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あなたのダイヤモンドは本物? 見分け方をプロがレクチャー

  • 2026.1.31
Denver Post Archives

偽物のダイヤモンドや模造品が世に出回っている今、ダイヤモンドへの投資は大きな賭けに感じられることもある。宝石の真贋を見極めるには、高度な訓練を受けた目と、専門的な環境での検査機器が必要であるゆえ、米国宝石学会(GIA)のような証明書を発行している信頼できる宝石商から購入するのが常に最善だと言えるだろう。

フォグテストや水滴テストなどセルフでできるテストも存在するが(詳細は後述)、ほとんどの専門家はそういった方法に頼ることを推奨していない。結局のところ、ダイヤモンドが本物かどうかを見分けるには、プロに任せるのが安心だ。しかし、知識を持つことに損はない。ここでは、ダイヤモンドにまつわる基本知識から、自宅で本物かどうかテストする際の心得を専門家がアドバイスしてくれた。

ダイヤモンドとは何か?

ダイヤモンドの原子構造はユニークで、炭素のみから構成される。ダイヤモンドが高い人気を誇るのにはいくつかの理由がある。まず、ダイヤモンドは光の分散性が高く(ファイヤーとも呼ばれる)、鮮やかな輝きを放つのが大きな特徴だ。また、鉱物の硬度を示すモース硬度は最高ランクの10とされており、傷がつきにくく、一生身につけるのに十分な耐久性がある。さらに、ダイヤモンドは非常に古いものであることが多い。地表の奥深く、信じられないほどの高圧と高熱の下で形成され、そのほとんどの起源は10億年から35億年前にさかのぼる。ダイヤモンドを所有することは、自然史の一部を所有することだと言えるだろう。

ラボグロウンと天然ダイヤモンド

最初のラボグロウン・ダイヤモンドが誕生したのは20世紀半ば。化学的にも物理的にもダイヤモンドと同じで、高圧高温法(HPHT)、または化学気相成長法(CVD)によって実験室で作られる。地球から産出されたダイヤモンドの方が希少価値が高く、再販価値も高いが、ラボで作られたものも本物のダイヤモンドであることに違いない。

ダイヤモンドの認証

ラボグロウンも天然ダイヤモンドも、4つのC(カット、カラー、クラリティ、カラット)によって鑑定され、どちらも鑑定書を取得することができる。しかし、第三者機関によるダイヤモンドのグレーディングと鑑定は、どれほど重要なのだろうか?

「これらのレポートは鑑定に不可欠なものではありませんが、品質と価値に関連する情報を顧客に提供するために特に重要です」と話すのは、グリニッチ・セント・ジュエラーズの店主で宝石鑑定士のクリスティーナ・ガンディア・ガンベール。「ダイヤモンドのパスポートの役割を果たすものであり、お客様に透明性を与え、思った通りのものを買っているという安心感を与えるものなのです」

長年にわたり、ダイヤモンド鑑定書の目的は進化してきた。「かつて鑑定書はグレード、そしてその価値を設定する手助けをしてくれたため、すべてを決定づけるもののように感じられました」と話すのは、GIAと国際宝石学会を信頼のおける情報源として挙げるジュエラーのスザンナ・キング。「しかし私は最近、石が実験室で作られたものではなく天然であることを確認し、バイヤーにそれが本物であるという確信を与える方法としてとらえています」

キングはこう話す一方で、さらに続ける。「でも正直なところ、カラーやクラリティのグレードが最も重要な要素だとはもう思っていません。本当に重要なのは、ダイヤモンドそのものの個性です。私が今まで見たなかで最も美しいダイヤモンドのいくつかは、必ずしも書類上では最高ランクのものではないのですが、特別な魔法のような魅力があるものです」

ダイヤモンドのシミュラント(類似石)とは

ダイヤモンドのシミュラントとは、モアッサナイトなどの天然素材やキュービックジルコニアなどの人工素材のことで、ダイヤモンドに見た目はよく似ているが、化学的・物理的性質は同じではない類似石を指す。「ダイヤモンドとダイヤモンドの類似石は、素人目には驚くほどよく似ていることがあります」とガンバレは言う。とはいえ、見分けるためのヒントはいくつかある。「ダイヤモンドがどのように光を捉えるかがすべてです」とキング。「本物のダイヤモンドには、鏡のような輝きがある。その輝きは、一度知ったら忘れられません。ほかの石から得られる輝きとは違うのです。ダイヤモンドにはもっとシャープな輝きがある。本物のダイヤモンドかどうかを見極めるとき、私が最初に見るのはたいていこの点です」。一方、シミュラントは、しばしば過度にガラス質であったり、虹のように光るという。「しかし、こうした違いは微妙なもので、だからこそ専門家による検査が重要なのです」とガンバレは強調する。

宝石商による検査

宝石商は、ダイヤモンドが本物かどうかを見極めるために宝石を目視で検査するが、それは最初のステップに過ぎない。ジュエリーデザイナーのエリス・マヘリ・キャメロンは、「検査には、さまざまな技術的プロセスを組み合わせる」と言う。「ルーペや顕微鏡を使って、内包物や成長線を目視で詳しく調べます。これらが手がかかりになるからです。熱伝導率測定器も、石がどのように熱を伝えるかを測定するために使用します。また、ダイヤモンドがさまざまな条件下でどのように反応するかをチェックするために、専用のライトも使います」

キングは、ダイヤモンドが本物かどうかを知るために信頼できる方法はX線だと言う。「携帯型の小さなダイヤモンドテスターは、ときに間違った結果を出すことがあります。ですから、完璧な保証にはなりません。その石が天然なのか、ラボで作られたものなのか、あるいはシミュラント(類似石)なのか、はっきりした答えを得るには、プロフェッショナルな環境で適切な機械を使うのが唯一の方法です」

自宅でできるテスト

ダイヤモンドの真贋判定が家庭で簡単にできるようになれば、第三者機関による鑑定は必要なくなる。しかしキングは、「私なら、わざわざ家庭でテストはしません」と言い切る。「世の中には、この種の検査を騙すために作られたダイヤモンドではない石がたくさんあります。そのため誤解を招く結果が簡単に出てしまうのです」

しかし、どうしても自宅で試してみたいという人のために、簡単な家庭用検査がいくつかある。「家庭でできるテストとしては、石に息を吹きかけて霧状になるかどうかを調べるフォグテストや、水に沈むかどうかを調べるウォータードロップテストがよく知られています」とキャメロン。「これらは大まかな目安にはなりますが、模造品でも合格する石はありますし、本物のダイヤモンドのなかには期待通りの結果を示さないものもあるので、必ずしも頼りにできるものではありません」。ガンバレも、こうした家庭でのテストは実験程度に行うことを勧める。「試すのは楽しいですが、専門家による鑑定の代わりにはなりません」

Text: Nicole Kliest Adaptation: Motoko Fujita

From VOGUE.COM

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