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鳴海唯、『テミスの不確かな法廷』で存在感 “明るさと真面目さ”がにじむ素顔

  • 2026.2.28
『テミスの不確かな法廷』で存在感を示している鳴海唯(左) (C)NHK width=
『テミスの不確かな法廷』で存在感を示している鳴海唯(左) (C)NHK

女優の鳴海唯が、ドラマ『テミスの不確かな法廷』(NHK総合/毎週火曜22時)で存在感を示している。

【写真】ドラマ初出演は広瀬すず主演の『なつぞら』だった鳴海唯(写真右)

本作は、作家・直島翔の同名小説を実写化した法廷ヒューマンドラマ。発達障害を抱えた裁判官・安堂清春(松山ケンイチ)が、自らの特性と向き合いながら難解な事件に挑む姿を描く。

鳴海が演じるのは弁護士の小野崎乃亜。東京の大手法律事務所に勤めていたが、挫折を経験し、安堂と向き合う中で変化していく役どころである。

小野崎は弁護士という仕事に真摯(しんし)に向き合う一方で、明るく前向きな性格の持ち主。物語の中では、松山演じる安堂や、遠藤憲一扮する門倉とのコミカルなやり取りも印象に残る。

例えば、第6話では、一家4人が惨殺された「前橋一家殺人事件」の再審請求に関わるべきか悩む安堂が、ふと「僕は宇宙人なのに」とつぶやく場面がある。その言葉に対し、小野崎は「どういう意味ですか?」と問いかける。答えに詰まる安堂に対し、「もしかして…遠くの物とか動かせたりします?」と続け、否定されると「な〜んだ、ちょっとだけ期待したのに」と残念そうに返す。わずか1分ほどのやり取りだが、緊張感の続く物語の中で、ひと息つける場面となっていた。

小野崎のキャラクターには、鳴海自身の持つ、“陽”の部分も重なっているのかもしれない。2月14日放送の『土スタ』(NHK総合/毎週土曜13時50分)に、共演する齋藤飛鳥と出演した際、鳴海は齋藤とまるで楽屋で話しているかのように自然体で、終始笑顔を見せていた(2人は同い年の27歳)。天然な言動も多数飛び出し、MCの近藤春菜からたびたびツッコミを受けていた。

一方で、プライベートでも親交が深いという女優の木竜麻生は、鳴海について「鳴ちゃんは本当に根がものすごく真面目な子。相談事もしてくれて、(私が)話していることから何かを得ようとする姿勢がいつもすてきだと思っていて。すごく尊敬しています」と語っていた。

鳴海が持つ明るさと真面目さ。その両面が、小野崎という役柄に重なって、内面からにじみ出ているように映る。

鳴海は、広瀬すず主演の連続テレビ小説『なつぞら』(2019年)でドラマ初出演を果たした。その後も、村上春樹原作のドラマ『地震のあとで』(2025年)、朝ドラ『あんぱん』(2025年)、そして今回の『テミスの不確かな法廷』では初のヒロイン役と、着実にNHKでの出演作を重ねている。

2月21日放送の『ナイツのちゃきちゃき大放送』(TBSラジオ/毎週土曜9時)にゲスト出演した際には、ドラマ好きとして知られるナイツの塙宣之から「予想していいですか? もう決まりました。朝ドラのヒロインに。(路線に)乗っています」と評されていたが、決して大げさではないだろう。本作を経て、さらに重要な役を担う日も近そうだ。(文:堀タツヤ)

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