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「明日も行ってみようかな」小1こうちゃん冬のスキースクールへ 自分で決めてやり切った3日間にたくましさを感じた日【いっくじ日記#23】

  • 2026.2.11

HBCアナウンサーの室谷香菜子(むろや・かなこ)がお送りする、「連載|室谷香菜子の「いっくじ」日記」。

息子「こうちゃん」の“一言”と、一緒にしたためる一句で、子育ての日々を日々を”一句”(育)児日記につづります!

年が明けあっという間に1月が去り、こうちゃんはもうすぐ小学2年生。
身長より高い雪山に囲まれながら、毎日元気に登校しています!!

そして、この冬もたくさんの「初めて」を経験しています。

Sitakke

初めての豚カフェ!
こわがることなく「重い…けど、かわいいからどけてって言えない!」とにこにこ。

Sitakke

初めてのわかさぎ釣り!
釣果は1匹で、地味な作業に「飽きた~」と途中でグズグズ…。
だけど、天ぷらにしたわかさぎに「おいしい!」と感動していました。

Sitakke

そして初めての漢字検定にも挑戦。
どうしても「犬」の点の位置を覚えられないのが愛おしい…!

Sitakke

こうして書き出してみると、年があけてまだ2か月も経っていませんがこうちゃんは濃い毎日を過ごしています。

そんななか、自ら「行ってみたい!」と希望したのが初めての「スキー教室」!!

3日間のスキースクールに申し込んでみたものの…私は当日までソワソワ…。

「友だちも一緒じゃないし、やっぱり行かない!」

当日の朝になったらそんなことを言うんじゃないか、と準備しながら気が気ではありませんでした。

朝から憂鬱な私…こうちゃんは

Sitakke

そして迎えたスクール初日は、朝から吹雪で氷点下の気温!

「あ~ぁ…」

私は朝から憂鬱です。
スキーウエアの中には何枚くらい着せたらいいのか、靴下は1枚でいいのか、手が冷たくなったらいやになりそうだから手袋をもう1双…

慣れない準備に追われるなか、こうちゃんはというと平気な顔。全然不安そうではありません。

「ポケットにお菓子入れたから、もし食べられそうだったら食べてね」
「汗をかいたら、着替えてね」
「足が痛いとか、つらくなったら先生に言うんだよ?一人で勝手な行動したらダメだからね!」

かなり口うるさく言ったあと、恐る恐る「行けそう?」と聞きました。
するとこうちゃんは「うん、行く」と。

緊張した顔でバスに乗り込む背中を見ながら「えらいなぁ」と、我が子ながら思いました。

私だったら、親から離れて一人でバスに乗ってスキー教室に行くなんて絶対に拒否したと思います。

Sitakke

小さいころからこうちゃんは寒さに強く、雪山に飛び込んでいくような子だったけれど、たった一人で初めての世界に飛び込むたくましさには驚きました。

朝8時過ぎに家を出て、午後4時前にバス停に迎えに行くと、帽子をかぶって頭に汗をかいたのか、髪の毛がペタッとつぶれていて、ほっぺたは真っ赤。

「大丈夫?」と聞くと「うん。でも疲れた」と一言。

急いで帰宅し、わかしてあったお風呂に一緒に入りながら、どんなことを話してくれるかなとこうちゃんの言葉を待ちました。

疲れすぎたけど…

Sitakke

「疲れすぎたから明日は行かないことにしようと思ったんだけど、明日は今日より大変じゃないって先生が言ったから行こうかな…」

そして、「なだらかな傾斜の山を登るのが疲れる」「寒くはなかった」「お菓子は全部食べた」「お昼は豚丼だった」と、その日のことをゆっくり教えてくれました。

お風呂から上がるとスマホに着信が。スキー教室の先生からでした。

「レッスンの途中、足が痛いと言っていたので、様子を見てあげてください」

私も雪国育ちなのでスキーの経験があります。
寒いのも苦手だったし、なにより慣れないスキー靴を長時間はいていると足が痛くてそれがつらかった。

友だちもいない中、初めて会う先生についていってスキーをする中で、途中「もうやりたくない!」と思ったけど「明日はこれよりは楽なんだったらまた行ってみようかな」とひとりで気持ちに折り合いをつけられたのもまた成長。

きっとつらいだけじゃなく、大好きな雪の中で体を動かす楽しさも感じられたのだと思います。

「多分、明日はもっとうまくなるわ!」

そう言っている姿を見ながら、こうして少しずつ私の元から離れていくんだなと、なんとなくそんなことも思ったのでした。

結局こうちゃんは2日目も自分で言ったとおりにいやがることなくバスに乗り込んでいきました。

帰ってくると「きのうよりつらくなかった、楽しかった!」と少しコツをつかんだ様子。

そして最終日の3日目。

バスが着くと先生が急いで降りてきて、手には何か入ったビニール袋を持っていました。

聞きたいことはたくさんあったけどまずは「がんばった!」

Sitakke

「おかあさん、実はトイレが間に合わなかったみたいでおもらしをしちゃったんです…」

こうちゃんは疲れた顔で降りてきて、気まずそうな表情。

「大丈夫!?なんでもらしちゃった!?」と、本当は聞きたいことはたくさんあったけれど、まずは…

「よくがんばった!!!帰ろう、今日はゲームやっていいよ~!」

それだけを言ってビニール袋とスキー板、スキー靴を抱えて一緒に帰宅しました。

3歳でオムツを卒業してから1度もおもらし、おねしょをしたことがないこうちゃん。

洗濯機の前で袋を開けていると、後ろから「ママ、ごめんね」と声が。

「なんにもごめんねじゃない。よくがんばったでしょ、えらかった」と伝えると、「これ」と、合格証とバッジを見せてくれました。

Sitakke

3日間投げ出さず、自分でやりたいといったことをやり抜いてがんばった証。

「すごいね!!がんばった~!!!自慢できるね!!」と大喜びの私を見て照れくさそうにしながらも、こうちゃんは得意げ。

「疲れたけど、まぁ楽しいわ。また行く。来週も行く!」

ら、らいしゅうですか…。

そして、どうしておもらししてしまったのか、自分から私に話してきたのは数日後。

思い出したように、「トイレでスキーウェアを脱いで、また着るのが大変でさ、それで我慢したけど間に合わなかった。他の子には見られなかったからあんまり恥ずかしくはなかった」

「そっか、でも我慢しすぎるとああなるって分かったから、今度は早めに先生にトイレ行きたいですって言おうね」と言いましたが…

「そんなこと言われなくても分かってる」っていうリアクション。

Sitakke

私が手を貸さずとも、こうちゃんはしっかりと学び、自分で乗り越えていました。
この冬の大きな成長。

気づくともうすぐ2年生です。

ここで一句!

手を離れ 転んで学ぶ 冬の坂

「連載|室谷香菜子の「いっくじ」日記」

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文|HBCアナウンサー 室谷香菜子
青森県出身。2009年HBC入社。HBCラジオ「アフタービート」、「美香と香菜子のおさんぽ土曜日」などを担当。2018年第1子(男の子)を出産。趣味は寝かしつけ後のドラマ鑑賞と、美味しいお酒。息子(こうちゃん)との日常はInstagramでも発信中。

編集:Sitakke編集部あい

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