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時計とスタイル:〈HEUGN〉デザイナー・小山雅人のケーススタディ

  • 2026.3.3
〈オメガ〉「シーマスター30」、〈グライシン〉の時計、〈ジラール・ペルゴ〉の時計、〈ロレックス〉の「サブマリーナー」

ドレスもカジュアルも相性の良いタイムレスな時計を愛用し続ける

〈ユーゲン〉のデザイナー小山雅人さんは、世代を超えて受け継がれるタイムレスな服を手がける。そのもの作りのマインドは、腕時計の選択にも通じている。

「時計も手元に残り続けるものを選ぶ中で、1960年代の〈オメガ〉の『シーマスター30』は、購入から25年経った今も1軍。パキスタン空軍へ供給したミリタリーウォッチなのに、ドレスウォッチのようなシャープなフェイスなので、カジュアルだけでなくドレススタイルにも相性が良い。

〈オメガ〉「シーマスター30」、〈グライシン〉の時計、〈ジラール・ペルゴ〉の時計、〈ロレックス〉の「サブマリーナー」
時計は収納箱に。手前の右から2番目は1960年代の〈オメガ〉「シーマスター30」。その他も〈グライシン〉や〈ジラール・ペルゴ〉の40年代の一本や〈ロレックス〉の「サブマリーナー」など粒揃い。
〈チューダー〉の時計
オイスターケースの〈チューダー〉は文字盤の色味に合わせレザーベルトに。

そんなドレスとカジュアルの中間に位置する腕時計が好きです。そのどちらかに偏りすぎているものは、バックルなどでチューニングします。40年代の〈ロンジン〉のレクタンギュラーケースのものはまさにその一本。レザーベルトからブラックのNATOベルトに替えることで、ドレス感を軽減しています」

〈ヴァシュロン・コンスタンタン〉の時計
1980年代の〈ヴァシュロン・コンスタンタン〉は、非常に薄いケースが特徴。
〈ヴァシュロン・コンスタンタン〉の時計
「フォーマルなスーツスタイルをさらに上品にしてくれます」と小山さん。

そんな毎日身に着ける時計において、心がけているのがその日の着こなしに溶け込むように巻くこと。

「足元が革靴ならば、茶色い革のバックルによってラギッド感のある60年代の〈オメガ〉の『シーマスター』を合わせる。スポーティなスタイルには、60年代の〈IWC〉を選びます。ベルトにラインがあることでラフな着こなしに馴染む。メンズウェアはアイテムが限られているだけに、腕時計でスタイリングの印象も変化します。それだけに、時計選びは重要なポイントだと思うのです」

〈IWC〉の「マーク12」
「デニムには重厚感のある一本を」と〈IWC〉の1990年代の「マーク12」を選択。

profile

小山雅人(〈HEUGN〉デザイナー)

こやま・まさと/1976年生まれ。大手セレクトショップでメンズのチーフデザイナーなどを経て、2018年に国内外のブランドを手がけるデザイン会社〈IDEAS〉を始動。19年に自身のブランド〈ユーゲン〉をスタート。

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