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漢方薬は自然由来であっても「お薬」です。気をつける点をクリニック院長安達先生にお伺いしました

  • 2026.2.19

漢方薬って子どもに飲ませてもいい?やさしいイメージだけど、気をつけた方がいいことってある?そんな疑問について、泉佐野あだちクリニック院長の安達晋吾先生にお答えいただきました。

ママ広場

子どもに漢方薬って飲ませてもいいの?

市販薬を使うときに知っておきたいポイント
薬局で「漢方薬」と書かれた市販薬を見かけることが増えてきました。
風邪気味のときや、なんとなく体調がすぐれないときに、「子どもにも使っていいのかな?」と迷ったことはありませんか。

漢方薬は体にやさしそうな印象がありますよね。
その一方で、使い方によっては思わぬ負担になることもあります。
今回は、子どもに漢方薬を使うときに知っておきたい基本のポイントを、安心して読んでいただけるようにやさしく整理しました。

なぜ漢方薬は迷いやすいの?

漢方薬は「自然のもの」「昔から使われているもの」というイメージがあり、一般的な薬よりも安心に感じる方も多いと思います。

でも実際には、
・薬なのか健康食品なのか分かりにくい
・どこまで自己判断で使っていいのか迷う
と感じることもありますよね。

大切なのは、漢方薬も体に働きかける『お薬』だということです。
だからこそ、上手に使えば助けになりますし、迷ったときは立ち止まって考えることも大切です。

「漢方だから安心」と思いすぎないように

「できるだけ体にやさしいものを選びたい」
そう思うのは、子どもを大切に考えているからこそ。
とても自然で、やさしい気持ちです。

ただ、漢方薬も『効くからこそ作用する薬』です。
「漢方だから大丈夫」と思って使い続けているうちに、本当は受診したほうがよいタイミングを逃してしまうこともあります。
大切なのは、漢方か西洋薬かではなく、「今の子どもの状態に合っているかどうか」です。
◇元気があり、軽い症状だけ → 短期間使って様子を見る
◇ぐったりしている、症状が長引く → 早めに相談する

迷うのは、子どもをしっかり見ている証拠です。
「ちょっと不安だな」と感じたら、一人で決めきらなくて大丈夫ですよ。

ママ広場

市販薬でも、子どもには注意が必要です

市販の漢方薬には、
「○歳未満は服用しない」
「○歳以上から使用可」
といった年齢の目安が書かれています。

子どもは体が小さく、薬の影響を受けやすいため、大人と同じ感覚で使うのは避けたほうがよいこともあります。
購入前には説明書を確認し、少しでも迷ったら薬剤師さんに声をかけてみてください。
それだけでも安心感がぐっと増えます。

飲みにくさが負担になることもあります

漢方薬は独特の苦味や香りがあり、子どもにとっては飲みにくいことも少なくありません。無理に飲ませようとすると、「お薬の時間」がつらい時間になってしまうこともあります。
そんなときは、次のような工夫が役立つことがあります。

○少量のお湯で溶かしてから飲ませる
○甘味のある飲み物(少量のはちみつ湯など)で味を調整する
※1歳未満の子どもには、はちみつは避けましょう
○ゼリー状の服薬補助食品を使う
○飲んだあとに水やお茶で口をすすぐ

ただし、ジュースや牛乳など、混ぜる飲み物によっては吸収に影響する場合もあります。
迷うときは、薬剤師さんに確認すると安心です。

他の薬との飲み合わせにも気をつけましょう

漢方薬は複数の生薬が組み合わさっているため、他の薬と作用が重なることがあります。
すでに、
◎風邪薬
◎解熱鎮痛薬
◎アレルギーの薬
などを使っている場合は、
医師や薬剤師に一度相談してから使うと安心です。

こんなときは相談を考えてみてください

次のような様子が見られたときは、早めに医療機関や薬剤師に相談することをおすすめします。
□飲んだあとに発疹やかゆみが出た
□腹痛や下痢が続く
□体調が悪化しているように感じる
□長期間飲み続けようとしている

まとめ

漢方薬は自然由来であっても、大切な『お薬』です。
子どもに使うときは、やさしく慎重に考えてあげることが大切です。

◆市販薬でも年齢制限がある
◆味や飲みやすさへの配慮が必要
◆他の薬との飲み合わせに注意する

「使っても大丈夫かな?」と迷うのは、お子さんを思っているからこそ生まれる気持ちです。
そんなときは、医師や薬剤師に相談することは決して特別なことではありません。
この文章が、少しでも不安をやわらげ、安心して判断するためのヒントになればうれしいです。

執筆者

プロフィールイメージ
安達晋吾
安達晋吾

泉佐野あだちクリニック内科・小児科・アレルギー科 院長の安達晋吾(あだちしんご)です。
小児科医として新生児から子どもたちの診療に携わり、救急医として大人の診療にも長く関わってきました。
これまでの経験を活かし、年齢や症状を問わず、地域の皆さまの身近なかかりつけ医でありたいと考えています。
当院の使命は「医療を通じて地域の皆様の生命・生活・人生に寄り添い、安心して暮らせる街づくりに貢献する」ことです。
通院診療と訪問診療の両方に対応し、体の不調だけでなく、心配や不安も気軽に相談できる、あたたかく安心できるクリニックを目指しています。

泉佐野あだちクリニック

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