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新秩父宮ラグビー場、SMBCグループがネーミングライツを取得!副名称「SMBC Olive SQUARE」が決定…略称は“オリスク”?

  • 2026.2.16

鹿島建設株式会社を代表企業として、三井不動産株式会社、東京建物株式会社、株式会社東京ドームの4社が構成企業となる「秩父宮ラグビー場株式会社」は12日、東京都新宿区において収容人数約1.5万人(ラグビー開催時)、約2.5万人(イベント時)の屋内全天候型多目的ラグビー場である「新秩父宮ラグビー場」を2026年2月3日に着工したことを発表した。

この施設はラグビーの聖地として長年親しまれてきた現秩父宮ラグビー場の歴史と想いを継承し、引き続きラグビー場として利用されるほか、さらなる発展を見据え、音楽コンサート、スポーツイベント、企業の展示会などの様々なイベントに対応可能な施設として整備し、Ⅰ期工事完了後の2030年に開業を予定している(その後のⅡ期工事にて南側広場の整備を行う予定)。

明治神宮野球場と入れ替える形で建設される新秩父宮ラグビー場は、地上8階地下1階建・延床面積約73,000㎡、収容人数ラグビー利用時約1.5万人、イベント開催時最大約2.5万人の、都内でも有数の好立地に位置した屋内全天候型多目的ラグビー場となる予定。

事業は「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」(PFI法)に基づいて行われ、事業者は施設等の設計、建設を行った後、独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)に施設等の所有権を移転すると同時に施設の公共施設等運営権を取得し、30年間の運営・維持管理を行うことになっている。

スタジアムは、神宮外苑地区の都市計画を踏まえ、競技施設エリアと接する東側の円周道路を「静かな賑わい軸」、西側のスタジアム通りを「活気ある賑わい軸」と読み解き、神宮外苑地区と調和したネットワークを形成。屋根の高さを抑え、軒高をMUFGスタジアム(国立競技場)や明治神宮聖徳記念絵画館と同程度とし、また上部を垂直方向に細かく分節した傾斜屋根とすることで、圧迫感を感じさせない外観デザインとしている。

画像: 外観イメージ
外観イメージ

現在の秩父宮ラグビー場建設時の観客席デザインを継承する弓なりの大屋根が感動を包み込む。

また、日本初の屋内全天候型ラグビー場として、ラグビーの国際大会等の開催が可能な施設水準で約1.5万席を計画。東西スタンドを均等にした「ダブルメインスタンド」と、フィールドコーナー部から試合を体感する観客席「ラグビータワー」、フィールドと同レベルの観客席「フィールドバー」等の快適で多彩な観戦体験を支える環境を整えると同時に、観客に包まれる感覚が選手に最高の高揚感を提供する。

画像: ラグビー利用時
ラグビー利用時
画像: ラグビータワー
ラグビータワー
画像: フィールドバー
フィールドバー
画像: VIPラウンジ
VIPラウンジ

環境面では『LEED GOLD®』や『ZEBReady』取得を予定しており、世界トップクラスの性能を目指すとともに、ユニバーサルデザインの導入やICT技術の活用などで誰もが使いやすく人にやさしい計画としている。

ラグビーの試合はもちろんのこと、ライブ・コンサートを中心とした各種イベントの開催が可能。50m×12mの大型ビジョンを設置し、多彩な演出を行うとともに、一つ一つの座席も前後左右のゆとりをしっかりと確保することで感動のエンターテインメント空間を創出する。

画像: 音楽コンサート利用時
音楽コンサート利用時
画像: 展示会利用時
展示会利用時

約2.5万人規模の屋内全天候型多目的ラグビー場で、都心に位置することから平日の来場も容易となっており、国内外トップクラスのアーティスト公演によるエンタメの中心地となることを目指す。

そして、南側開口部を開放することによりフィールドから南側広場(※Ⅱ期工事で整備)まで連続した空間を創出するなど、どこからでもアクセス可能な新たな秩父宮ラグビー場は、隣接するMUFGスタジアム(国立競技場)や明治公園と連携しながら、神宮外苑地区全体のにぎわいを創出していくことになる。

画像: 鳥瞰
鳥瞰
画像: 北東側外観
北東側外観

敷地内の存置樹木を最大限保存するほか、外苑創建時に植樹された樹種から敷地内に植樹する新植樹を選定し、神宮外苑地区の良好な緑地の形成を図るとのこと。また北側には日本スポーツの歴史や価値を発信する博物館機能を設け、周辺の文化施設と連携した文化交流の拠点としていく。

画像: 新秩父宮ラグビー場のシンボル「Scrum Arch スクラムアーチ」
新秩父宮ラグビー場のシンボル「Scrum Arch スクラムアーチ」

また、今回、歴史を継承しながら新たなラグビー場とともに歩んでいくトップパートナーとして、三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)が決定したこともあわせて発表された。

これにより、歴史ある「秩父宮ラグビー場」の名と併用する、副名称は「SMBC Olive SQUARE」に決定。竣工までの期間から運営開始後に至るまで、トップパートナーであるSMBCグループと協力しながら、人々に長く愛される施設を目指し、さまざまな取り組みを行っていくという。

「SMBC Olive SQUARE」(SMBCオリーブスクエア。略称は“オリスク”?)には、SMBCグループの挑戦の精神を象徴する「Olive」と、多くの人々が集い、スポーツ・エンターテインメントを通じて次世代に向けた新しい体験に出会える「広場(SQUARE)」にしたいというSMBCグループの思いが込められた。

以下は、SMBCグループ取締役執行役社長でグループCEOを務める中島達氏のコメント。

「ラグビーの聖地である秩父宮ラグビー場が、新たな一歩を踏み出すこの大きな節目に、トップパートナーとして伴走できることを光栄に存じます。

我々SMBCグループは「最高の信頼を通じて、お客さま・社会とともに発展するグローバルソリューションプロバイダー」をビジョンに掲げており、金融という殻に捉われず、お客さまや社会のお役に立つために挑戦し続ける、先進的なグループであり続けたいと考えています。

今回は、我々の先進的な取組や挑戦の姿勢をより多くの皆さまにお届けできる絶好の機会と捉え、本パートナー契約を締結しました。

ラグビー憲章のコアバリューは、当社の役職員共通の価値観である「Five Values」と相通じるものであり、ラグビーの精神はビジネスでも重要であると考えています。我々SMBCグループは、伝統を受け継いだうえで進化する新秩父宮ラグビー場のトップパートナーとして、本施設にご来場いただいた皆さまにリアルな観戦体験をお楽しみいただくとともに、新たな出会いや感動をお届けし、多くの挑戦が生まれる場づくりを進めてまいります」

画像: 新秩父宮ラグビー場の建設地
新秩父宮ラグビー場の建設地

なお、副名称は、正式名称「新秩父宮ラグビー場」とは別にPFI事業において事業者の安定的な施設運営と魅力向上を図る観点から、ネーミングライツとして付与が認められたもの。

2030年5月(予定)の施設運営開始日より、正式名称とともに、ラグビー場の多様な利活用の場面に応じて副名称も使用していくという。

筆者:奥崎覚(編集部)

試合だけでなくユニフォーム、スパイク、スタジアム、ファン・サポーター、カルチャー、ビジネス、テクノロジーなどなど、サッカーの様々な面白さを発信します。現場好き。週末フットボーラー。

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