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嵐はやっぱり「別格」だった 一緒に大人になったファンがもたらした2000億円の経済効果

  • 2026.3.26

経済効果は「空前絶後」!?

人気アイドルグループ、嵐の最後となるライブツアーが札幌で開催されました。
その経済効果に注目が集まっています。

「空前絶後」ともいうべき今回のライブは、北海道の経済にどれほどのインパクトをもたらしたのでしょうか。

経済ジャーナリストの荻原博子さんに詳しく話を聞きました。

今回のライブツアーをめぐって、荻原さんはまずこう推察しています。

「600億円という数字が一部報道で出ていますが、実際には2000億ぐらいいくんじゃないかと思いますね」

なぜそこまで大きな数字を見込むのでしょうか。
荻原さんはまず、札幌だけで15万人の動員が見込まれたという事実を挙げます。

Sitakke

「飛行機代、ホテル代、チケット代はもちろんですが、嵐のファンにとってはこれが最後のライブなので、グッズもいっぱい買うんですよね。やっぱり1人で10万から20万円ぐらい予算を見ているはずなんです」

1人あたり10万〜20万円という消費額に、15万人という動員数を掛け合わせれば、それだけで「150億から300億ぐらいいくんじゃないか」と荻原さんは試算します。

「大人」になったファンの経済力

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さらに、コンサート観戦だけで終わらないのが嵐ファンの行動パターンです。

「東京とか、九州あたりからも行く人もいる。そういうところから来て、割といいホテルに泊まり、ドームで鑑賞し、グッズを買って、そのあと北海道のいろんなところについでに旅行するとなると、やっぱり200億から300億ぐらいの経済効果がそれだけでもあるんじゃないかと思います」

経済効果の大きさをさらに押し上げているのが、嵐ファンの年齢層と経済力です。

「嵐のファンの方というのは、社会に出たてで、まだ給料がすごく安いころに嵐の歌を聞いて、ものすごく勇気づけられた人たち。今その人たちがどうなっているかというと、結構会社でいい位置にいる。特に、女性でもかなりの収入を得ている。ですから、嵐となったらお金に糸目をつけないという方が多いんです」

若者として嵐に熱狂していた世代が、今やキャリアを積んで経済力を手に入れている状況が今回の経済効果を生んでいます。

嵐が訪れた場所はすべて「聖地」に

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荻原さんは、嵐のライブの影響力の大きさを別の観点からも表現しています。

「匹敵するとしたら大谷翔平選手が札幌に来る、ドームで打つ。そのぐらいに匹敵するんじゃないかぐらいの、やっぱり嵐ってすごい影響力があります」

荻原さんが特に強調したのは、コンサートを一時的なイベントとして終わらせるのではなく、北海道への観光リピーターを獲得する好機として活かすべきだという点です。

「嵐が見たくて、それから嵐と同じ空気が吸いたくて、皆さん、札幌に来るんです。だけど、来てみたら札幌っていいところだね、周りには小樽もあるし富良野もあるし、いろんなところがあって、ほんとに北海道って自然豊かだねということを感じてもらえれば、この方たちは『北海道のリピーター』になってくれると思いますね」

さらに、嵐のメンバーが滞在した場所そのものが観光資源になるとも指摘します。

泊まったホテルや、食事をしたところ…それらはそのままファンの「聖地」になります。

「あのライブのときの聖地でもう一度あのときの興奮を…」

そんなきっかけで来てもらったファンたちに北海道の自然や食べもの、景色も人も…魅力をいっぱい知ってもらうことで「もう一度来たい」というリピーターの入口になる期待ができるというわけです。

すすきのやホテルも大盛況

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では、具体的にどの業種が潤うのでしょうか。荻原さんが最初に挙げたのは宿泊業です。

「ホテルはもう満室になりますよね。どんなに高くても入るという人たちが山のように出てくるわけですから、宿泊はものすごくこれで潤いますよね」。

また、「すすきのあたりだと、北海道に来たんだったら、いっそすすきのに行ってみようということになって、辺りの飲食店も沸き立ちます」と指摘します。

さらに『お土産』も見逃せない存在です。
「嵐とはまた別に、『北海道に行きました』というお土産を買って帰らなければいけないという人も山のようにいるので、お土産屋さんというのも結構にぎわうんじゃないかと思いますね」

Sitakke

チケット代、交通費、ホテル代、グッズ代、飲食費、土産物代…ファンの消費行動は多岐にわたり、それが積み重なって巨大な経済効果を生み出すという構図です。

荻原さんは、ライブ当日の消費だけにとどまらない経済効果についても言及しています。

「これが映像だったり放映権だったり、いろんなもので稼いでいくわけですから、もしかしたら私が想像するよりももっと大きな経済効果を生むかもしれませんね」

Sitakke

「推し活ではお金を惜しまない人が多いので、推し活に乗るということはものすごく経済効果を発揮するんですが、嵐のラストライブほどのものがこれから出てくるのか…」

今回のライブを「空前絶後」「別格」と繰り返し表現した荻原さん。

「このボーナスをさらにリピートにつなげていくという努力をすれば、北海道経済にはかなりいい影響を与えるんじゃないか」と述べています。

今後、ツアーは東京、名古屋、福岡、大阪と会場が移り、2026年5月31日の東京ドーム公演が最後となります。

取材・文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は、HBC「今日ドキッ!」放送時(2026年3月16日)の情報に基づきます。

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