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「50本食べる」ほど止まらない焼き鳥…札幌の「元祖」で愛され続けるていねいな仕事

  • 2026.1.25

HBC テレビで、毎週月~金曜ごご4:50~7:00に放送中の情報ワイド番組「今日ドキッ!」。
北海道のさまざまな話題をご紹介している「今日ドキッ!」から、選りすぐりの情報をお届けします。

新しいお店が次から次へとオープンする一方、長く続いているお店があります。
北海道で50年以上続くお店にスポットをあて、愛されている理由を探るコーナー「ザ・ロングセラー愛されるにはワケがある」。
今回は、長年 常連客が通い詰める焼き鳥店に注目しました。

創業79年目 常連客に愛される「ガツ」

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飲み会といえば欠かせないのが…焼き鳥!

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客:「安くてうまい!これが鉄板ですね!」

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番組スタッフ:「お味は?」客:「いいよ。いいから食べにくる」

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札幌中央区にある「福鳥本店」。
創業から79年目の老舗です。

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ジューシーな鳥串に食感がコリコリしたハツ。

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そして創業時から使っている秘伝タレをたっぷりつけた豚串!

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3代目 馬渡 賢一さん:「とんこつベースでしょう油味の甘ダレです」

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2代目妻 馬渡 ノリ子さん:「父と母が一生懸命作って、何回も何回も試行錯誤したって言っていた」

その中でも、一番のロングセラーは…?

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福鳥の自慢のひと品「ガツ」です。
程よい塩味…そして柔らかい食感!
玉ねぎとの相性も抜群です!
正直、見た目は地味ですが、一体なぜ『ロングセラー』なのでしょうか?

「ガツ」がロングセラーになったワケ…

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客:「大体決まっています!ガツとハツ」

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客:「ここの売りだからね!昔と変わらない味」

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戦後間もない1946年。
初代の馬渡 利雄さんがすすきのに創業した「やき鳥 福鳥」。
当時、札幌には焼き鳥店がまだなかったそうで福鳥が札幌の焼き鳥店の“元祖”といわれています。

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2代目妻 馬渡 ノリ子さん:「すごく賑わっていましたよ。“下地をつける”焼き鳥を食べてから、すすきのに飲みに行くという感じで、本当に流れがすごかったです」

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2代目の妻・ノリ子さん。
50年ほど前から「福鳥」を支え続けてきました。
今は、店には立たず仕込みだけを手伝っています。

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ノリ子さんの義理の父で先代の馬渡 利雄さんのことをこう語ります。

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2代目妻 馬渡 ノリ子さん:「一本木で本当に真面目で、われわれに優しい父親でしたね」

創業して間もないころ、ガツは仕込みに時間がかかることから敬遠されがちでした。
ガツは「豚の胃袋」のことで、しっかりと下処理をしなければ臭みがでるのです。

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2代目妻 馬渡 ノリ子さん:「結構、時間がかかるし手間がかかる。脂をとったり。そういうもので、みんな引いていた」

先代・利雄さんがガツと向き合うきっかけは、お肉の問屋さんから「 ガツを、どうにか商品にできないだろうか 」という相談でした。
その一言から、利雄さんは可能性を探り始めます。

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試行錯誤を重ね、やがて生まれたのがいまに受け継がれる「福鳥のガツ」です。

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3代目 馬渡 賢一さん:「うちのガツは柔らかくて、他とは違う食感ですね」

時間をかけて丁寧に作り上げる「ガツ」

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午前9時、焼き鳥の仕込みが始まります。
入荷したばかりの鮮度のいい肉を捌いていきます。

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2代目妻 馬渡 ノリ子さん:「その日に仕込むのがモットー。生肉で仕込むのが。昔から、創業当時からそういう風に営業しています」

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ガツの下処理は、丁寧に水洗いをして、ぬめりや脂分を取り除くところから。

3代目 馬渡 賢一さん:「ぬめりと脂をとって食べやすくする。臭みがなくなる」

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ぬめりを取ったあとは、余分な脂分を切り落とし沸騰したお湯で、1時間ほどじっくりと湯煎します。
煮込み終わると湯切りをしてさらに塩で揉み込み、最終的なぬめり取りをします。

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こうした手間を惜しまずに下処理することで、臭みのない、柔らかな食感のガツが生まれるのです。
あっさりとして食べやすく、ヘルシーな焼き鳥です。

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2代目妻 馬渡 ノリ子さん:「意外とパッと広がりましたね。必ず食べるっていう。大好きな人だと50本くらい食べるんですよ」

3代にわたって受け継がれる「福鳥のガツ」

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「福鳥のガツ」は、初代・利雄さんから2代目・利明さんに継承。
変わらぬ味を守り続けてきました。しかし…

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2代目妻 馬渡 ノリ子さん:「食道の病気になって闘っていたんですけど…その前から賢一がお手伝いするようになって『目で見て覚えろ』という感じで修行していました」

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3代目 馬渡 賢一さん:「そんなに怒ることはなかったけど、間違っているところは勝手に手をだされて直されたり。そうやって覚えさせられました」

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2代目である、父の背中を見て修行を重ねてきた賢一さん。
父が亡くなる、2年ほど前に店を継ぎ、3代目としての歩みを始めました。

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常連客:「50年くらい前から来ている。サラリーマン時代に“1000円握って”みたいなところがあった。懐かしいというか…今は息子さんが立派にやっていますけどね」

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常連客 松田彰さん:「お酒お代わりもらえる?久しぶりだね」

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福鳥に、50年以上通い続ける松田 彰さん。
2代目の利明さんとは無二の親友でした。

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常連客 松田 彰さん:「すすきのに出たら必ずここがスタートだったんですよ。ある意味、青春の一部ですよね。私はここの焼き鳥で育ちましたから、他の店も色々ありますけど、どうしても福鳥の味が懐かしいですよね。2代目が亡くなってからは話し相手がいなくなったし、僕らのこの歳になると仲間がどんどん減ってしまっている」

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常連客 松田 彰さん:「がんばってね」

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2代目妻 馬渡 ノリ子さん:「守ってくれる。福鳥を愛してくれている。そして、おいしいものをいっぱい食べてくれるっていうことが喜びです」

ノリ子さんが15年ぶりにお店に…

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取材カメラが入ったこの日、約15年ぶりにノリ子さんが店に立ちました。
久しぶりの常連客との再会です。

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常連客:「よく知っています。娘のころから知っています。昔はキレイだったよ!今もキレイだけど。息子さんが一生懸命頑張ってくれてるからね。元気でいてくれると思う」

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常連客:「ありがとう!一番のクリスマスプレゼントだ」

愛されるワケは…

祖父の代から続く、焼き鳥。
そして「ガツ」が愛されるわけは?

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3代目 馬渡 賢一さん:「他のガツとは違って柔らかくて、他の店では食べられなくて『ここじゃないとガツは食べられない』というお客さんもいっぱいいるので、そういう人たちのおかげで続いているのかなと思います」

【やき鳥 福鳥 本店】

住所:北海道札幌市中央区南3条西2丁目
電話:011-231-6517
営業:午後4時~午後10時30分
定休日:日曜

※掲載の内容は番組放送時(2025年12月18日)の情報に基づきます。

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