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狭いスペースでもOK! 鉢植えで育てる【クリスマスローズ】。開花株の植えつけ方は?

  • 2026.2.2

狭いスペースでもOK! 鉢植えで育てる【クリスマスローズ】。開花株の植えつけ方は?

「憧れはあるけれど、育て方がわからない」という声も多いクリスマスローズ。でも実際に育ててみると、ポイントだけおさえれば育てやすい多年草ということがわかります。ここでは「若泉ファーム」の若泉克志さんから栽培のコツを教えていただきます。今回は開花株の植えつけプロセス・鉢植え編です。

開花株の植えつけ〈鉢植え編〉

地植えできるスペースがない場合の鉢植えへの植えつけ方は、苗の根をていねいにほぐす作業などは同じです。地植えにくらべて鉢植えは土の量が少ないため、毎年開花後に植えかえるとよいでしょう。

事前の準備 数日間、水やりを控えておく

地植えと同様、植えつける前は数日間、水やりを控える。植えかえ用の鉢は、苗が4~4.5号ポットなら6号鉢に、根があまり育っていない場合は7号鉢に。

POINT

植えつけ(植えかえ)は、開花が終盤になり、土が凍らなくなる3月以降にします。また、3月以降になると日ざしも徐々に強くなり気温が上がる日も出てきます。株に負担をかけないために、作業は日陰で行いましょう。

植えかえ時の土の配合

ブレンドずみの専用土も販売されていますが、私は「赤玉土を6割、腐葉土を2割、鹿沼土を1割、軽石を1割」で自分で配合しています。その際、4.5号鉢の苗までは赤玉土を小粒中心にし、6~7号鉢の苗を植えかえる場合は赤玉土の半分を中粒にしています。土の中の空間が大きくなり(団粒構造)、根も張りやすくなります。

用意した土を湿らせる

円グラフを参考に配合した土をよく混ぜてから、水を少し加えて土を湿らせる。

水を加えたらまんべんなく水が行き渡るようによく混ぜる。

手で土を握り一度固まってからくずれる程度が理想。足りなければ水を加える。

古い葉を切り取る

夏を越した古い葉が残っていたら根元から切る。秋に出た新葉と間違わないように注意。

切り取った古い葉。新葉と違ってゴワゴワしているので区別がつく。

POINT

不要なタネをつけておくと株が弱る原因にもなります。開花から時間がたち、花が色あせてきたら、早めに花首から切り取るようにします。

苗の根をほぐす

植えつける苗をポットから出す。株元を片手で持ち、ポットをさかさまにすると出しやすい。

鉢底や側部に回っている根をピンセットなどでていねいにほぐしていく。

これくらいまでていねいにほぐし、植わっていた土はすべて落とす。

苗を植えつける

用意した鉢に小さく切った発泡スチロール片をひと並べする。鉢内の水はけがよくなり、鉢全体も軽量化できる。

ブレンドして湿らせた土を鉢の1/5程度入れる。

ほぐした根を両手で広げるように持ちながら、鉢に入れ込む。

株の根元にある新芽を確認し、この部分が土の中に埋まるよう株の高さを調整する。

株の高さを片手で保ちながら、土を根の間にていねいに入れ込んでいく。

ある程度土を入れたところで、ピンセットや箸などを土にさして左右に揺らす。

根の間に土が入ると土が下に沈むので、さらに土を足し入れる。

新芽が埋まりつつウオータースペースも確保できるよう土の量を調整する。

植えつけ終了。土が湿っているので植えつけ後の水やりはせず、翌日に与える。この株は交配用のタネをとるため花茎をつけているが、通常は花後か、植えかえ時に根元から切る。

監修、撮影/若泉克志(若泉ファーム)
撮影/柴田和宣(主婦の友社)、今井秀治

※この記事は『園芸ガイド』2026年冬号の記事を、WEB用に再編集したものです。

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