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タンデム走行はわかることがたくさん! 原田さんのリアブレーキ術を編集藤田が体験!

  • 2026.1.31

恐怖心を生む原因はピッチングにあり!?

ビギナーライダーの後ろに乗ると、ギクシャクする瞬間が多く、ヘルメット同士がぶつかったりして、不安に感じることは少なくない。

百戦錬磨の原田さんは、スロットルやフロントブレーキの操作が言うまでもなく抜群に上手いが、それでも二人乗りで重心位置が高くなれば、前後ピッチングは大きくなりやすい。

今回の原田さんとのタンデムでは、最初はフロントブレーキだけ、後半はリアブレーキを積極的に使って、その効果を体験した。すると自分で走るよりもたぶん速いペースで周回しているのに、恐怖感がまるでない。その要因は、車体の挙動が極めて安定しているからだ。これぞプロのリア技である。

原田さんは、「リアブレーキは、他のことを確実に習得してから!」と何度も念押しするが、それはあくまでもサーキットライディングでの話だ。公道でのツーリング、とくに今回のようなタンデム走行では、スムーズな走りに欠かせないテクニックであることを体感できた。

原田さんは、スクールなどでタンデム走行することもあるようなので、機会があればぜひ皆さんも!

(編集・藤田)

【特にS字コーナーの切り返しではリアブレーキの有効性が顕著に】バンクしている状態でフロントブレーキをかけると、車体を起こそうとする力が働く。車体が起きれば旋回力は弱まるので、コーナリング中にフロントブレーキを握ると、アウトに膨らむことになる。しかしコースによっては、ハードブレーキングは不可能とはいえ、バンク中に多少の減速を実施することで、よりスムーズに走れるレイアウトになっていることもある。このようなとき、リアブレーキがとても効果的だ。今回は筑波サーキット・コース1000のS字区間で原田さんに体感させてもらったが、ライパのホームコースである袖ケ浦フォレスト・レースウェイの3〜4コーナーでも使えるテクニックだ!!

リアブレーキは公道でも有用さまざまなシーンで活用できる

ツーリング好きとしても知られる原田さんは、「公道走行のほうがリアブレーキの重要度は上」と話す。

サーキットでは高速域から一気に減速するブレーキングが求められるが、公道では車体を安定させてセーフティに走ることが第一なので、前後両方のタイヤに荷重をかけることが大切だからだ。

特に前後サスペンションのピッチングが大きめのバイクはリア重視が効果的。それ以外の車種でも、公道でリアブレーキの技術を磨くとサーキットで応用しやすい。

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【先の見えないワインディングでは安全な速度調整が可能になる】「ブラインドコーナーの奥が回り込んでいた!」なんてときに、リアブレーキでの速度調整は非常に役に立つ。コーナーの状況にもよるが、多くの場合は手前の緩い区間をパーシャルで曲がっているはず。ここでスロットルを閉じて減速するとギクシャクしやすいが、スロットルを固定したままリアブレーキで速度調整すると、スムーズにクリアできる。もちろん、もっと車速を落としたいときはスロットルを全閉に
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【下りコーナーでは後輪のグリップが高まって安心】下り坂を走行中のバイクには、フロントに多く荷重がかかっている。その状態でフロントブレーキをかけると、さらに前のめりになってしまうので、減速時は先にリアブレーキをかけ、車体姿勢を落ち着かせからフロントブレーキで減速する。原田さんは、「下りは、旋回中でもリアを軽く踏みっぱなしにしておくこともある」とのこと。そのほうが前荷重になりづらく、コーナー出口でスロットルを開けやすくなる
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【Uターン成功の秘訣はリアブレーキにあり!】極低速での微妙な速度調整さえできれば、Uターンはそれほど難しくない。スロットルを微開固定し、半クラッチ状態をキープして車体を前進させつつ、リアブレーキだけで速度を調整すれば、車体の挙動が安定する。この状態は、車速が上がりすぎることも、エンストする可能性も少ない。スロットルやフロントブレーキでの速度調整だとギクシャクするし、クラッチを完全に切ると立ちゴケの原因になりやすい
タンデム走行はわかることがたくさん! 原田さんのリアブレーキ術を編集藤田が体験!
【リアの効き具合を知るために狙った地点で止まる練習を!】リアブレーキのコントロールテクニックを公道で安全に磨ける方法として、赤信号に遭遇したときに停止線など、狙ったポイントにリアブレーキだけを調整してぴったり止まる操縦を紹介しておく。これを繰り返すことで、足での微妙な入力が上達し、リアブレーキをかけることで車体姿勢がどのように変化するかも感じ取れるのだ

【ツーリングシューズは足首が動かしやすいから練習に最適】

一般的にはレーシングブーツよりもツーリングシューズのほうが、足首の動きが柔らかい。さらに靴底もソフトな傾向なので、ブレーキペダルを踏んだときの感覚も掴みやすい。そのため、繊細なリアブレーキ操作を覚えるなら、まずはツーリングシューズを履いて公道で実践してみるのがオススメ。右コーナーでは、ハングオフを想定した踏み方などにもトライしてみたい

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