1. トップ
  2. ノルウェー王室、現国王の祖母が精子ドナーを利用していた? 王位継承者の正当性を疑う暴露本が出版

ノルウェー王室、現国王の祖母が精子ドナーを利用していた? 王位継承者の正当性を疑う暴露本が出版

  • 2026.2.14
メッテ=マリット王太子妃(Princess Mette-Marit of Norway)、ホーコン王太子(Crown Prince Haakon of Norway) Rune Hellestad - Corbis / Getty Images

ノルウェーのホーコン王太子の妻で、将来王妃になるメッテ=マリット王太子妃。性犯罪者のジェフリー・エプスタインと親しく交際していたことが発覚し、厳しい批判にさらされている。王太子妃がフロリダにあるエプスタインの大豪邸に宿泊していたこと、彼に合計100通以上のメールを送っていたことがわかっている。そのメールの中で、王太子妃が王太子のことを「ねじれた人」と描写していたことも問題視されている。また今年初めから王太子妃の連れ子、マリウス・ボルグ・ホイビーの強姦事件の裁判もスタート。王妃や王室に対する批判はヒートアップするばかりである。

メッテ=マリット王太子妃(Princess Mette-Marit of Norway)、ホーコン王太子(Crown Prince Haakon of Norway)、ソニア王妃(Queen Sonja of Norway)、ハーラル5世国王(King Harald V of Norway) Handout / Getty Images

そんな中、ノルウェー王室に関する暴露本が出版されることになった。作者は歴史学者のトア・ボーマン・ラーセン。かつてノルウェーの王妃だった人物がドナーから提供された精子を使って王太子をもうけたと主張している。本当であれば、現在の国王や王太子の正当性に問題が生じるとヨーロッパマスコミを騒がせている。

モード・オブ・ウェールズ(Maud of Wales)、オーラヴ5世皇太子(のちの国王)(Crown Prince Olaf V)、ホーコン7世国王(King Haakon VII) Bettmann / Getty Images

暴露本の一部を一足早く入手した新聞「デイリーメール」によると、精子ドナーを利用したのはホーコン7世国王の夫人、モード・オブ・ウェールズ。現国王のハーラル5世の祖母にあたる。モードは結婚後、なかなか子どもができなかった。本によると彼女に身体的な問題はなく、夫のホーコン7世が不妊症だった。世継ぎを作らなくてはいけないというプレッシャーにさらされたモードは、間もなく33歳の誕生日を迎えるタイミングである決断をする。1902年10月にロンドンを訪ね、当時はまだ一般的ではなかった人工受精にトライしたというのである。施術したのはイギリス人医師のサー・フランシス・レーキング。医師は自分の息子、ガイ・レーキングの精子を使った。こうして生まれたのが、オーラヴ5世。のちに即位し、今の国王であるハーラル5世をはじめ、4人の子どもをもうけている。

モード・オブ・ウェールズ(Maud of Wales)、オーラヴ5世皇太子(のちの国王)(Crown Prince Olaf V) Keystone-France / Getty Images

数年前、ガイ・レーキングの子ども時代の写真が公表されたが、同じ年頃のオーラヴ5世にそっくりだった。モードは英国王室出身で、英国王エドワード7世の末娘で、ジョージ5世国王の妹に当たる。施術したとされるサー・フランシス・レーキングはこの2人の国王の主治医でもあった。人工受精をしたとされる翌年、レーキングはジョージ5世国王からロイヤル・ヴィクトリア勲章を叙されている。これらのことから、オーラヴ5世国王の生物学上の父がガイ・レーキングである可能性が高いと本は主張している。勲章は、人工受精を成功させ妹のモードをプレッシャーから救ったことに対する国王からのお礼だったというわけ。

国王の侍医たち。左下が問題となっているサー・フランシス・ラーキング(Sir Francis Laking) Hulton Archive / Getty Images

ノルウェーの王室支持者はこの暴露本に激怒し、著者を猛批判している。一方でオーラヴ5世とガイがそっくりであることからこの説を信じる人も。この本が国内でどんな反響を巻き起こすのか、出版を待ちたい。

元記事で読む
の記事をもっとみる