1. トップ
  2. 恋愛
  3. 美しすぎる50歳!美容家・神崎恵さんがアラサー女子に伝えたい美容のハナシ

美しすぎる50歳!美容家・神崎恵さんがアラサー女子に伝えたい美容のハナシ

  • 2026.2.4

美容家

神崎恵さん

美容のプロページはこちら

50歳を迎えた今、妹たちに贈る言葉

悩み多きVOCE世代の皆さん! 年齢を重ねれば重ねるほど、人生は豊かに、楽しくなっていきます。老いを怖がらず、美容を “手玉にとって”幸せな未来をデザインしていきましょう。──Megumi Kanzaki

自分の表面にしか価値を見出せなかった20代の頃

20代や30代は、本当に苦しい時代だと思います。20代は特に、あふれんばかりのエネルギーと、みずみずしい肌や体、若さという最高の武器をもっているのに、本人たちはその価値の高さに気づいていません。見た目や表面のかわいさや美しさがすべて。だってそれが、いちばんわかりやすい価値だから。

メダルを獲るほどのスポーツ選手なら、誰もがその圧倒的な価値を認めます。でも、普通に生きていたら、20代はまだ、自分の中に確かな何かがあるわけじゃない。だから、必死に表面を磨く。価値ある自分になるために。そんなふうに、自分に価値を付け加えるためのひとつの手段として、美容があります。

神崎恵さん

外見を磨いても磨いても満足できなかったとき、自分を満たしてくれるのはキャリアだと気づいた。


私自身もそうでした。学校や友達や彼氏といった半径数十メートルの狭い世界の中で、人と比べてはもっとかわいくなりたいと、もがいていました。しかも、当時はオーディション全盛期という外見を重視する時代で、かわいさや美しさは憧れの的。どうしたらかわいくなれるのか、必死で研究しました。

でも、今はもっと大変な時代。SNSの発達で、比べる相手の範囲が広すぎます。日本だけでなく、世界中の女の子たちが、かわいさや美しさだけでなく、もっているもの、住んでいるところなど、あらゆるものを見せつける。

いつまで、誰と、どこまで競い合えばいいの? ゴールが見えない中、30代になると、今度は結婚や出産、キャリアアップなど、比べるものがまた増える。これでは、苦しくて当たり前です。

美容は、わかりやすいツールです。肌づくりや髪のケア、メイクやダイエットなど、やったらやっただけ、それなりの結果は出ます。だからみんな、美容を頑張るし、キレイになる努力をする。

また、できることなら美容は全方位、抜かりなくやっておいた方がいいのは事実です。頑張ってキレイになったぶん、自分に自信がつくし、若い頃から積み重ねた努力は、その人だけの美容のセンスになる。その美容センス、美容貯金は本当に貴重で、必ず、未来の財産になります。だから、自分が納得のいくまでとことん美容に向き合う期間があっていいと思うのです。

でも、美容を頑張り続けて苦しいと感じたなら、一度立ち止まってみてください。なんのために? 誰のために? 誰と張り合っているの? と疑問を抱いたなら、美容を頑張るのを一旦やめていい。

そして、それまで頑張った自分を労って、褒めてあげましょう。昨日より今日の肌がキレイだったこと、メイクを頑張った朝、鏡を見たらすっごくかわいい自分がいて、思わず笑顔になったこと、お手入れしたサラサラの髪が風になびいて、まっすぐ前を向けたこと。誰だってひとつは美容の力で、「私は大丈夫」「私は私」だと思えた瞬間があるはず。

同時に、年齢を重ねて、仕事や家事や育児などをうんと頑張ってきた人は、見た目や表面だけじゃない、自分だけの価値が別にあると気づくでしょう。私自身、外見を磨いても磨いても満足できなかった自分を満たしてくれるのはキャリアだと気づいたのは、まさにそんな30代。がむしゃらに美容の仕事を頑張っていた頃でした。

神崎恵さん

苦しくて当たり前。でも、自分が満足いくまで一度向き合ってみると、必ず未来の財産になります。


そこからの私は強かった(笑)。もちろん、仕事や人生に迷ったり悩んだりはします。でも、そんな時味方になってくれるのも美容。若かりし頃、肌のアラを隠したくてファンデーションを塗り重ねたり、少しでもまつげをフサフサに見せたくてマスカラを3度塗りしたり、高ければ高いほど効果があると信じて高価なクリームを分厚く塗りまくった日々も、今となってはひとつも無駄ではありません。いろいろ試して失敗した、その繰り返しが、今の私の美容センスの血となり肉となっていて、すべてが必要な時間と経験だったと実感しています。

だから私は、老いることが怖くないんです。40代、そして50代の私がどんな貯金をして美容を楽しみ、どんな60代、70代を迎えるのか。日々、健やかに自分を奮い立たせるひとつのツールが美容です。自分らしく美しく年を重ねていくために、上手に美容を使っていきましょう。

神崎恵さん

老いが怖いと思っている時間がもったいない! 常に20歳、30歳上の素敵な先輩方を目標に走ってきました。


神崎恵さん

撮影/岡本俊 ヘア/工藤由佳(Un ami) スタイリング/石関靖子 取材・文/田中美保

元記事で読む
の記事をもっとみる