1. トップ
  2. 恋愛
  3. これはつらい…「好きな人が結婚しました」時が解決するまでの時間をどう過ごすかのヒント

これはつらい…「好きな人が結婚しました」時が解決するまでの時間をどう過ごすかのヒント

  • 2026.1.26

はーい皆さん、ごきげんよう!満島てる子です。

2026年がいよいよスタートしましたね!
あたしの連載も、昨年末に100本目という節目を迎えてから、今回が今年の1本目。
月並みなあいさつかもしれませんが、みなさん本年もどうぞよろしくお願いいたします!

「一年の計は元旦にあり」なんて言ったりもしますが、どんなジャンルにせよその年の初めてとなることって、なんだかちょっとだけ特別感が出たりするわよね。

Sitakke
ライター・満島てる子

てなわけで、あたし自身も「どんなお悩みで幕開けにしようかなぁ…?」なんて、あれやこれやと考えたりしていたのですが。

そのあれやこれやがどうでもよくなっちゃう類の、「これ、気になっちゃう」というお悩みが応募フォームに(編集部とも「このお手紙…取り上げたいよね!?」と盛り上がったりしちゃって)。
ご紹介したいと思います。

読者からのお悩み「好きな人が結婚…でも、どこかで期待してしまっている自分がいて…」

Sitakke
Sitakke

あらやーん!なんとまぁ!

「リスクヘッジの観点から、若者を中心に恋愛は避けられる傾向にある」だとか、ロマンティックな感情に対する冷めた語り口が巷に広がっている、この令和の時代に!

なんともやきもきするというか、一種どろっとしたテクスチャーまで感じさせるような、如何ともしがたいくすぶった熱情と、こうして文章越しに出会うことができるだなんて!
(いや、面白がっているわけではないのよ。今やこの手の感情に遭遇するという体験自体が、本当に貴重なんだもの)。

「しろ」さん、お手紙送ってくださり、どうもありがとうございます!

いやぁ、なかなか衝撃的な書き出しです。

「好きな人が結婚しました」

…投稿欄にこの一文を記した際の相談者さん、きっと身を切るような気持ちだったんじゃないかな。辛い現実すぎるでしょ…。

いや、そもそもこれまでの日々、すごく苦しかったはずよね。

きらめく向こうの薬指。
避けられない仕事の関係。
ダメだとわかっているのにそれでも惹かれてしまう、ステキなその笑顔。

想像しただけでしんどい……しんどいよ……。

あたし自身も今も浮き沈みしていることが

Sitakke
悶々と考える夜も、思いっきり叫ぶ夜も、ある

どうなのかしら。お相手の結婚発覚から半年が経った今、「しろ」さんはご自分の心の内を、どれぐらい整理できているのかしら。
割といまだに大混乱かもしれないわよね。

結婚とまでは、今はいかないのですが。

過ぎ去りし2025年、かつての最愛の男性から「彼女できました」と直接告げられるというショックな経験をしたことを、あたしはこのコラム連載の中で何度か綴り、吐き出させてもらいました。

書くたびに、書くことで自分の心を整え、片づけつつも。
あたし自身実はまだまだ感情の波の中で、現在も浮き沈みを繰り返しているような気がしています。

なので、「しろ」さんの目下置かれている状況だったり、抱きがちな感情だったりっていうのは、きっとあたしにも共通するところもあるんじゃないかなって、勝手にそう思ってるの。

例えば、そうなのよね。
「いつか、もしかして…?」って気持ち、捨てられないわよね。

「情けない希望」というパワーワードが個人的にもブッ刺さるわけですが。笑

実にみじめであわれなことに、好きという衝動ってやつは「ひょんなきっかけで、なんかミラクルが起きて、まさかの大逆転!2人は幸せに暮らしましたとさ!って、そんな好都合な結末に辿り着けるかもしれない」なんて一縷の望みを、おぼろげなリアリティとともに人に抱かせてしまう。
夢を見させてしまうのです。

あたしの場合も例に漏れず、もう相手のことはとっくにあきらめたはずなのに、時々向こうから連絡が来たりすると、「また昔のように」なんて感情が首をもたげてくるのよね。

どうしても、一緒になることへの期待が消えてくれないというか。

おそらく「しろ」さんも、そんな切ない気持ちを悶々と抱え続けているんじゃないかしら。

ちなみに、お手紙の中にあるように、こうしたパターンのお悩みに対して最も与えられがちな他者からのコメントは "Time heels everything"。
『時が全てを解決してくれる』というやつでしょう。

悔しいけれど、これは本当にそう。

どうしようもない願いも、不本意にかかえてしまった傷も、時間が経てばどんな痛みだって、人は過去のものとして忘れることができる。

きっとあたしの悩みも「しろ」さんのモヤモヤも、いつか遠くない将来、昔のこととして笑い話にできるのかもしれません。

その日が早く来てくれたらなぁとも、現段階では自分も思っていたりするのよね。

とはいえ時間による解決は、その性質上どうしても、すぐに訪れるものじゃない。

だからこそ、きっと「しろ」さんも今とても苦しいだろうし、あたし自身も定期的に心がダークネスになっちゃうんだよなぁと、目下恋の残滓に振り回されている最中の人間としては、そう思わざるをえなかったりするのでした。

あたしなりのAnswer

Sitakke

さて、「しろ」さん。
「時」という遅効性のお薬のききめを待つしかないだなんていうのは、あまりにも残酷すぎる話よね。
あたしたちの煩悶を根治するには、もしかしたらそれしか方法がないのかもしれない。

でも、対処療法的かもしれないけれど、その最終的な解決を待つまでにできること・取り組めることは、種々あるんじゃないかって個人的には考えているの。

ここからはそんな視点をもとに、あたしなりの言葉を綴らせてもらおうと思います。

それでね、「しろ」さん。

あたし、あなたとってもえらいし、賢いと思うの。

だって、「不倫関係を望んだりしていません」とはっきり明言しているだけでなく、自分の密かな想いを「行動に移すわけにはいかない」ものなんだと、冷静に分析できている。

自分の気持ちや願いだけでは他人はなんともならない/できないこと、自分を中心に世界が回ってくれるわけではなく、時には何かを諦めたり手放したりしなければならないということを、現段階でしっかりと認識できているわけです。

そんな知恵あるあなたにはぜひ、その頭をフル活用していただきたい。

具体的に言えば、恋の痛みを忘れるぐらい、新しい学びや趣味といったものを見つけてそこに注力してみてはどうかなって、あたし思うのよ。

人は自分の存在を保ち、生を前へと進めていくために、おのれの拠り所を求めがちです。

恋というか、恋のお相手というのは、その有力な候補のひとつ。
だからこそ、ステキな方と巡り合ったときにあたしたちは、その人と結局うまくいかないとわかった後でも、ロマンティックなご縁が少しでも残っているんじゃないかって、どっかっこっかであがこうとしてしまうものでしょう(もちろんあたしも、例に漏れずなのよね。苦笑)。

だけれど、そんなあがきを無為に続けてしまう前に。

そこにかけるエネルギーを少しでも他に逸らし、違う方面に生かしてみる。

生かすことで、新しい拠り所を見つけて育て、自分自身の心をカルティベイト(耕す)してみる。
それが今、あたしと「しろ」さんにとって、1番手軽にできることなんじゃないでしょうか。

時を待つだけでなく、経過を生きていく

Sitakke

やることは単純です。

自分なりに自分のペースで打ち込むことのできる、これまであまり馴染みのなかった心惹かれるコンテンツに、自分から手を伸ばしてみるだけ。

読書でもいいし、料理でもいい。
ジムや社会人サークルなど、新しい誰かとの出会いにつながるものでもいいでしょう。

今までなんとなく「やりたいな」と思っていながらなかなか手を伸ばせなかった物事、「しろ」さんにも心当たり、きっとあるんじゃないかしら。

(あたしといえば最近、DJのお勉強をはじめました。とっても楽しいし、クラブイベントにも関わる人間としては学びがいっぱい。いろんな方々との交流も増え始めているの)

そうした新鮮な風を自分の内に呼び込むことで、恋の切なさがこころに占めている面積を、徐々にでいいから減らしていくこと。

それが、時間の癒しを待つあたしたちにできる、現時点での最善の策なんじゃないかなぁ。

ただ時の経過を待つのではなく、その経過をしっかり生きることで、おのれの未来を豊かにできる…
これはおそらく、理不尽な傷つき方をした者にもっぱら与えられる、一皮剥けるためのすばらしいギフトなのかもしれません。

仕事関係で顔を突き合わせざるをえないとなると、しばらくは切なさの面積、小さくないままになってしまうかもしれないけれど。

「しろ」さん、どうかある意味『あきらめず』に、そしてある意味『あきらめながら』、自分自身を耕すことに注力し続けてみてください。

いつか必ず、自ら為した耕作の実りを手にしつつも、ロマンスの呪縛から精神的にしっかりと解き放たれる日が来るはずだから。

「しろ」さんと同様の鎖に、いまだにがんじがらめになっているところもある、恋の犠牲者仲間として。
あなたとあたしのこれからが少しでも明るく美しいものであるよう、真剣に、そして心からそう願ってやまないと、最後にお伝えしておきます。

ま・と・め♡

というわけで今回は、進みようのない恋とその乗り越え方について書いてみました!

実は年始からいろいろ考えるきっかけがあったんだけれど。
あたしロマンスって、今まで上手くいった経験、マジで無きに等しいのよね。
全部ど非モテサイドからの、ハートブレイク型ラブコメに転じちゃうというか。

でもそんなひとつひとつの経験が、一種自分のあれこれを積み上げてくれたような気もするし。
傷心を乗り越えるためにトライしてきた諸々が、今味わうことのできる愉しさを作り上げてくれてるのかなぁとも、改めて思ったりして。

2026年も相変わらず、心砕かれることもあるだろうけれど(笑)、それを糧にいろんなことに挑戦していこうかなと思います!

ではではまた次回。Sitakkeね〜!

***

読者の皆さんからのお悩み募集中!

★お悩み大募集中★
日常のモヤモヤからガチ相談まで…随時、応募フォームで受け付けています!みなさんからの投稿、お待ちしています!

***
文:満島てる子
イラスト制作:VES
編集:Sitakke編集部あい
***

満島てる子:オープンリーゲイの女装子。北海道大学文学研究科修了後、「7丁目のパウダールーム」の店長に。 2021年7月よりWEBマガジン「Sitakke」にて読者参加型のお悩み相談コラム【てる子のお悩み相談ルーム】を連載中。お悩みは随時募集しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる