1. トップ
  2. おでかけ
  3. 【丸の内】静嘉堂@丸の内「たたかう仏像」全力でお守りします!静嘉堂の十二神将立像降臨!

【丸の内】静嘉堂@丸の内「たたかう仏像」全力でお守りします!静嘉堂の十二神将立像降臨!

  • 2026.2.1

京都・浄瑠璃寺旧蔵、重要文化財《十二神将立像》が勢ぞろい

静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)で開催中の「たたかう仏像」[2026年1月2日(金)~3月22日(日)]を見て来ました。

「仏さま」というと柔和な表情で優しく衆生を救う仏菩薩の姿が思い浮かびます。 お寺にお参りすると、優しく穏やかな仏さまの脇や周りを固める宝剣や宝棒を手にした甲冑姿の武装した仏像が見られます。

仏法護持(ぶっぽうごじ)のための四天王像(してんのうぞう)、十二神将像(じゅうにしんしょうぞう)、不動明王像(ふどうみょうおうぞう)などです。忿怒(ふんぬ)の表情を見せる仏像は、無明の衆生を惑いや煩悩から守り、仏の教えに導く聖なる怒りを表す「たたかう仏像」です。

本展では、重要文化財《十二神将立像》(浄瑠璃寺旧蔵)を中心に、絵画や彫刻に表された救済の最前線で活動する「たたかう仏像」の姿を見ることが出来ます。あわせて珍しい中国の神将俑も展示される貴重な機会です。

※本展は撮影禁止の展示以外は撮影が可能です。携帯電話・スマートフォン・タブレットのカメラは使用できます。フラッシュ、三脚、自撮り棒、動画撮影・カメラでの撮影はご遠慮ください。撮影に際しては周りのお客様へのご配慮をお願いします。

[caption align="alignnone" width="600"]

出典:リビング東京Web

右、《千手観音二十八部衆像》 一幅 南北朝時代・14世紀、他展示風景 (公財)静嘉堂蔵 前期:1月2日(金)~2月8日(日)[/caption]

信仰者を守り全力で「たたかう仏像」《兜跋毘沙門天立像》

忿怒の表情を見せる「たたかう仏像」の大きく見開いた眼に見つめられると、心を見透かされたような嘘やごまかしは通用しないと身のすくむ思いがします。

「たたかう仏像」の武装した姿は、仏教信者が経典の教えを信じて行ずる際に、欲や惑わしの己心の魔によって退転するのを全力で阻止し、信仰者を守り、最前線で闘ってくれる身近なヒーローのようです。 展示室で十二神将立像や毘沙門天立像を見ていると、力強く守られているような安心感を覚えました。

仁王立ちで睨みをきかせる丸顔の《兜跋毘沙門天立像》

兜跋毘沙門天の起源は、インドのガンダーラ出土の仏伝浮彫に外套姿の仏法護持の神像のような像が見られ、あるいは成立は中央アジアとも言われており、西域を通じて唐時代の中国から平安時代の日本に入唐僧により伝えられたとされています。京都・東寺の《兜跋毘沙門天像(とばつびしゃもんてんりゅうぞう)》(国宝、中国・唐時代)は良く知られていて、平安時代に、写しが作られ、本像にも共通する造形が見られるそうです。

兜跋(とばつ)の由来は、はっきりしていないそうですが、西域の仏教王国だったホータン(于闐国、現新疆ウイグル自治区)を意味する“Tubbat”説が有力だそうです。

展示された仏像は、足下の地天女が支える両手の上に仁王立ちで左手に宝塔、右手に戟を持ち、吊り上がった目が勇ましい感じですが、ほほがぷっくりした丸顔です。 観世音菩薩の化身とも言われ、仏教信者を守り、信仰者には智慧と財宝を授けるとされる強力な仏法護持の仏さまです。

[caption align="alignnone" width="600"]

出典:リビング東京Web

《兜跋毘沙門天立像》 1駆 平安時代・10世紀~11世紀 (公財)静嘉堂蔵 通期展示[/caption]

丸の内で初公開!神将像のルーツ?居並ぶ神将俑

丸の内では初公開となる中国・唐時代の副葬品「神将俑(しんしょうよう)」が17年ぶりにお目見え。

迫力ある面貌の加彩神将俑、鮮やかな三彩神将俑など大型の神将俑群が居並びます。奇怪な姿の加彩鎮墓獣も登場。怖くてちょっとキモい姿が印象に残ります。

神将俑の鎧や姿形は、四天王や十二神将と共通しているとのこと。今回、日本の十二神将像と共に展示されたのは新しい試みだそうです。 神将像のルーツ?に繋がりそうな面白い展示でした。

[caption align="alignnone" width="600"]

出典:リビング東京Web

右手前、《加彩鎮墓獣(人面)》1駆 唐時代・7~8世紀 通期展示、他 「静嘉堂の俑 神将、鎮墓獣、武人、官人」展示風景 (公財)静嘉堂蔵[/caption]

[caption align="alignnone" width="600"]

出典:リビング東京Web

《三彩神将俑》2躯 唐時代・8世紀 (公財)静嘉堂蔵 通期展示 ※踊っているような神将俑です。[/caption]

《十二神将立像》、今年の干支・午神像も、明治生命館1Fには明治安田丸の内カフェ

本展では、静嘉堂の《十二神将立像》(重要文化財、浄瑠璃寺旧蔵)が勢ぞろいします。 十二神将像と十二支は、「東アジアでは強く結びついて信仰」されて来たそうです。日本でも十二神将像は十二支と関連した姿形で身近な仏さまとして親しまれて来ました。

今年の干支でもある重要文化財《十二神将立像 午神像(うまのかみぞう)》は、身体を少しひねったような立ち姿で、地につけた杖を持つ左手に右肘を乗せ、右手をほほに当て首をかしげる姿。 各神将立像には、典拠となる図像が添えられていましたが、午神像だけは図像の典拠がはっきりしないそうです。 “自分のルーツは…?”と考える午神像⁈でしょうか。

静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)の「たたかう仏像」は3月22日(日)まで。 十二神将立像は前期・後期で展示替えがあります。ご自身の干支の神将像が出ているかもしれません。

重要文化財明治生命館の1階フロアには昨年オープンした「明治安田丸の内カフェ」(営業時間] 10:30-18:30、(月)(火)定休)もあります。 是非お出かけください。

[caption align="alignnone" width="600"]

出典:リビング東京Web

「十二神将像と十二支の世界」展示風景 (公財)静嘉堂蔵※会期中展示替えがあります。前期後期前半で5駆を、後期後半で4駆を展示。[/caption]

[caption align="alignnone" width="600"]

出典:リビング東京Web

左側、重要文化財《十二神将立像 午神像》 1駆 鎌倉時代・安貞2年(1228)頃 展示期間:1月2日(金)~3月1(日)、他展示風景 (公財)静嘉堂蔵※会期中展示替えがあります。[/caption]

ミュージアムグッズ

ミュージアムグッズは、A5中仕切クリアファイル 《加彩神将俑》(580円)、榛原コラボ 唐三彩づくし 六角筆筒 クリーム(1‚600円)、紅茶 尾道アールグレイ 今川玉香園茶舗(1‚512円)を購入。

A5中仕切クリアファイル 《加彩神将俑》は、展覧会にちなんだミュージアムグッズ。 紅茶 尾道アールグレイ 今川玉香園茶舗は、飲みやすくホットにして頂くとふくよかな香りがふわっと広がります。

[caption align="alignnone" width="600"]

出典:リビング東京Web

ミュージアムグッズ 静嘉堂@丸の内[/caption]

〇静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内) URL:https://www.seikado.or.jp/ 住所:〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館1F ※美術館入口は、明治安田ヴィレッジ(旧・丸の内MY PLAZA)の1階 TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)

〇たたかう仏像 会期:2026年1月2日(金)~3月22日(日) ※前期:1月2日(金)~2月8日(日)、後期:2月10日(火)~3月22日(日) 休館日:毎週月曜日 ※2月23日(月・祝)は開館、2月1日(日・全館停電日)、2月24日(火)は休館 開館時間:10:00 – 17:00 ※入館は閉館の30分前まで ※毎月第4水曜日は20時まで、3月20日(金・祝)・21日(土)は19時まで開館 ※毎週木曜日はトークフリーデー 10:00~17:00※入館は閉館の30分前まで 会場:静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内 明治生命館1階) 入館料:一般 1,500円、大高生 1,000円 障がい者手帳をお持ちの方(同伴者1名〈無料〉を含む)700円、中学生以下 無料 ※日時指定予約優先。当日券の販売有 ※画像の無断転載、転送は禁止です。

〇ミュージアムショップ 営業時間:静嘉堂文庫美術館開館時間に準ずる

元記事で読む
の記事をもっとみる