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2026年シューズトレンドは“軽やかさ”がキーワード。シルエットと素材感でつくる“ヌーディーな足元”とは?

  • 2026.1.26
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「足元は装いの意図を決定づける、重要なエレメント」というのは、パーソナルイメージディレクターの植原ほのさん。連載【自分らしく輝くための着こなしレッスン】では、日々の着こなしをブラッシュアップするためのテクニックを学んでいきます。

今回は“足元のトレンド”をテーマに、レディなスタイルへ導く、スキン感をまとったヌーディーなシューズに注目。シルエットとマテリアルの視点から、その魅力を紐解きます。

時代の変化を象徴する足元のムードチェンジ

数年前にはリラックス感のあるムードがトレンドを牽引し、足元にボリュームをもたらすダッドシューズのようなスニーカーが注目されていました。世界的なパンデミックを経て装いにも街へ向かうムードが漂い始め、コレクションにもピンヒールが少しずつ登場するようになっていますが、主役として存在感を放つムードは、しばらく静かなまま続いています。

そんな足元トレンドの移行が感じられる中で、“次の一手”として台頭しているのが、新鮮かつラフ感もあるようなスタイルを完成させるシューズです。

軽やかさを纏う、肌感をにじませるヌーディーシューズ

今足元に取り入れたいのが、軽やかな印象をまとえるヌーディーなシューズです。肌を大胆に露出するのではなく、センシュアルさを軽やかににじませるような脚の見せ方へと、ムードにも変化が訪れています。足の甲をすっきりと見せる浅めのカッティングや、PVC素材の透け感といった、抜け感と空気感を含んだディテールが特徴。肌をにじませるようなニュアンスが、装いにエレガンスを添えてくれます。

今回は、植原式“ファッション哲学(オクタゴン)”の「Silhouette」と「Material」から、デイリーな装いに合わせやすい特徴的なカッティングのシューズと、レディなスタイルに寄り添う透け感のあるシューズに注目していきましょう。

【Silhouette】余白でつくる、ヌーディーなシルエット

まずは、“肌見せ”によるヌーディーな足元です。肌がのぞく面積が広いオープンなデザインが増え、シューズの形やカッティングによって生まれる余白が、ヌード感と抜け感を演出します。足を覆うのではなく、輪郭をなぞるように寄り添う感覚で、シューズ自体の存在感を抑えながら肌になじむのが特徴。デイリーなファッションに忍ばせ、足先の際まで肌が見えることで、脚のラインをいっそう美しく引き立てます。

(C)CHANEL

ヌーディーカラーを足元に取り入れ、トータルの印象を整えているのがCHANEL(シャネル)です。ブラックのセットアップにヌーディーカラーのシューズを合わせ、装いの重心を軽く整えるスタイリングに。抜け感を効かせながら、レディなムードへと導いています。

(C)VALENTINO

VALENTINO(ヴァレンティノ)は、大胆なカッティングのヌーディーカラーのシューズをスタイリング。シアー素材のトップスと呼応するように、素肌のニュアンスを足元まで繋げています。

(c)dior

甲を大胆に見せるデザインで、足元に軽やかな肌感をもたらしているのがDIOR(ディオール)です。ブラウンのバッグとシューズのカラーをリンクさせ、装いに統一感をプラス。足のラインをすっきりと際立たせています。

(C)SAINT LAURENT

シャイニーなドレスを足元で落ち着いた印象に仕上げたSAINT LAURENT(サンローラン)。足の輪郭を縁取るように見せることで、足先まで洗練された印象へと導いています。

(C)Prada

PRADA(プラダ)は、ベルトでサイドカットを描くようなシューズをセレクト。肌がのぞく部分がスタイリングの配色とリンクし、カラーブロッキングのようなリズムを足元に生み出しています。

(C)FENDI

ホワイトの縁取りがアクセントになったFENDI(フェンディ)のシューズは、オープントゥのデザインが涼しげな印象です。ドレスに使われているカラーを足元にも取り入れることで、スタイリング全体に統一感をもたらしています。

(C)BALENCIAGA

深いVラインが足元のラインをすっきりと見せ、スタイリングに肌のニュアンスを残します。BALENCIAGA(バレンシアガ)は、全身ホワイトのコーディネートにVカットのシューズを合わせ、素肌の気配をさりげないアクセントとして効かせています。

(C)Ferragamo

FERRAGAMO(フェラガモ)は、スエードやエナメルといった質感のあるアイテムを用いた装いに、Vカットの肌がのぞく足元を添えることで、全体の重厚感をほどいています。

【Material】スキンのように纏う、スケルトン素材

ヌーディーな足元のもうひとつのアプローチが、見せるための透明感ではなく、「どう見えるか」を再定義した“スケルトン素材の透け感”でスキンのような質感をつくるシューズ。靴をアクセントとしてシャープに効かせるのではなく、肌とシューズの境界線を曖昧にすることで、華やかなレディなスタイルの足元に詩的でセンシュアルな印象をもたらします。

(C)LOEWE

オレンジのドレスにスケルトンシューズを合わせたLOEWE(ロエベ)は、ビーチを思わせるムードをドレッシーに昇華しています。

(C)BOTTEGA VENETA

BOTTEGA VENETA(ボッテガ・ヴェネタ)は、フレーム感のあるトップスとリサイクル素材を使用したフリンジを全体にあしらったスカートがつくるボリュームシルエットを、スケルトンヒールで軽快に整えています。

(C)Chloé

カラーを効かせたスケルトンシューズを合わせた、CHLOÉ(クロエ)。深みのあるカラーを重ねながらも、透けの表情が肌のニュアンスを残し、装い全体を柔らかく引き締めています。

(C)TOM FORD

繊細なレースとカッティングが美しいドレスに、艶やかな素材のグリーンのシューズを合わせたTOM FORD(トム フォード)。カラーを差し込むことで、素材感と色味がアクセントとして効いています。

透け感のある足元は、新しいシーズンの訪れをさりげなく告げてくれます。シューズは、装い全体の印象を左右する重要な存在。軽やかな一足を取り入れて、スタイルに洗練と空気感を添えてみてはいかがでしょうか。

スタイルを決定づける8つの要素 「Fashion Octagon」 とは?

まず、植原さんが提案する“ファッション哲学”では、オシャレを完成させるために必要な要素は8つに分類。それが「Fashion Octagon(ファッション オクタゴン)」という方程式です。

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  1. Silhouette(シルエット):全体のシェイプバランス
  2. Color(カラー):カラーチョイスのテクニック
  3. Layer(レイヤー):重ね着や重ね付けなどのテクニック
  4. Fabric(ファブリック):生地選びや生地合わせの効果
  5. Attitude(アティテュード):その人自身が放つムード
  6. Accessory(アクセサリー):靴やバッグ、ジュエリーなど小物使い
  7. Contrast(コントラスト):メリハリをつけるテクニック
  8. Exposure(エクスポージャー):肌見せなど露出加減の効果

TEXT:NANA SUZUKI

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