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「ショックすぎる」7年前、“放送終了”に相次いだ悲鳴…それでも“異例の復活”を遂げた『TBS人気バラエティ番組』

  • 2026.3.21

テレビ番組の中には、終了が発表された瞬間に大きな衝撃を与えた作品があります。視聴率だけでは測れない“愛され方”をしてきた番組ほど、終わるときの反響は大きくなります。今回は放送終了に悲鳴の声が相次いだ名番組を5つご紹介します。

本記事では、第4弾として『クレイジージャーニー』(TBS系)を紹介します。本番組は、世界の危険地帯や秘境を巡る個性的な人物の体験を紹介する紀行バラエティ。2019年に終了するも、視聴者の強い復活要望を受けて2022年に再開した異例の番組の魅力をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想のもとに作品選定・制作された記事です。
※一部ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

クレイジージャーニー

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『爆烈忠臣蔵』小池栄子   (C)SANKEI
  • 作品名(放送局):『クレイジージャーニー』(TBS系)
  • 放送期間:2015年4月17日~2019年9月4日、2022年10月17日~
  • 出演:設楽統、小池栄子ほか

クレイジージャーニー』は、独自の視点や強いこだわりを持って世界や日本を巡る人物“クレイジージャーニー”の体験を紹介する紀行バラエティ番組です。

番組には、危険地帯を取材するジャーナリストや未知の生物を追う研究者、過酷な秘境を旅する冒険家など、常人離れした行動力を持つ人々が登場。彼らが実際に体験した壮絶な出来事や、現地でしか知り得ない文化・風景をスタジオで語るとともに、番組スタッフがその旅に同行してリアルな現場を映像で伝えてくれます。

「自分では行かないけれど見てみたい世界」をコンセプトに、未知の場所や独特の価値観を持つ人々の生き方を紹介する点が特徴。深夜番組ながら高い人気を集め、唯一無二の紀行ドキュメントとして多くの視聴者に支持されている番組です。

想像もつかない常識外れの人たちを紹介、その驚きの内容とは

『クレイジージャーニー』は、一般の人では立ち入れない危険地帯や秘境を取材する、過激でディープな企画が大きな魅力となっています。

番組を象徴する存在の一人が、危険地帯ジャーナリストの丸山ゴンザレスさん。世界各地のスラムや犯罪組織の拠点に潜入し、麻薬取引のルートやギャングが支配する地域など、命の危険を伴う裏社会の実態を取材してきました。現地のリアルを当事者の証言とともに伝える内容は、番組の代表的なディープ企画として知られています。

また、写真家の佐藤健寿さんは、世界各地の奇妙な文化や風景を記録する「奇界遺産」の旅で人気を集めました。旧ソ連時代の痕跡が残るゴーストタウンや、不思議な伝承を持つ地域などを訪れ、独特の視点で未知の世界を紹介しました。

さらに、超高層ビルの階段を駆け上がる競技に挑む“階段王”の渡辺良治さんや、巨大な淡水魚を求めて世界の辺境を旅する怪魚ハンターの小塚拓矢さんなど、常識外れの挑戦を続ける人物も登場。彼らの壮絶な体験や独特の生き方を通じて、「自分では行けないが見てみたい世界」をリアルに伝える点が、この番組の大きな特徴となっています。

一部の企画で問題発生…やむなく番組が終了

2019年『クレイジージャーニー』は、一部の企画で問題が発生し、放送休止ののちに終了が発表されました。

問題となったのは「爬虫類ハンター」企画で、珍しい生物を捕獲するシーンにおいて、番組スタッフが事前に用意した個体を放ち、あたかも現地で偶然発見したかのように演出していたことです。外部からの指摘を受け、TBSテレビが社内調査を実施しました。

調査の結果、同様の手法が複数回の放送で行われていたことが判明。特に爬虫類企画では、紹介された生物の一部が事前に準備された個体であり、本来の「現地で発見する」という番組コンセプトと異なる演出が行われていたことが問題視されました。これを受けて2019年9月から番組は放送休止となり、同年10月に事実上の終了が発表され「ショックすぎる」など惜しむ声が相次ぎました。

その後、制作体制の見直しなどを経て番組は2021年の特番で復活し、2022年にはレギュラー放送も再開現在は再発防止策を講じながら、リアルな体験を伝える紀行バラエティとして放送が続けられています

ファンからの声によって復活…そして継続される異例の番組

『クレイジージャーニー』は、一度は放送終了となりながら、ファンの強い支持を受けて復活した“異例の番組”として知られています。視聴者の待望論によって同じタイトルと出演者のまま復活を果たしました。

危険地帯取材や秘境探検など“自分では行けない世界”をリアルに伝える唯一無二の内容で人気を集めており、終了後も視聴者から復活を望む声が多く寄せられました。

その声を受け、番組は2021年5月に特別番組として約1年半ぶりに復活。さらに2022年10月には制作体制を見直したうえでレギュラー放送が再開されました。MCも従来どおり、松本人志さん、設楽統さん、小池栄子さんが続投し、番組の個性を維持しながら再スタートを切った点も大きな特徴です。

放送倫理問題で終了した番組が、同じタイトルと主要出演者のまま復活するケースはテレビ業界でも非常に珍しいものです。こうした経緯から『クレイジージャーニー』は、視聴者の支持によって再び放送が実現した“異例の復活番組”として語られています。

また、2026年3月にはゴールデンタイムでの放送終了が発表されました。2026年4月からは深夜枠へ放送変更となり粘り強く番組が継続していく、まさに異例の番組なのです。


※記事内の情報は執筆時点の情報です