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韓国の暮らしを感じる日用品に出合える3軒。

  • 2026.2.3

古道具から現代作家の作品まで、独自のキュレーションで提案する店が増えている。工芸やクラフトからアンティークまで、その審美眼に定評のある『WOL』のオーナー、チョ・ソンリムさんに聞いた、韓国の今のライフスタイルを感じられる日用品と出合える店。

現在進行形の美しい工芸・クラフトの潮流に触れる。

hobak folk art gallery 호박포크아트갤러리/ホバクポクアトゥゲロリ踏十里 (タプシムニ)

韓国の古美術を扱う「踏十里古美術商店街(タプシムニ コミスルサンガ)」に2025年10月にオープン。コンパクトな店内には、数千年から数百年前の古道具をはじめ、現代の工芸作家の作品、現代アートが絶妙なバランスで混ざり合う。
朝鮮時代に作られた韓国のパッチワーク布の「ポジャギ」や古道具と一緒に並ぶのは、オリジナルで作ったTシャツ類。壁には現代アートの作品も。古いものと新しいものが軽やかに交差する。
数百年前に使われていたという伝統的な道具箱。大300,000W。

ヴィンテージショップ出身の男性と、海外を行き来する男性2人で手がけるギャラリーショップ。「“Old things, new things, all good things”を掲げ、韓国の古道具や骨董に加え、古着などのヴィンテージ、キャップやTシャツなどのオリジナルプロダクトも交えて新たな視点でキュレーションしています」とチョ・ソンリムさん。

Shop Data 동대문구 고미술로 21 118/118, 21, Gomisul‒ro, Dongdaemun‒gu 12:00~18:00 日月休 Instagram@hobakfolkartgallery

TWL Things We Love 티더블유엘 /ティドブリュエル梨泰院(イテウォン)

4階建てのビル一棟で展開するライフスタイルショップ。各フロアごとにコンセプトを設け、それぞれの世界観を表現する。写真は工芸品を集めた2階。韓国の作家が中心だが、日本人作家もミックス。
韓国の工芸ブランド〈multeo〉や〈verrevie〉のガラス、〈Studio FOH〉のカトラリー、キム・アラムの漆の盆が並ぶ。
お茶の人気が高く、茶道具コーナーを設けた。陶芸家のソン・セウンをはじめ、韓国で活動する日本人作家、エリ・タカノの作品も。

「きっかけは日本の〈東屋〉の豆皿が欲しくて足を運んだのが最初。まだ移転前の店でしたが、2012年の創業当時から、さまざまな生活雑貨やファブリックなどを幅広く扱っていました」。一棟のビル内で1階はギフトやアクセサリーなどの雑貨、3階はキッチンまわりなど国内外の日用品、4階はギャラリースペースという構成。

Shop Data 용산구 녹사평대로 40나길 34/34/34, Noksapyeong‒daero 40na‒gil, Yongsan‒gu 12:00~19:00 月休 Instagram@twl_shop

リウムストア 리움스토어 漢江鎮(ハンガンジン)

ソウルを代表する美術館のひとつ、リウム美術館にあるショップでは、展覧会関連のグッズだけでなく、陶器、ガラス、漆器、金属、木工など、今知るべき韓国人作家の作品をキュレーションしている。
陶芸家のキム・へジョンの白磁やヨン・ホギョンの壺、木工作家キミヌの木製の盆など、韓国工芸界で注目を集める現代作家の作品が。
さまざまな素材の黒い作品だけを集めたコーナー。パク・ホングの木工、イ・チェウォンの陶器、キム・ハヤンの金工など。

イ・チャンウのガラス、キム・ドクホの白磁など、リウム美術館のキュレーターが今紹介したい韓国の現代作家を幅広くセレクト。「人気作家の作品を購入できるショップで、その目利きぶりもよく知られていますが、店限定のグッズやトートバッグ、オリジナルデザインの商品もクオリティが高くて、ギフトにもおすすめです」

Shop Data 용산구 이태원로 55길 60‒16/60‒16, Itaewon‒ro 55‒gil, Yongsan‒gu 10:00~18:00 月休 Instagram@leeumstore

心を揺らし、日々を彩る、独自の視点で選ばれた日用品。

ここ数年で工芸や日用雑貨をキュレーションする店が数多く増えた韓国のクラフトシーン。自身も工芸を軸にした店『WOL』を営むオーナーのチョ・ソンリムさんはこう話す。「家で過ごす時間が長かったコロナ禍を経て、韓国の工芸は質・量ともに大きく発展しました。今はさまざまなスタイルのショップが誕生している面白い時期だと思います」
 
移り変わりの激しいなかでも一過性のブームで終わらず、今後も残ってほしいという視点でおすすめしてくれた一つが、古道具通りで知られる踏十里に誕生したばかりの『hobak folk art gallery』。

「昔ながらの店が多い踏十里に、若い世代が独自の感性で発信する店が増えています。オーナーが海外在住経験者なので視野が広くて、固定観念にとらわれていないのがいい」

他にも、韓国や日本の生活雑貨を幅広く扱い、日常使いできるアイテムが揃う『TWL』、韓国作家を中心に美術館がキュレーションする『リウムストア』も独自の視点がある。

「クラフトは、オンライン上だけでなく、実際に見て、手に取って、肌触りを確かめてほしい。古いものも現行品も価格帯もさまざまですが、国を超えて、どれも変わらない人間の営みの延長にあるもの。感性に触れたものはぜひ暮らしに取り入れてほしいと思います」

出典 andpremium.jp
ガイド チョ・ソンリム『WOL』オーナー

器と料理が好きな母や祖母の影響で工芸に興味を持つ。2019年、クラフトショップ『WOL』をオープン。常時営業している漢南洞(ハンナムドン)と、企画展のときにオープンする三清洞(サムチョンドン)の店舗がある。 용산구 이태원로 54길 74 3F/3F,74,Itaewon‒ro 54‒gil, Yongsan‒gu Instagram@wol.co.kr

photo : Sachie Abiko, Tetsuya Ito (portrait) edit & text : Chizuru Atsuta coordination : Sachiko Kumagai

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