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夫「米!米!もっと送らせろ!」実家から届いた米を全部食い尽くし。どうぞ♡好きなだけ食べさせてみた結果

  • 2026.2.27

私は28歳の会社員で、夫と二人で暮らしています。結婚して一年、周りから見れば穏やかな新婚生活――のはずでした。実際は、日常の小さな出来事が積み重なるたび、胸の奥に引っかかるものが増えていったのです。
なかでもどうしても受け入れられなかったのが、夫の「食べ方」でした。ある日、冷蔵庫を開けた瞬間、嫌な予感がして「ねえ!冷蔵庫のケーキ食べた!?」思わず声を上げました。すると夫は「ん?箱に入ってたホールケーキ?食べたけど?」と一言。それは友人の子どもの誕生日用に頼まれて作ったもの。箱には「食べないで」と書いてあったのに、夫は悪びれる様子もありません。
付き合っている頃はこんなことはありませんでした。結婚してから、夫は家にある食べ物を遠慮なく食べてしまうようになったのです。
いわゆる――食い尽くし系、でした。

家の中なら許されると思っている

結婚してから変わってしまった夫……。翌日の弁当用のおかず、私がもらったお菓子、 来客用に取っておいたスイーツなど、家にある食べ物を次々と食べてしまいました。

私が「それ明日のお弁当に使う予定だったのに! 勝手に食べるなんて良くないよ!」と言っても、「また作ればいいじゃん! 大袈裟だなぁ〜」その一言で終わりです。 私は栄養士として働いて、日々の食事は計画して整えるものだと考えています。だからこそ、予定を崩されること以上に、食べ物を軽く扱われることがつらく感じられました。さらに夫は、外では節度ある振る舞いをします。飲み会では取り分けを待ち、他人の分には手を出さないのです。つまり遠慮がないのは、私に対してだけ。その事実も、じわじわと心に積もっていきました。

そんなある週末、夫の同僚がわが家に立ち寄ることになりました。私は急いで焼き菓子をお皿に並べ「来客用」だと分かるようにしていました。ところが同僚が席につき、テーブルを見た瞬間、ふっと空気が止まりました。同僚が「え?これ、もう無くない?」とポツリ。お皿には、たった1個の焼き菓子だけが残っていました。すると同僚は夫を見て「俺一応“客”なんだけど〜! 客が手をつける前に食べるのは、さすがにないわ〜」と笑い出したのです。さらに冗談めかして「会社の飲み会ではそんなことしないのに、家だとやるんだ? 奥さんかわいそうじゃん」と言い放ったのです。

その一言で、夫の表情が固まりました。外では見せないはずの姿を露わにしてしまい、目の前で指摘されたからです。私は胸がざわつきながらも、どこかで思ってしまいました。

――これでやっと、私の言っていることが伝わるかもしれない、と。

価値観のズレが露わになった夜

数日後、実家の母から荷物が届きました。中身は、実家で作ったお米でした。私の実家は農家で、いつも季節ごとに野菜や果物をお裾分けしてくれるのですが、今回はお米と果物を送ってくれたのです。

最近は物価高でお米の価格も上がっていて、買うたびにため息が出るほど。だからこそ、この贈り物が本当にありがたいと感じていました。荷物を確認していると、ちょうど母から電話がかかってきました。電話に出ると「荷物は届いた? 最近お米高いからほんの少しだけど食べてね」と言ってくれたのです。母はいつも、見返りなんて求めず、ただ「困らないように」と送ってくれる人。母の気遣いに心があたたまりました。

その夜、私はさっそく母からもらったお米を食卓に出しました。夫はひと口食べ「お義母さんのお米うまいな〜!」と言い炊飯器の中のお米をぺろり! 私の分まで食べ尽くし呆れてしまいました……。すると夫は「もっと贈ってくれないかな〜! こんなんじゃ足りないよ!! もっと贈ってって言ってよ」と言い放ったのです。さらに「農家なんだから、野菜もほしいよね〜! そのへん気が利いてもいいのにな! ついでにお菓子とかもほしいんだけどね〜」と図々しい発言をするのです。

その瞬間、私は胸が冷たくなりました。母は“サービス”で送っているわけじゃない。善意で、私たちの生活を気遣ってくれているのに……。私は「お母さんは善意で送ってくれてるの。感謝する気持ちはないの?」と呆れた声で言いました。すると夫は気まずそうに茶碗を見つめるのでした。

その夜、母にこの出来事を話すと「……ちょっと任せてみな」と呟いたのでした。

身体で知り、言葉の重さを知った日

翌朝、母が片道1時間半もかけて軽トラックでやって来ました。荷台には米袋がいくつも積まれていて「運ぶの、手伝ってくれる?」と夫に伝えました。夫は軽い気持ちで米袋を持ち上げると――顔を歪め「重っ」と呟きました。

その後、一往復、二往復、三往復……。夫の息は上がり、肩は震え、汗が滴ります。その様子を見ながら、母は「田植えから収穫まで、何カ月もかけて育てるんだよ。乾燥も精米も、手間もお金もかかる。運ぶのだって大変なんだよ? 大変な思いをしながら、喜んでくれるかな? と思って贈ったのに“気が利かない”なんて言われたら、悲しいもんだよ。食べ物を雑に扱う人は、人の善意も同じように雑に扱う。私はそう思う」とビシッと伝えました。夫は米袋を抱えたまま、うつむき何も言えなかったのでした。

昼食の時間、母が持参したおにぎりを並べると、夫は手を伸ばしかけて止まりました。

「……みんなの分、足りてる?」

その一言に、小さな変化を感じました。しばらくして夫は「この前の同僚がきたときの菓子の件、正直めちゃくちゃ恥ずかしかった。外ではやらないのに、家だとつい……甘えてたんだな。今までごめん」と謝ってくれました。

それから夫は、人の分に手を出す前に必ず確認するようになりました。母の言葉が心に刺さったのでしょう。夫の行動を見ていると――もう同じことは繰り返さない。そう確信しています。

◇ ◇ ◇

外では取り繕えても、家での振る舞いにその人の本質は表れます。だからこそ日常の小さな行動を見直すことが、関係をより良くする第一歩になるのかもしれません。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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