞」で優秀主演女優賞を受賞する快挙を成し遂げています。そんな北川さんが本作で演じたのは、ネットメディアの記者という役柄。真実を追い求めて奔走する北川さんの凛とした佇まいに、SNSでは「美しすぎて目が離せなかった」「ガチで惚れそうになる」「めちゃんこ綺麗」など、その美貌とオーラを絶賛する声が相次いでいます。

しかし、本作における北川さんの真の凄みは、その美しさの奥にある“剥き出しの感情”の表現にありました。フェイクニュースが拡散され、情報の奔流の中で自分自身も追い詰められていく記者の焦燥感や正義感を、北川さんは体当たりで演じています。映画『ナイトフラワー』でも観られた感情を爆発させた圧巻の演技に、ネット上では「いい演技してるわ…」「素晴らしい役者だと再認識」「演技力凄かった!」といった、俳優としての実力を高く評価するコメントが目立っています。北川さんの熱演によって、重厚なストーリーにリアリティが生まれたのは間違いないでしょう。

SNSでは「NHK様どうか…」「一生のお願い」と、今なお再放送を願う切実な声が見られます。これほどまでに愛される本作、機会があれば、ぜひご覧ください。


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です