1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「バツイチ女性はモテる」は本当か?離婚歴が“武器”に変わる人&“マイナス”になる人の決定的な差とは

「バツイチ女性はモテる」は本当か?離婚歴が“武器”に変わる人&“マイナス”になる人の決定的な差とは

  • 2026.3.15
バツイチ女性はモテるって本当?(画像はイメージ)
バツイチ女性はモテるって本当?(画像はイメージ)

「離婚したら、なぜか急にモテ始めたんです」

恋愛や不倫に関する相談の現場で、私がこの言葉を聞くことは珍しいことではありません。離婚は人生の大きな出来事です。嫌な思いも残るし、生活も大きく変わります。それにもかかわらず、恋愛市場では“強く見える”瞬間があります。ところで、バツイチ女性は「結婚歴なしの独身女性」よりモテるという説がありますが、本当なのでしょうか。検証してみましょう。

私の意見は「条件つきでYES、場面によってはNO」です。

離婚歴そのものがモテる魔法になるわけではありません。ただし、離婚によって“にじみ出る要素”が、ある層の男性に刺さります。その点については、バツイチ女性がモテるというリアルがあります。

離婚は、いまや「レア」「後ろ向き」「結婚の失敗者」というイメージではありません。厚生労働省の人口動態統計では、2024年の離婚件数は18万5895組と、前年よりも増加しています。また、再婚も一定数あり、2024年は「夫が再婚」17.9%、「妻が再婚」15.6%というデータが示されています。

つまり、離婚歴があること自体は“珍しさ”ではなくなってきているというのが、今の大前提です。

一方で、「離婚歴を気にしない人」はどのくらいいるのでしょうか。婚活サービスの会員データという限定つきではありますが、婚活アプリ「ブライダルネット」の2020年の調査では「相手の離婚歴を気にしない」人が全体の73.0%を占めるという数字が出ています。一般化には注意が必要でも、「離婚歴=即アウト」ではない空気は、確実に広がっています。

「モテる」に変換されるのは、離婚歴ではなく“離婚後の気配”

私が見てきた限り、モテるバツイチ女性には共通点があります。それは“離婚を通じて、余計な幻想が剥がれた人”だということです。結婚生活により、良くも悪くも「生活の解像度」が上がります。恋愛のドキドキより、お互いの習慣のズレや、疲れた夜の会話の重さや、家事育児の不公平感や、金銭感覚のズレが、どれだけ積もるかを実感してしまいます。

離婚を経て再び恋愛に戻ってきた女性の中には、「相手を“理想の王子さま”に仕立てない」「不安を『察して』ではなく、自分の気持ちを言語化できる」「依存ではなく、共同経営の感覚で関係をつくれる」という雰囲気をまとった人がいます。

この「結婚に夢を求めない」「地に足がついている」「一緒の生活が想像できる」「俺にガッツリ頼らない」「結婚のシンドさを分かっている」という安心感が、ある層の男性にとってはものすごく魅力的に映るのです。

実例1:35歳・専業主婦からシングルに「元夫の話をしない女性」が刺さった

アスミさん(35歳)は、出産を機に専業主婦になりました。夫は仕事を理由に家事育児からフェードアウト。深夜帰宅、休日は寝ているかスマホ。泣きながら「私、1人で育児しているみたい」と言っても、返ってくるのは「大げさーー」の一言。

決定打は、子どもが熱を出した夜。アスミさんが病院に連れて行こうとしているのに、夫は布団から出ませんでした。

彼女は私にこのように言いました。

「この人、私たちが困っても動かないんだと、はっきり分かったんです。愛が冷めたっていうより、“信用”が折れました」

離婚後、彼女は生活費の見直し、保育園の調整、仕事探しを一気に進めました。疲れ切っているはずなのに、不思議と表情が明るくなりました。理由はシンプルで、「もう期待しないから誰にも裏切られない」といいます。

その後アスミさんは、友人の紹介で知り合った男性と交際します。彼がアスミさんにひかれた理由は意外でした。

「離婚した理由を、相手を悪者にせずに話せるところ。あと、元夫の愚痴を“武器”にしないところ。そこに品がある」と言われたと。

彼女は離婚歴を隠しませんでした。でも、元夫を攻撃する物語にも、悲劇のヒロインにもなりませんでした。淡々と「私はこういう関係は続けられないと思った」と言える、ここが強いですね。“離婚歴”がモテたのではなく、離婚を経て生まれた「境界線の引き方」と「言語化力」が、恋愛に変換された例です。

実例2:42歳・夫の不倫で離婚。「怖さ」を手放したら、恋愛の主導権が戻った

佳世さん(42歳)は、結婚15年目で夫の不倫が発覚。相手に謝らせ、夫にも土下座させ、それでも心が戻らなかったため、離婚しました。その後、佳世さんがまずやったのは“自分の生活の温度を上げること”でした。つまりご機嫌な私を取り戻すこと。

美容室を変え、カラフルな服を買い、夜の時間に小さな習い事を入れると、周囲の男性の反応が変わり始めます。

佳世さんは言いました。

「モテるようになったっていうより、“私はもう失うのが怖くない”って顔になったんだと思います」

離婚前の佳世さんは、夫に嫌われないように機嫌を取り、言いたいことを飲み込み続けていました。

でも離婚後は違います。「私は私で生きられる」。そう、本音というか“魂”のレベルで確信した瞬間でした。すると、恋愛でも“選ぶ側”にスイッチしたと。

佳世さんが交際したのは、同年代の男性。彼は最初から再婚を焦っていませんでした。大事にしたのは「安心して話せること」。彼女も同じでした。

バツイチ女性が「モテる」と感じる瞬間の正体は、ここにあります。離婚によって、“相手にしがみつく恋”と“嫌われないための努力”から降りたとき、人は魅力的に見えます。これは男女共通です。

「結婚歴なし女性より有利」説の真偽

では、バツイチ女性は「結婚歴なし女性」より有利なのでしょうか。ここは、恋愛市場を分けて考えると見えてきます。

■結婚を最短で目指す市場離婚歴が不利に働くこともあります。自分の親の反応、子どもの有無、前婚のゴチャついた事情、養育費関連など“確認事項”が増えるからです。

■落ち着いた関係・現実的なパートナーシップを求める市場むしろ有利に働くことがあります。「分かっている人」「無理をしない人」が刺さるからです。

つまり、「有利不利」ではなく、「刺さる市場が違う」。これが答えです。

モテるバツイチ女性がやっている“たった3つのこと”

最後に、現場感のある“効く”ポイントを3つお伝えします。

(1)離婚理由を「告発」ではなく「説明」にとどめる元夫を悪魔にすると、あなたの人生が元夫中心のままになってしまいます。

(2)学びを「一文」で言語化する例:「私は、話し合いができない関係は続けられないと分かりました」。短く言える人は、回復が進んでいます。

(3)仕事、住まい、子育てといった生活の足場を先に固める恋愛は“依存”ではなく“選択”になると、質が上がります。

離婚歴は、勲章でも汚点でもありません。ただの「履歴」です。その履歴が「私は自分の人生を立て直せる」という静かな自信に変わったとき、恋愛は驚くほどスムーズに動き出します。

「恋人・夫婦仲相談所」所長 三松真由美

元記事で読む
の記事をもっとみる