1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「無理にでも行かせるべき?」不登校になったHSCの娘⋯夫との“温度差”を埋めた方法

「無理にでも行かせるべき?」不登校になったHSCの娘⋯夫との“温度差”を埋めた方法

  • 2026.3.19

こんにちは。繊細気質(HSC:Highly Sensitive Child)な小学生の娘を育てる母、びす子です。みなさんは、子育てのことで配偶者と意見がぶつかったり、「どうして私ばっかり必死なの?」と孤独を感じたりしたことはありますか?我が家はどちらかというと、お互いの意見に対して「まぁそういう考え方もあるよね」と受け止め合うタイプで、日頃は大きな衝突がない夫婦です。でも、娘が学校へ行けなくなった日、初めてと言っていいほど夫との間に温度差を感じました。

娘が「学校へ行けない」となったあの日

小学2年生の夏休み明け、娘は突然、学校へ行けなくなりました。理由を聞いても「わからない」「なんか無理」と言うばかり。はっきりした原因がないからこそ、母親の直感で「これは無理に行かせたらまずそうだな」と感じました。在宅で仕事をしている私は娘のそばで様子を見守り、夫はいつも通り出勤。きっと夫は「今日一日休めば、明日は行けるだろう」くらいの感覚だったんだと思います。それまでも登校しぶりは何度もあったので、その日は特に何も言われませんでした。ところが、休みが2日、3日と続くと、夫から「さすがにそろそろ行ったほうがいいんじゃない?」と。その瞬間、私の頭の中には次々と不満が浮かんできました。「毎日そばで見てないのに何がわかるの」「こっちは必死で支えてるのに」「行かせたほうがいいかもって不安なのは私だって同じだよ」でも同時に、夫の言い分がまったく間違っているとも思えませんでした。「親として心配してるだけなんだよね」「私の判断が甘いだけなのかな」そうやって自分の気持ちにも夫の気持ちにも板挟みになって、どう考えていいのか分からなくなっていました。このままじゃきっと私のほうが先に限界が来る。そう感じて、初めて「ちゃんと伝えなきゃ」と思いました。ここからは、娘が学校へ行けなくなったこの出来事をきっかけに、HSC子育ての中で私が夫との関係で意識したポイントを紹介していきます。

ポイント① 感情ではなく「状況」を言語化する

私が最初に意識したのは、「気持ち」ではなく「状態」を伝えることでした。「あなたはわかってない!」という思いをそのままぶつけてしまうと話が平行線になってしまう。そう思ったので、娘の様子をできるだけ客観的に、事実ベースで伝えるように意識しました。たとえば・登校前にお腹が痛くなってしまうこと・校内の音や人の多さにすごく疲れていること・帰宅後ぐったりしていること「つらそう」「かわいそう」という感情の言葉はなるべく抑えて淡々と事実を並べる。これだけでも夫の考え方が少しずつ変わっていきました。

ポイント② 第三者の言葉を借りる

それでも、私の言葉だけでは限界があるとも感じていました。どうしても「母親フィルター」がかかってしまうし、夫からすると「身内の主観」に聞こえてしまう部分もあったと思います。そこで思い切って、HSCに関する記事や本をいくつか夫に渡すことに。正直、渡すのにはとても勇気がいりました。「面倒くさいって思われたらどうしよう」「読んでもらえないかもしれない」いろんな不安が頭をよぎりましたが、結果的にはこれが大正解。第三者の専門的な視点が入ることで、夫の中でも「これは甘えじゃなくて生まれ持った気質なんだ」「根性論でどうにかなる話じゃないんだ」と認識が変わったようでした。

ポイント③「どう学校に行かせるか」ではなく「どう支えるか」へシフト

それから私たちは「どう学校へ行かせるか」ではなく「娘にとって今どんな関わり方が一番負担が少ないか」を一緒に、同じ方向を向いて、考えられるようになりました。この変化は、私にとって本当に大きかったです。それまでは「休ませすぎかな」「でも無理させたらもっと悪化するかも」といった迷いを自分一人で全部背負っていたからです。特に驚いたのは、普段は忙しくてなかなか休みを取れない夫が、適応指導教室(教育支援センター)について自分から調べてくれて、見学にも一緒についてきてくれたこと。※適応指導教室(教育支援センター)とは…不登校の小中学生を対象に、学校復帰や社会的自立を目指して学習支援や相談が行われる公的な機関。各地自治体に設置されている。「ちゃんと当事者として関わろうとしてくれてるんだな」と感じられた瞬間、肩の力がふっと抜けました。結果的に娘は、部分登校や放課後登校を経て少しずつ回復。3年生から通常登校に戻りました。4年生の今は、元気に学校へ通っています。

Instagram:びす子(@bisucoco1)

元記事で読む
の記事をもっとみる