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たった5秒で「また会いたい」と思われる人。心理学者が明かす「好印象の正体」とは?

  • 2026.2.23

人に好印象を与えることは、生まれつきの才能ではない。そこにはいくつもの小さな習慣の積み重ねがある。心理学者エマ・セッパラは学術誌「サイコロジー・トゥデイ」の記事で、さりげないながらも確実に効果を発揮する行動の数々を説明する。

photography: shutterstock

声に出して言うことはないが、誰だって人から好かれたいものだ。少なくとも、「冷たい」とか「頑固」とか、「よく知ったら良い人なんだけどね」とは言われたくない。

2025年10月にサイコロジー・トゥデイのウェブサイトに掲載された記事のなかで、米イェール大学の教員・研究者で、人間関係の専門家である心理学者エマ・セッパラはカリスマ性を称賛する主流の議論とは反対の立場を取り、他者にとって私たちが本当に魅力的に見える理由を説明している。彼女の理論? それは「絆を生み出すのは、自信に満ちた態度や美貌ではなく、周囲の人々にも良い影響を与えるポジティブな態度である」というものだ。

小さな親切

エマによると、すべては彼女が「小さな高揚の瞬間」と呼ぶものから始まる。これは、ごく短い一瞬のやり取りのなかで「あなたは自分にとって意味のある存在だ」と相手に感じさせることだという。

「日常のなかにある小さな親切や共感、思いやりの行為です」と彼女は説明する。たとえば、心からの笑顔、少し工夫して投げかける質問、気持ちを込めて伝える「ありがとう」、あるいは相手の良い点に気づいて言葉にすることだ。これらの行動は取るに足らないもののようにも思える。だが、彼女に言わせると、私たちには他人をまったく見ることなく通り過ぎてしまう傾向がある。

「自分のことに夢中になりすぎて、人に注意を払わないことがあまりにも多くあります。人を当たり前の存在だと受け止めてしまい、彼らがいなくなって初めてその大切さに気づくのです」。こうしたささやかな親切は、人間関係に温かみを取り戻してくれる。

困難な状況にいる時こそ支える

もうひとつの重要な点は、私たちの関係は相手が最高の状態ではない時に決まるということだ。

「誰かが冷たく、無愛想に振る舞う場合、その背景には何か理由があることが多いでしょう」とエマは指摘する。それは、仕事上のストレス、家族の問題、経済的な不安などかもしれない。私たちが受ける苛立ちは多くの場合、間接的なシグナルにすぎない。

彼女は勝手に思い込まず、相手に何が悩みの種なのか尋ねるよう勧める。「あなたが本当に相手を気にかけ、注意深く親切に接すれば、その人の一日、そしてあなた自身の一日も変えることができるでしょう」

悪い面ばかり考えない

続けてエマ・セッパラが勧めるのは、私たちの反射的な行動を見直すことだ。私たちはしばしば悲観的になり、水が半分入ったコップを「半分空だ」と思ってしまう。

「このネガティブバイアスによって、私たちは問題点に集中しがちです」と彼女は指摘する。その結果、私たちは他人を非難し、早合点して判断し、責めてしまう傾向がある。そしてこのメカニズムは自分自身も相手も、さらに落ち込ませることになる。

一方で、少し距離をとって安易な批判に流されなければ双方にとってプラスになる。「前向きな反応は、相手との関係における安心感と幸福感を増すだけでなく、私たち自身の負担も軽減します」

平穏を育む

私たちの行動、態度、生活習慣は、周囲の人々にも大きな影響力を持つ。セッパラによると、緊張した人は周囲にその緊張を伝染させ、穏やかな人は周囲を落ち着かせるという。

「休息を取り、感謝の気持ちを育み、運動し、呼吸法や瞑想を取り入れることで自然と心穏やかな状態になります。そしてその穏やかさは言葉を介することなく、周囲の人々をも高めてくれるのです」

関心をしっかり示す

セッパラはまた、日常的な行動の重要性を強調する。人間関係は特別な瞬間ではなく、共有する小さな瞬間に築かれる。仕事、買い物、料理、片付けといったごくありふれた活動のなかでも、「相手が自分にとってどれほど大切かをきちんと示す」ことが大事だという。何気なく交わす一言、笑顔、相手の努力を認める態度など、ささやかな気遣いが真の親密さを築くのだ。

つまり、好感を持たれるために大げさな行動は必要ない。行動と言葉の両方で、ただ「そこにいる」ことを示すだけでいいのだ。

From madameFIGARO.fr

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