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「トップで出前持ち」の意味、ちゃんと理解してる?ゴルフ用語を正しく知ろう

  • 2026.2.19

プレー中・練習でも使うゴルフ用語。みなさんは正しく使えていますか?

今回は、スイングプレーンとトップについて、解説します。

【用語】スイングプレーンという平面上を動かす

スイングプレーンは1枚の面だからクラブは一直線に動くと思っていませんか?

→クラブはV字型の空間を動きます。プレーン(面)というものの、決して1 枚の平面ではなく、その空間の範囲のなかで上がって下りてきていれば、オンプレーンと認められます。

スイングプレーンという言葉は、あまりにもゴルフの常識になっているように思えますが、逆に混乱の元になっているのではないでしょうか。

プレーンとは「面」です。1 枚の平らな面だと説明されることもよくあります。ベン・ホーガンが説明したのは、肩に乗せたガラス板のイメージです。一般的なイメージとしては、この面に沿ってヘッドが上がっていく、下りてくるというものだと思います。

現在のスイング分析やレッスンでは、シャフトの傾きに合わせたシャフトプレーンや、右ヒジとボールを結んだエルボープレーンといった説明の仕方も出てきています。クラブの構造を考えると、ライ角に合わせて振るのがその正しい使い方になるという「結論」が出ているわけですから、インパクトゾーンではクラブはシャフトプレーンに乗っているのが理想という答えが出ます。

ただし、その軌道のままでは、クラブは一般的に理想とされるトップの高さまでは上がっていけません。

そこで、ヒジや手首の関節を使ってクラブをより高い位置へと誘導していくわけです。その上限が、ベン・ホーガンのいったスイングプレーンです。

つまり、ホーガンのプレーンとシャフトプレーン(下限)という2つの面の間でクラブを動かせばいいというのが、スイングプレーンについての適正な解釈なのです。その範囲のなかで動いていれば「オンプレーンのスイング」といっていいと判断しています。

ですから、ヒジや手首の使い方も、いろいろあっていいということになっているわけです。このプレーンを決めているのは、クラブのライ角ですから、番手ごとにプレーンの傾きも違うことになることも注意してください。

シャフトのラインとボールと肩を結ぶラインの間の空間をヘッドが通っていれば、オンプレーンと認められる。バックスイングとダウンスイングで軌道が違うことも普通に見られる現象で、間違ってはいない

【用語】トップでは出前持ちの形になる

手首のコックでクラブを上げてから右手のひらを上に向ければいいと思っていませんか?

→トップでの出前持ちの形は、正しい形のひとつではありますが、手首の方向が大切です。指先が自分を向いていなければ正しい形とはいえません。

「トップでは出前持ちの形」とは、多くの昭和のゴルファーは聞いたことのあるワードだと思います。「出前持ちの形」というのは、右手のひらを空に向けて、手のひらに乗せたお盆を支える形です。トップで右ヒジが地面を向いている結果、右ワキが締まった状態になっています。

トップの理想の形は、体幹と上腕が90 度、ヒジが90 度、手首が90 度曲がっている形と言われていますが、「出前持ちの形」はまさにその状態なのです。なんのためにこの言葉が出できたのでしょうか。多くのアマチュアプレーヤーはバックスイングした際、左手首が甲側に折れてしまいます。

コックの意識でタテに上げようとすると手の甲側に折れることはすでに説明しました。スクエアグリップの人は、右手首が平側に折れるとフェース面はオープンの状態です。しかし、出前持ち=左手首が手のひら側に折れていれば、フェースは閉じた状態になります。

だから、ボールはつかまりやすくなる、という理屈です。ただ、「出前持ち」の言葉どおりだと、右手のひらが上を向くのはいいとしても、指先が背後を指す形をイメージしがちです。しかし、ゴルフスイングの場合、指先は自分を指す向きになるのが理想。その点を間違えないようにしてください。

ヒンジの動きでフェースをボールに向けながらクラブを上げていくと、自然に肩90度、ヒジ90度、手首90度で手のひらが空を向く形=「出前持ちの形」になる

ワキが90度、ヒジが90度、手首が90度曲がるのがトップの理想

いかがでしたか? ゴルフ用語の正しい知識を身につけましょう。

解説=奥嶋誠昭
●おくしま・ともあき/1980年生まれ。ツアーコーチ。アメリカの最先端スイング解析システム「GEARS」を日本で最初に導入。
ゴルフスイングを科学的かつ客観的に分析するノウハウを『ザ・リアル・スイング』(小社刊)に著して一躍注目された。
アマチュアからプロまで幅広く指導し、稲見萌寧、木下稜介らのコーチとしても活躍。
主宰する「ザ・リアル・スイング・ゴルフスタジオ」(横浜市)を拠点に活動する。

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写真=高橋淳司

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