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「地上波でやっていいの!?」「時代の変化を感じる」あまりの“生々しさ”に衝撃…大胆に挑んだ『強烈ドラマ』

  • 2026.5.28

ドラマや映画の中には、普段は口にしづらいテーマを、真正面から描くことで視聴者の価値観を揺さぶる作品があります。今回は、そんな中から“地上波の限界に挑んだ衝撃のドラマ”をテーマに5本セレクトしました。本記事ではその第3弾として、ドラマ『ジョフウ ~女性に××××って必要ですか?~』(テレビ東京系)をご紹介します。

女性用風俗というセンシティブな題材を扱いながら、利用する女性たちの悩みや、裏方として働く人々の奮闘を明るく描いた本作の魅力とは――?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です 
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ 

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ドラマ「ジョフウ ~女性に××××って必要ですか?~」記者会見に出席した山崎紘菜(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『ジョフウ ~女性に××××って必要ですか?~』(テレビ東京系) 
  • 放送期間:2025年4月1日〜2025年6月3日 
  • 出演:山崎紘菜(藤崎アカリ 役)、柳ゆり菜(サツキ 役)、久住小春(ミホ 役)、ほか

ドラマ『ジョフウ ~女性に××××って必要ですか?~』は女性用風俗店、通称“女風”を舞台に、そこで働く人々と利用する女性たちを描いたお仕事ヒューマンドラマです。主人公の藤崎アカリ(山崎紘菜)は、仕事を辞めたばかりの女性です。

親友で漫画家のサツキ(柳ゆり菜)に紹介され、女性用風俗店「パラディーソ」の内勤として働くことになります。 第1話では、アカリが店長の柳楽(山崎樹範)や先輩内勤のミホ(久住小春)から、店の仕組みやセラピストの仕事を教わりました。

さらに、「男性経験がなく、初めての利用」という女性客から依頼メールが届きます。アカリは戸惑いながらも、相手の不安を受け止めようとします。 

本作の特徴は、刺激的な題材を扱いながらも、利用者を興味本位で描くのではなく一人ひとりの悩みに寄り添っている点です。女性用風俗という言葉だけを見ると驚く人もいるかもしれません。しかしドラマの中心にあるのは、誰にも相談しづらい悩みを抱えた人が、どう自分の気持ちと向き合うかという物語です。

アカリが踏み込んだ依頼の深さ

本作が“地上波でここまで描くのか”と感じられるのは、生々しい描写と女性の性や孤独について登場人物たちが正面から語り合うところにあります。第2話では、藤崎アカリがセラピスト希望者3人の面接を行います。

アカリは自信満々なスバル(木村伊吹)や不安げなタロ(藤林泰也)、お調子者のコスモ(渋江譲二)に対し、3人ともいい点があると言いました。そのため、3人は実技講習へ進むことになります。 

ここで描かれる研修は、視聴者が想像しがちな“過激さ”とは少し違います。指導係の深田翔子(遊井亮子)が行う講習は、“全然エロくない”厳しい実技講習です。

つまり本作はそのサービスを単なる刺激としてではなく、相手の不安や体調、距離感を読む仕事として見せています。 第3話では、より踏み込んだ依頼が登場しました。

タロはモニターで高評価を得たものの、その後は指名が入らずに悩みます。そんな中、パラディーソに「セラピストと夫婦の3人でもいいですか?」という依頼が届きました。

アカリは戸惑いますが、先輩のミホは前向きに受け止め、店としてカップルコースで対応することにします。誰が何を望んでいるのかを聞き取り、否定から入らずに整理していく流れが、本作らしい場面です。 

第4話では、身の周りの男性に疲れたOL・神崎保乃(中﨑絵梨奈)が「清潔感のある人を希望します」と依頼します。アカリはNo.2セラピストのレン(笠谷朗)をマッチングしますが、その一方で、自分の彼氏との関係にも違和感を覚えます。女性への接し方を学んできたセラピストたちと働くうちに、彼氏の態度や気遣いのなさが見えてしまうのです。 

SNSでは「地上波でやっていいの!?」「時代の変化を感じる」「最高のドラマ」「奥深い世界だということは初めて知った」といった声がありました。 

30歳で主演、山崎紘菜が“戸惑いながら学ぶ女性”を演じた

主人公の藤崎アカリを演じた山崎紘菜さんは、1994年4月25日生まれ、千葉県出身の俳優です。身長171cm、特技は走り高跳びです。

2025年4月1日の放送開始時点では30歳で、放送期間中に31歳を迎えました。 山崎さんの演技が印象的なのは、アカリを“何でも理解している人”としてではなく、“分からないから学んでいく人”として見せているところです。

CLASSY.のインタビューで山崎さんは、次のように語っています。

  私自身、女性用風俗という単語を聞いたこともなかったので、今回のお話をいただいたときに「これはなんだ…?」と想像すらできなかったのが正直なところ出典:『山崎紘菜さんが女性用風俗店の裏方役に!?「性の悩みがすごくリアルです」』(CLASSY. 2025年4月8日配信)

だからこそ、アカリが初めてパラディーソに入ったときの戸惑いが、一般視聴者にも近い感覚として伝わるのではないでしょうか。

第9話では、ゴコウ(橋本淳)に女性の性に関する相談依頼が殺到しました。アカリは、ゴコウがセラピストとして成長してきた過程を知る利用者への取材に立ち会います。

その一方で、アカリのもとに「リオ(別府由来)が依頼をドタキャンした」と連絡が入りました。リオは昼夜を問わずアカリに連絡しており、アカリはリオが依頼をキャンセルしたのは、以前に自分が冷たい対応をしてしまったせいかもしれないと悩みます。

仕事として線を引くべきか、人として寄り添うべきか。その迷いを、山崎さんは大げさに泣くのではなく、表情の硬さや言葉を選ぶ間で見せていました。

さらにアカリは、仕事が順調に見えていたタイミングで彼氏から思わぬ提案をされます。自分の仕事を理解されない苦しさと、パラディーソで見てきた女性たちの悩みが重なり、アカリは自分の人生をどう選ぶか考えるようになります。

内勤という裏方の立場でありながら、彼女自身も変化していく点が本作の見どころです。 ドラマ『ジョフウ ~女性に××××って必要ですか?~』は、題名だけを見れば過激に感じられる作品です。

しかし実際には、女性たちが言い出しにくい悩みを抱えたまま孤立しないよう、アカリたちが一件ずつ向き合う物語でした。性の話を笑いものにせず、かといって重苦しくしすぎず、仕事ドラマとして見せた点に本作の新しさがあります。

だからこそ本作は、“地上波の限界に挑んだ衝撃のドラマ”と呼ぶにふさわしい一作です。山崎紘菜さんが演じるアカリのまっすぐな戸惑いと成長があるからこそ、視聴者も新しい世界を一緒にのぞいているような感覚になれるのではないでしょうか。

※記事は執筆時点の情報です

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