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17年前「15歳から未だに父とも会っていない」赤裸々に語った“壮絶すぎる過去”“…紆余曲折を経て“快進撃”をみせる実力派女優

  • 2026.2.28

ドラマや映画の中には、演じる役柄さながらに、壮絶な現実を生き抜いてきたスターがいます。今回は、“人生に衝撃を受けた芸能人たち”をテーマに5名をセレクトしました。本記事ではその第2弾として、りょうさんをご紹介します。15歳で両親の離婚と家族の離散を経験…。幾多の逆境を乗り越え実力派女優へと上り詰めた、りょうさんの魅力とは――。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

両親の離婚とモデル界での挫折

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※Google Geminiにて作成(イメージ)

りょうさんが芸能界に足を踏み入れたのは15歳のとき、東京・原宿でのスカウトがきっかけでした。

しかし華やかなスタートの裏で、同じ時期に両親の離婚という大きな試練に直面しました。兄2人、弟1人の4人兄弟の3番目として育ちましたが、離婚を機に家族は離散。りょうさんは高校生にして東京でひとり暮らしを始めることになりました。

2009年に人気ドキュメンタリー番組『ソロモン流』(テレビ東京系)に出演した際には、当時を振り返り次のように率直な思いを明かしています。

両親は私が高一のときに離婚している。兄弟ともバラバラ。15歳から未だに父とも会っていない出典:ドキュメンタリー番組『ソロモン流』(テレビ東京系)

同番組ではもうひとつ、家族を襲った悲しい出来事が明かされています。離れて暮らしていた実兄が余命数か月という宣告を受けたのです。そのとき、兄が自分の出演ドラマを楽しみに見てくれていたことを知ったりょうさんは、女優業と真正面から向き合う覚悟が固まったといいます。

モデルとしてのキャリアも、最初から順風満帆だったわけではありません。

2023年4月22日放送のTBSテレビ系『人生最高レストラン』では、どうしてもファッションショーに立ちたい一心でプロフィールを偽っていた過去を告白しています。当時のモデル業界では身長170cm以上が絶対条件。165cmのりょうさんはブーツの中にインソールを忍ばせ、「168cm」とサバを読んでオーディションに臨んだといいます。

コレクションのオーディションって服を着替えさせられるので、背が低いのがバレて。ウォーキングするんですけど、"あなたに着せる服はないから帰りなさい"って言われて出典:TBSテレビ系『人生最高レストラン』

しかしその後、ケイト・モスに代表される小柄で個性的なモデルが世界的に台頭したことで風向きが変わり、りょうさんのもとにも仕事が舞い込むようになっていきました。

幾多の逆境をくぐり抜けてきたその歩みこそが、女優・りょうさんの芯の強さと、人としての奥行きを物語っているのではないでしょうか。

演技未経験の女優デビューと"運命の出会い”

そうした困難な時期を経て、りょうさんは1996年に大ヒットドラマ『ロングバケーション』で女優デビューを果たします。

とはいえ、華やかな舞台の裏では苦悩も抱えていました。当時は演技経験がまったくなく、不安だったといいます。さらに、デビュー当初はクールな容姿が災いして嫌われ役ばかりが続き、自分の顔に強いコンプレックスを感じていたそうです。

そんなりょうさんの転機となったのが、映画『双生児 -GEMINI-』への出演でした。

コンプレックスだった顔がもういいかって思ったのは塚本晋也監督の映画に出させていただいた時に、まだお芝居できなかったので“なんで呼んでくださったんですか?”って聞いたら“その顔が欲しかった!”って言っていただいたんです。(中略)そこから自分の顔が必要とされる場所があるんだと思って、そこから変わりました、少し。そこが凄く大きかったです
出典:TBSテレビ系『人生最高レストラン』

それまで悩みだった個性を肯定されたことで、意識が大きく変わったりょうさん。
この映画『双生児 -GEMINI-』で第14回高崎映画祭 最優秀主演女優賞を受賞し、変幻自在な表現者として、新たな一歩を踏み出しました。

かつては「クール」というパブリックイメージに葛藤もあったそうですが、ドラマ『王様に捧ぐ薬指』(TBSテレビ系)での陽気な母親役など、実力派女優の1人として活躍の場を広げています。

「2年契約」で始まった結婚と止まらない快進撃

困難な時期を乗り越え、実力派女優としての地位を築いたりょうさんは、2003年にロックバンド「BRAHMAN」のボーカル・TOSHI-LOWさんと結婚。

当初は「2年契約」というユニークな形でスタートした結婚生活ですが、20年以上が経った今も互いを尊重し合う関係が続いています。長男が美大に進学するなど、2児の母として家庭と仕事の両立にも力を注いできました。

ここからは、りょうさんの軌跡をたどる代表作と、近年の幅広い活躍をご紹介します。

ドラマ『ロングバケーション』(1996年)
社会現象となったフジテレビ系の大ヒットドラマ。本作で鮮烈な女優デビューを果たし、一躍注目を集めました。

映画『双生児-GEMINI-』(1999年)
塚本晋也監督作品。自身のコンプレックスを芸術的な才能へと昇華させ、第14回高崎映画祭 最優秀主演女優賞を受賞した記念碑的一作です。

ドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』シリーズ(2008年~)
1stシーズンから出演。冷静沈着で優秀なフライトドクター・三井環奈役を演じ、シリーズを通じて作品を支えました。

また、2025年のドラマ『イグナイト –法の無法者–』(TBSテレビ系)では、ストイックな役作りで叩き上げの刑事を熱演。さらに、ドラマ『愛の、がっこう。』(フジテレビ系)やゲキ×シネ『バサラオ』など、映像・舞台を問わず精力的に活動し、円熟味を増した演技で観客を魅了し続けています。

家族の離散、孤独な10代の一人暮らし、身長のハンデ、演技未経験からの出発――りょうさんの半生は、まさに逆境の連続でした。それでも一つひとつの壁を乗り越え、自らの手でキャリアと家庭を築き上げてきたその姿は、多くの人の心に勇気を届けています。

デビューから30年近く経った今も進化を止めないりょうさんの、さらなる飛躍に注目です!


※記事は執筆時点の情報です