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いま再び、90年代ミニマル。ストレートジーンズ×ローヒールが新定番に

  • 2026.3.10

私が90年代のルックのなかで、いまも心から愛しているのが、ストレートレッグのブルージーンズにローヒールのブーツを合わせたスタイル。ヒールはできればブロックヒール、つま先はスクエアトウが理想だ。

このミニマルな装いは、当時の俳優やモデルたちにとって定番だった。たとえば、シンディ・クロフォードは90年代に空港でキャッチされるたびにこの組み合わせを披露していたし、ジェニファー・アニストンコートニー・コックスも、『フレンズ』(1994–2004)のプロモーションでレッドカーペットに立つとき以外は、このスタイルを好んでいた。ボクシーなスーツやシルクドレスに身を包んでいないときのウィノナ・ライダーもまた然り。

それぞれアプローチは異なれど、シガレットジーンズとローヒールは、90年代を象徴する彼女たちにとって、ある種の“ユニフォーム”のような存在だった。

1996年、ロサンゼルス国際空港にてウィノナ・ライダー。
Celebrity Sightings at Los Angeles International Airport1996年、ロサンゼルス国際空港にてウィノナ・ライダー。
1995年、マリブでキャッチされたコートニー・コックス。
6th Annual Project Robin Hood Benefit L.A. Regional Food Bank1995年、マリブでキャッチされたコートニー・コックス。

この色褪せることのないスタイルが、2026年、再び注目を集めている。ニューヨークファッションウィークの期間中、ストリートスタイル常連やオフランウェイのモデルたちの足もとには、ブロックヒールのブーツとストレートジーンズ。iPhoneを片手に歩くその無造作な佇まいが、洗練とこなれ感を自然に引き立てていた。

その空気は、ランウェイにも静かに広がっている。90年代的ミニマリズムが再び浸透しているのだ。ドラマ『Love Story』(2026)でキャロリン・ベセット=ケネディを演じるサラ・ピジョンが来場したケイトKHAITE)の2026-27年秋冬ショーも、その流れを体現していた。シガレットシルエットのジーンズにローヒールブーツ。過度な装飾を排したバランスが、90年代のミニマルな強さを思わせる。

Street Style - February 2026 New York Fashion Week
Street Style - February 2026 New York Fashion Week

私自身はどちらかといえば“ゼロヒール派”だが、UK版『VOGUE』のファッションライター、オリヴィア・アレンは、ストレートジーンズにブロックヒールという装いでオフィスに現れることが多い。たいていはシンプルなカシミアニットを合わせて。

「ジーンズは持ちすぎなくらい持っていて、朝は結局、その中からほとんど同じような一本を選んでしまうの」と彼女は言う。「でも同時に、あまりに王道なロック風のデニムスタイルになるのは避けたいし、スニーカーもどうも苦手。歩きやすいヒールなら、その両方を回避できるし、身長にまつわる小さなコンプレックスもさりげなくカバーしてくれる。ブーツにサングラス、イヤホンを合わせて街を歩くとき以上に、気分が上がる瞬間はない」

冬から春へと季節がゆるやかに移ろう今、この“絶対に失敗しない”90年代コンビへの確信はますます強まっている。ずっと自分だけのユニフォームが欲しかった。どうせなら、シンディ・クロフォードお墨付きのスタイルを選ばない理由はない。

Text: Daisy Jones Adaptation: Saori Yoshida

From: VOGUE.UK

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