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受験は『合格発表』でおしまいではない。『全ての手続き』が終わるまで、うっかり!は許されないお話。

  • 2026.1.30

本日は、ちょっとヒヤっとするお話。受験にまつわる、本当にあったお話を注意喚起を含め書きたいと思います。ほんでもって、私の周りで起きているあれこれも織り交ぜてお届けさせてくださいな…先日、昔からの友人とお茶をしていました。彼女は誰もが知る大手企業に勤めており、管理職研修を年に数回のペースで受けている、いわば会社から「それなりに期待されている人材」です。もっとも、本人は至って謙虚で、「年功序列で、たまたま順番が回ってきただけ」「管理職としては端の端っこ」と、自己評価は低空飛行を続けています。そんな彼女がボソッと、

「管理職研修って、正直ちょっと苦手なんだよね。特に、インバスケットが嫌でさ」

と言うではないですか。同じ職場ではないので、彼女の謙遜がどこまで本当なのかは分かりませんが、少なくともインバスケットを心底嫌っていることだけは、痛いほど伝わってきました。ん?インバスケットって何?という方もいらっしゃると思いますので、説明いたします。インバスケットとは、管理職試験や研修で頻出する課題で、限られた時間内に大量の案件を処理する力を見るテストです。たとえば30分という短時間の中で、10件前後の「対応すべき事項」が一気に与えられ、その中には、すでに締め切りを過ぎているもの、今すぐ判断が必要なもの、正直あとでよさそうなものが、容赦なく混在しています。それらを取捨選択し、優先順位を決め、誰にどんな指示を出すのかをメモにまとめる。しかも、時間制限付きで。これが、管理職には必要なスキルだというのですから、理屈としては分かります。分かるのですが、試験という形でやらされると、なぜか思考が止まるのです。

高得点だったらしいのに、なぜか落ちた私の話

かくいう私も、かつて下級管理職試験において、このインバスケットを受けたことがあります。試験後、研修担当者からは「ぽにさんのインバスケットは高得点でしたよ」と言われました。その言葉を聞いた瞬間、私は心の中でガッツポーズを決めたのですが、数日後に届いた結果は、まさかの不合格でした。はい、落ちました。見事に。今になって冷静に振り返ると、あの「高得点だった」という評価は、本当だったのかどうか、若干怪しい気もしています。もしかすると、「インバスケットは良かったんですけどねぇ」という、大人特有のやんわりした表現だったのかもしれませんし、あるいは他の項目が壊滅的だった可能性も否定できません。いずれにせよ、試験というものは「できた気がする」と「結果」が必ずしも一致しない、という現実を、私はこの時しっかりと叩き込まれました。大人になって経験したショッパイ思い出です。そしてこの感覚は、管理職試験に限らず、各種受験や、人生の節目全般において、わりと頻繁に登場するものなのです。さて、季節は巡り、世の中は受験シーズンに突入しています。最近の受験事情を見ていると、

「シンプルになった部分」と「やたらと複雑になった部分」が、見事に同居している

ように感じずにはいられません。願書の提出や申し込みは、インターネットで簡単にできるようになりました。自宅のパソコンやスマートフォンから、ポチポチと操作するだけで完了するのですから、これは間違いなく進化です。昔のように、郵便局で長蛇の列に並ぶ必要もありません。全て手書きで書いたことや、切手を貼っていたことも懐かしい!ただし、問題はその先です。大学受験ひとつとっても、共通テスト利用、評定平均利用、英語のみの試験、三科目型、推薦、総合型選抜など、とにかく方式が多い。そして、どの方式にも受験料がかかります。どれが一番自分に合っているのか、どの方式なら点が取れるのかは、正直なところ、やってみないと分からない部分も多いのです。昔なら、大学生年齢ともなれば「自分で全部やっていたよね?」と思うのですが、今は違います。親のサポートがあるかどうかで、受験の進み方が大きく変わると聞くと、「そりゃそうだよね」と納得せざるを得ません。だって、電子化はされていますが、複雑なんだもん!子供が勉強をしながらあれこれ戦略を練るのも大変です。サポートしてあげるべきかもしれません。とはいえ、

親もまた、常時インバスケット状態で生きている

もっとも、親の側も余裕があるわけではありません。全然ないっつーねん!というお家ばかりではないでしょうか。高校生の子どもがいる家庭は、何かと物入りですし、共働きが当たり前になった今、日々の生活自体がすでに手一杯です。そこに加わる、慣れない調べものや、見慣れない受験システム、そして誤ってポチをしてしまったら取り返しのつかない振り込み作業。緊張します。そして、普通にミスしそうになります。考えてみれば、現代の親は、仕事、家事、育児、学校対応、支払い対応と、常に複数の案件を抱えています。優先順位をつけ、締め切りを意識し、判断を迫られる毎日は、まさにインバスケット状態そのものです。いつ頭がフリーズしても、誰も責められない状況だと思います。そうなのです。本当に、それ。ここで、これから受験期を迎える皆さんに、ぜひお伝えしたいことがあります。それは、「合格したら終わり」ではない、ということです。むしろ、

受かってからこそ、気を抜いてはいけないのです

これは脅しでも、精神論でもありません。実際に私が目の当たりにした、忘れられない出来事から来ています。そう、それは20年以上前のこと…とある友人の結婚式にて。素敵な結婚式の後、二次会会場へ移動。会の最後に新郎の母親による「母からの手紙」が読み上げられました。新郎は大手企業に勤める超エリートで、新婦は美しく聡明な友達。誰がどう見ても、絵に描いたようなお似合いの二人。素敵な2人を囲んだ会は最後まで、にこやかに終わる会でした。ただ、読み上げられた、お母さまからの手紙の内容に、会場は静まり返りました。いや、少なくとも私はビックリして背筋が凍ってしまいました。それは、新郎が難関高校に合格した日の話でした。そのお母さんは、息子の合格発表を一人で見に行くことになったようです。息子本人は、滑り止めの入試か何かと重なったとのこと。ドキドキ1人、校庭で貼りだしを待っていたとのこと。うん。あった!!!無事に息子の番号を見つけ、公衆電話で連絡を済ませ、安堵と喜びでいっぱいになりながら駅へ向かったとのこと。その途中、偶然出会った知人親子に、「もう入学手続きは済ませたの?」と声をかけられます。その学校は、合格発表当日に入学手続きをしなければならない学校だったのです。母はその事実を知らず、血の気が引き、慌てて学校へ引き返しました。結果的に手続きは間に合い、息子は無事に入学し、その後、難関大学へと進学します。今夜、懺悔します。今まで黙ってたけど、あの時は、そんなことがあったの。ごめんね。会場はどよめき、ちょっとしたほっこり笑い話の雰囲気に包まれました。一方で、私は思いました。というか、一人、血の気が引いていました。これは、決して笑い話ではない、と。本当に誰にでもありえる、やってはいけないタイミングでミスってしまうということだと。先に挙げたお話は、本当にあるあるだと思います。なぜなら、受験期は親子ともにずーっと緊張状態にあるから。受験生の親は、合否からくる心労・お金の工面・日々の家事・その他の仕事…本当にいろいろあります。ただ、

手続きが終わるまでが、受験です

合格発表という一大イベントは、子ども以上に、親の心臓に悪いものです。しかも、手続きを実際に行うのは、ほとんどの場合、本人ではなく保護者です。スポンサーは親。責任も親。特に中学受験は、払い込み期限が驚くほどシビアで、一日遅れただけで全てが無効になるケースも珍しくありません。冒頭の『リアル管理職試験、インバスケット』を遂行することが求められます。タイムスケジュールを組み、確認を重ね、優先順位が高いものから片付ける。最後まで気を抜かないことが大切なのです。受験は、合格通知をもらった瞬間に終わるのではありません。すべての手続きが完了して、初めて終わるのです。気を引き締めて、いきましょう。…と、自分にも言い聞かせながら。ええ、私もなんですよ!

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