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『バトルランナー』へのオマージュ多数! 『ランニング・マン』に隠されたイースターエッグを紹介

  • 2026.2.4
映画『ランニング・マン』メインカット (C)2025 Paramount Pictures. All Rights Reserved. width=
映画『ランニング・マン』メインカット (C)2025 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

先週末から日本公開を迎えた逃走型デスゲームアクション『ランニング・マン』。病床の娘を救うため、“捕まったら即死亡”というイカれた“鬼ごっこ”「ランニング・マン」に挑むのは、グレン・パウエル演じる主人公ベン・リチャーズだ。本作の原作はスティーヴン・キングの小説で、1987年にはアーノルド・シュワルツェネッガー主演で『バトルランナー』として映画化された。シュワルツェネッガー版は、“愛すべきヘンテコ映画”として今もカルト的な人気を誇っている。今回は、『ランニング・マン』に散りばめられた、『バトルランナー』をオマージュしたイースターエッグの数々をご紹介!

【写真】シュワルツェネッガーが“お札”で再登場 懐かしき『バトルランナー』(1987)場面カットも

■100ドル紙幣に描かれているのは…?

どの時代でも人々を翻弄するのは「お金」。この普遍的なテーマは『ランニング・マン』の世界でも健在だ。作中に登場する100ドル紙幣の肖像として描かれているのはベンジャミン・フランクリン――ではなくまさかのアーノルド・シュワルツェネッガー!

『バトルランナー』に続き、その貫禄あふれる姿で、新たな形での“出演”を果たした。また、シュワルツェネッガー本人は、パウエルとエドガー・ライト監督が表敬訪問に訪れた際に「アクションが独創的で素晴らしい」と本作を絶賛。特注の巨大紙幣をプレゼントされるとご満悦な様子だった。

■ゲームの幕開けを飾るスタートダッシュ

「ランニング・マン」の火ぶたが切って落とされるスタートシーケンスは格段に進化。『バトルランナー』ではボブスレーのソリのようなガジェットで前進するスタート演出だったが、本作ではポッドに乗り込み真下に急降下するという更にスリリングな仕様に刷新された。爆発的なスピード感と緊張感を描きつつ、スタイリッシュな演出によって瞬時に開始となるイカれた“鬼ごっこ”への没入感を強調した。

■「ランニング・マン」を支配する悪党たち

『バトルランナー』では国民的人気を誇るプロデューサー兼司会者のデーモン・キリアン(リチャード・ドーソン)がゲームをすべて仕切っていたのに対し、『ランニング・マン』ではこの役割が2人に分割された。

運営のトップ兼プロデューサーのダン・キリアン(ジョシュ・ブローリン)と、聴衆心理を煽るパフォーマーでありMCのボビー・T(コールマン・ドミンゴ)の存在だ。両者の冷酷さと狂気が、ゲーム全体の苛烈さを倍加させる。また、オスカーノミネート俳優としての実力を持つ2人が、本作の悪役を生々しく演じることにより、この“イカれた世界の常識”を頭ごなしに刷り込ませていく。

■“ストーカー”たちの遺志

『ランニング・マン』での“ハンター”に対し、『バトルランナー』の追跡者たちは“ストーカー”という名称で描かれ、それぞれが特異な武器や特徴を持ってランナーを追い詰めた。電撃技を操る“ダイナモ”や炎使いの“ファイアーボール”など、どこかコミカルな部分を持ちながら圧倒的なキャラクター性を魅せていた。

『ランニング・マン』では彼らのエッセンスを抽出。主人公ベンの協力者・エルトン(マイケル・セラ)が自身の家に設置した数々のトラップの中に、“ダイナモの撃退法”を彷彿とさせる演出が潜んでいる。さらに、ファイアーボールの愛用武器も思わぬ形で登場するなど、『バトルランナー』ファンなら思わずクスリと笑ってしまう仕掛けが満載だ。

わかる人にはわかる、にくい演出の数々が散りばめられた『ランニング・マン』。しかし、『バトルランナー』を予習して臨むことが必須というわけでは勿論ない。むしろ、本作を鑑賞した後に『バトルランナー』を観ることによって、より一層味わい深い作品へと昇華されるであろう。旧作へのリスペクトと進化が共存する『ランニング・マン』は現在公開中。

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