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霊感のない夫が「除霊を依頼された」→ 園児の悪夢を退治した「いつものエイエイってやつ」の『答え』

  • 2026.2.26

霊感のある人も、ない人も、見た目では判断できないもの。仮に霊感があったとしても、よほど親しい間柄でない限り、自ら口にすることはないでしょう。ところがある日、夫が帰宅するなり「除霊を依頼された」と言い出してきて……霊感など全くないと思っていた夫に、いったい何が起きたのでしょうか。

突然の相談

ある日、「俺、除霊を依頼された」と真顔で相談してきた夫。霊感なんて全くない夫にそんな話が来るなんて詐欺かと思い、「どういうこと?」と問い詰めると、「幼稚園で俺が幽霊を退治できるって噂になってるらしい」と言うのです。

おばけを倒せるパパ

夫は除霊を依頼してきたパパ友Aに「霊感はないし除霊なんてできない」と何度も説明。それでも「形だけでいいから息子の前でやってほしい」と懇願され、断り切れず。さっそく週末、私と夫でAの家を訪ねることになりました。

話を聞くと、Aの息子が悪夢に悩まされているとのこと。小児科を受診しても「心的ストレスの可能性、そのうち治る」と言われるだけで改善せず。そんな中、幼稚園で「おばけを倒せるパパ」という噂を耳にし、藁にもすがる思いで夫に頼んだのだと言います。

「いつものエイエイってやつ」

夫は腹をくくり「おばけさんいなくなれー!」と叫んでみましたが、Aの息子はキョトン顔。すると「いつものエイエイってやつで退治して」と言い出すAの息子。大人たちは首をかしげましたが、息子がパンチのしぐさを見せた瞬間、夫は理解しました。

実は夫は最近ボクシングを習い始め、幼稚園のお迎えの待ち時間にもシャドウボクシングをしていたのです。それを見た園児たちが「おばけと戦っているパパ」と認識し、噂が広まったのでした。

新しい夫婦のルール

夫は本気のシャドウボクシングを披露。汗だくになりながら「おばけさん、全部いなくなったよ!」と宣言。すると、Aの息子は目を輝かさせ、満面の笑みで「ありがとう!」と答えてくれました。それ以来、悪夢は見なくなったそうです。

まさかボクシングが除霊に化けるとは思いませんでしたが、子どもの心を救えたのなら結果オーライ。とはいえ、これ以上依頼が来ては困るので「外でのシャドウボクシングは禁止」という新たな夫婦ルールが誕生したのです。

“人助け”というと大げさかもしれません。でも、“少年を救った”という事実は夫の中で確実に自信に繋がりました。日頃の小さな行いが、実は誰かの心を軽くしていることもあるのだと、実感できたエピソードです。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:桜井ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多用な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。

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